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まちの本屋からのお知らせ〜推し本キャンペーンと5月新刊情報

5月の推し本キャンペーン 森本俊司著『ちいさなぬくもり 66のお話』

まちの本屋さんの店主である“ぼく”が、みんなに推したい本を一冊選び、その魅力を熱く、深く、面白く伝えます。作家さんの対談や、オリジナルの特典など、とにかく「推し本」を推しまくります。
一冊の本を深く読み込むことで、本の楽しさを再発見するきっかけになれば、ぼくはとってもうれしいです。

こんにちは。SANJOPUBLISHINGです。大型連休から始まり、4月から続いたそわそわした気持ちを落ち着かせたい5月。そんな中で、ポケットにそっと忍ばせてほしい、たまらなく愛しく感じられる一冊を推し本として選びました。

第5弾となるおすすめの1冊を強く、そして熱っぽく推す「みんなに届け!ぼくの推し本」キャンペーンは、ブルーシープ社刊行・森本俊司著『ちいさなぬくもり 66のお話』です。

「みんなに届け!ぼくの推し本」キャンペーンのスタートとして、出版社のBlueSheep様からお預かりした<フェルメール×ミッフィーのメッセージカード>を展開しています。キャンペーンに合わせて、今回も企画を進めていますので、ぜひ自分自身のために“ぬくもり”を忍ばせるきっかけにしてみましょう。

本屋さん巡り #本屋コラボ

SANJO PUBLISHINGでは、2023年5月3日11時から『 #本屋コラボ 』 としてイベントを開催しました。今回、新刊移動書店のハリ書房をお招きし、当店の駐車場を活用した出店してくれました。

当日は他にも、本屋さんや本好きの出店者や、ハッシュタグ「 #本屋さんのコラボ 」で一緒に盛り上げてくださいました。

本屋と町おこしと3年目に向けて

本屋担当を務めて早2年以上が経過しました。これまで三条市に訪れたこともなければ、前職は新卒で青年海外協力隊としてエチオピアに派遣されていた私にとって、日本で、しかも見知らぬ土地で働くことは、日々新鮮なことだらけでした。そんな私のこれまでを振り返りながら、「本×町おこし」について少し感じたことをお話しできたらと思います。

5月の新刊仕入れのテーマは“ぬくもり”

SANJO PUBLISHINGでは、推し本とともにき季節柄やものづくりしたくなるような本を選書し、店頭に並べています5月に合わせて仕入れた本を一部ご紹介します。
※完売した本もございますのでご注意ください。

5月1週目

よるくまシュッカとあんしんのはな

読んであげるだけで子どもは愛情と安心を感じ、深くリラックスした眠りに誘われます。お話の中に(.......)と書かれているところがあります。この部分には、お子さんの名前を入れて読んでください。

本作では、お子さんはシュッカから一粒の種をもらい、一緒に育てます。この種は、子どもたちのお話を聞いて美しい花へと成長します。この花は子どもたちの自尊心を表しています。悲しい時、つらい時にこの花を思い出すことで、お子さんは安心し、自信が持てるのです。

よるくまシュッカとあんしんのはな あらすじ

日本タイポグラフィ年鑑2023

日本タイポグラフィ協会14名の審査委員によって選び抜かれた作品を400点以上掲載。作品は広く海外からも受け付け、会員から選ばれた審査委員と前年度のグランプリ受賞者による厳正な審査により、全出品作品の中から「グランプリ」1点、部門ごとの「ベストワーク賞」や審査委員が個人の視点で評価の高い作品または作家に送られる「審査委員賞」が授与されます。VI、ロゴタイプ・シンボルマーク、グラフィック、ブック・エディトリアル、研究・実験、学生など11のカテゴリーで、タイポグラフィの最新トレンドが俯瞰できます。グランプリ受賞者のインタビュー、部門別ベストワーク作品の制作過程も一部掲載しています。第22回佐藤敬之輔賞・個人部門を受賞した祖父江 慎氏の受賞のことばや作品も掲載。

