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名古屋の設計者は岩田さんを尊敬する

僕は人を尊敬することって少ないのですが、唯一尊敬しているのが任天堂の社長だった岩田悟さんです。
ちなみに、名古屋の会社の中で尊敬する人はいません( ̄▽ ̄)。

実は一回だけ岩田さんの話を生で聞いたことがあります

といっても、任天堂のゲーム発表会とかじゃないですよ。

あれは2006年だったかな、就職活動の中で、生物化学を研究していた僕は何故か任天堂に入社したくて、エントリーしていたんですよ。余談ですが、当時(今でもか)任天堂の採用として、生物系はありませんでした(何故だっ!?)。あの時はなんでもっと大学の学部真剣に選ばなかったのか後悔しましたね。

とはいえ、どうしても任天堂に入りたかった僕はとりあえず営業で応募したんですよ。あれは冬の京都だったかな、任天堂本社で説明会をしてくれるっていうので、ウキウキしながら行きました。

任天堂の社屋は真っ白な単純な立方体で、余計な装飾とかは一切ありませんでした。真っ白で綺麗に社屋をバックに、同じ色のリクルートスーツで大量に押しかけた大学生とのコントラストが、なんか思い出に残っています。

岩田社長が採用者向けのプレゼンをしてくれました

普通の企業も名古屋の企業も、採用者というか、大学生向けの会社説明って、中堅社員とかなんなら入社3年目の社員がやるじゃないですか。大学生に近いみたいな理由で。でも任天堂は違うんです、社長が出てきました。

当時動画が撮れなかったのが悔やまれますが、最初の挨拶の後、マリオのスペシャル動画を見せてくれて、大学生のハートをがっちりつかんだ上での会社説明でした。正直、言葉には言い表せませんが、本当にできる人ってこういう人なんだな、と思って感動しました。

いけている企業は社長クラスがプレゼンする

思い返せば、アップルのiphoneのプレゼンをするスティーブジョブスも素晴らしかったですね。話の組み立て方が上手いんんですよ。

考えてみれば、岩田さんもジョブズさんもプレゼンが上手いのは当たり前で、そこの技術を磨き上げて努力した結果、社長になっていますもんね。会社で一番プレゼンが上手い人が新製品の発表会をする。そしてそれが一番上手いのが社長だから、社長がプレゼンする。

ここまでだけでもすごいのですが、岩田さんは大学生相手でも自分でプレゼンをする。将来の見込み客かもしれませんが、そこらの大学生相手でも分け隔てなく自分でプレゼンするところに、岩田さんの美学を僕は感じました。

名古屋の企業はどうなのさ?

(トヨタ等を除く)名古屋の企業は社長はプレゼンしません。株主相手ぐらいはするかな?じゃあ、現場レベルだと、マネージャークラスがプレゼンするの?もちろんしません。新入社員より少し上の社員に社内でのプレゼンさせて、身内も叩く、そして他部署の人も彼を叩く。そして大量の宿題を発生させて、次のMTGまでにできていなくてさらに叩く。プレゼンする側は叩かれないために、本当にやらなきゃいけない業務を後回しにして、ケルヒャーおじさんに叩かれないために、非生産的な仕事をする・・。

そんな環境で生きてきた社員が、偉くなったあと自分でプレゼンするわけありませんよね。したら叩かれるっていうマインドセットができあがってますもん。転職しようかな・・(任天堂さん、オファーまってますよ!笑)

その他任天堂説明会での思い出

世界の任天堂だけあって、外国の方も説明会にきていました。日本人がリクルートスーツで固める中、唯一普通の格好できていて、長身で目立っていました。多分、任天堂さんは、多分むしろ彼のような自由な人をとるんでしょうね。

社長プレゼンの後、実際の社員に話を聞くイベントがありました。営業の方と話させていただきましたが、好きなゲームはって質問に、PS2と隠さず答えていたのも任天堂らしいと思いました(笑)

ちなみに、僕がどこまでエントリー進んだかというと、結局1次面接に風邪でいけなかったという、悲しい結果に終わりました。だがしかし、今でも諦めていませんぞ( ̄ー ̄)!

まとめます

僕は岩田さんのような人になりたいです。日本人で岩田さんばりの人徳者で社長やっている人って多くないんじゃないですかね。最近はかわっているかもしれませんが。もし岩田さんのすごさに興味を持たれたのであれば、下記書籍がおすすめです。
それでは、名古屋の設計者は上記本を片手に今日も頑張ります!
読んでくれてありがとうございました!


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