日本タイポグラフィ年鑑2023  あらすじ

濃厚な虹を跨ぐ

これは詩集ではない、刺繍です。あなたの心に
チクッと刺さる言葉たちが花柄をかたどったり、
大きなタブローで世界を見せてくれる。
音をあやつる人の陰謀に巻きこまれたくなって
困ります。――小池一子

大岡信賞を受賞した第一詩集『至高の妄想』から3年、前人未到の道をゆく音楽家・巻上公一の詩72篇を収録。
ひとたび本を開けば心身が解き放たれる、愉快と危機に満ちた、ことばの玉手箱。

詩というものは心に羽を授けてくれる。
その飛翔は思想を越えてどこまでも上昇する楽しさがある。

濃厚な虹を跨ぐ / あらすじ

山の上のパン屋に人が集まるわけ

長野県、東御市にある御牧原台地。
私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。
「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。
一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。
移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。
3億円の売上がある企業へ成長しました。

山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。
でも本当は、全然そんなことないのです。
パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。

幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。
「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。
自分に問うた結果、「ない」と思いました。
だから、この本では「心」を記そうと思います。
できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。
内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。
そう思って、この本を書き記します。

山の上のパン屋に人が集まるわけ あらすじ

IN/SECTS vol.16「本をつくる」

IN/SECTS 16号は、私たちが日々行っている「本をつくる」を特集します。と言ってもHOW TOではなく、今、私たちの目に映る快活に小さく本をつくる出版社やチーム、そして個人の皆さんに多数、登場いただいています。 業界全体の売り上げは下がっているにも関わらず、IN/SECTS周辺から聞こえてくる元気な声。そんなブックメイカーたちに着目し、今号では、「本をつくる」行為そのものから、売り場、コミュニティ、販路や、なぜつくるのか? についても、さまざまな人たちと話し、考えを交換してみました。 小さくつくれば上手くいく、というほど簡単なものではありませんが、この空間的にも地域的にも自由を得たインディペンデントな面々の活動をお楽しみください。

N/SECTS vol.16「本をつくる」/ あらすじ

ハンズ 手の精神史

“ヒトラーや毛沢東の繊細な手仕事”“手から離れていったフロイト、手へと回帰したラカン”“私たちの手を支配するiPhone”“ゾンビが手を前に突き出して歩いているのはなぜか”“手と自律依存症との関係”―人間の歴史=手の歴史。

ハンズ 手の精神史 / あらすじ

千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話

暑苦しくって切実で、好奇心みなぎるノンフィクションエッセイ!!
海外留学はおろか地元の千葉からもほとんど出ない引きこもりの映画オタクが、
ルーマニア語と運命的な出会いを果たし、一回も海外に行ったことがないままルーマニア文学史に名を残した話。
受験コンプレックス、鬱、クローン病。八方塞がりの苦しみから、ルーマニア語が救ってくれた。
千葉の片隅から、魂の故郷・ルーマニアへの愛を叫ぶ——

千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話 / あらすじ

5月2週目

ぼくはぼく

画/しなもん
『のはらうた』(童話屋・刊)より
(詩/くどうなおこと のはらみんな)
品門堂本舗・刊
おまけ=「からすえいぞう」ポストカード
小学生から大人まで幅広く愛されている
詩集『のはらうた』の世界を、新たな解釈で
カラフルに描いた、ZINE形式の詩画集です。

ぼくはぼく / あらすじ

ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年

ブルーナと関係者にインタビューを続けてきた新聞記者・森本俊司が、知っているようで知らない作者の素顔に迫まる、本格評伝。幸せな少年時代、戦争中の地下生活、青年時代にあった反抗期、多忙なデザイナー時代、そして絵本が誕生したきっかけとは? 近年、絵本作家としてだけでなくアーティストとしての評価が高まるブルーナ作品の最新事情も収録。「ミッフィー誕生60周年」に相応しい、ブルーナ評伝の決定版!!

ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年 / あらすじ

子どもの文化人類学

極北の雪原に生きる狩猟民ヘヤー・インディアンたちにとって、子育ては「あそび」であり日々のこの上ない楽しみだった。ジャカルタの裏町に住むイスラム教徒は、子どもの喧嘩を「本人同士のビジネス」と言って止めずに眺めていた。本書は、環境や習慣が異なる社会における親子、子どものありかたをいきいきと描き出した文化人類学的エッセイである。どのような社会に生まれても子どもは幅広い可能性を内包しながら成長していくことが、みずからのフィールドワーク経験をもとにつづられる。鮮彩なエピソードの数々が胸を打つ名著。

子どもの文化人類学 / あらすじ

THE WORLD OF DICK BRUNA ディック・ブルーナの世界展

ディック・ブルーナの世界展 ミッフィー うさこちゃんとなかまたち』のオリジナルカタログ。鉛筆原画を中心に製作過程や歴史を紹介しています。

AHIRU LIFE.

人みたいなアヒルのショートストーリー作品。
《黄色と白の、言葉のない世界。ユーモアがあればそれだけで幸せ》

草野理恵子詩集「2冊組」しろねこ小さな詩集の大全集Vol.1

草野理恵子著、しろねこ社刊行

しろねこ社さんが始められた、10人の作家による限定版詩集全集「しろねこ小さな詩集の大全集」の第1弾。草野理恵子さんのそれぞれ表紙も中身も違う詩集が2冊組になっている。

150部限定。当店は2部のみの取り扱い。
草野さんの詩に、毒にどっぷり浸かれる詩集となっている。

さびていしょうるの喃語

「今現在、  ここに編まれた  詩たちのすべてが  喃語なんです」 詩人・多宇加世 第一詩集。

あらすじ / さびていしょうるの喃語

町合わせ

私と私と町と町とがおりなすこ言葉のランドスケープ。『さびていしょうるの喃語』に続く多宇加世の第二詩集。 「多宇加世は酒田のカフカか?——いや違う、多宇加世はあまりにも多宇加世で、しかも私たちの私たちで、あまりにもあまりにも、詩だ。」 (カニエ・ナハ 帯文より) A5変型(210×130mm)/コデックス装/136ページ 帯文=カニエ・ナハ(詩人) 組版・装丁=谷脇栗太 ★犬と街灯限定 書き下ろし詩つき★

町合わせ / あらすじ

5月3週目

山越え

150部限定しろねこ小さな詩集の大全集vol.2は詩人の多宇加世さん。このアートブックはまるでアルバムのように一つの世界を構築されていて、読者はいつの間にか多宇さんの詩の世界を心地よくさ迷うことだろう。
40篇の詩+絵を収録。

L I F E - m a g. Vol.006

AHIRU LIFE.3

人みたいなアヒルのショートストーリー作品第3弾。
《黄色と白の、言葉のない世界。ユーモアがあればそれだけで幸せ》

家事は大変って気づきましたか?

──時代が変わっても、家事はラクになっていない!

なぜ家事は女性の仕事だったのか?
明治から令和まで、家事と仕事の両立を目指してきた女性たちの歴史、それぞれの時代の暮らしと流行を豊富な資料で解き明かし、家事に対する人々の意識の変遷を読みとく。

空海論/仏教論

ミシェル・セールの研究者としてフランス哲学、現代思想を探究してきた著者による、構造的存在論による仏教論の試み。ウッダーラカ・アールニ、プラトン、ナーガールジュナからレヴィ=ストロース、そして現代哲学までを総動員しながら、仏教を思考する本書は、まさに西洋哲学・思想と東洋哲学・思想の交差であり、哲学と仏教の対話、その試みの最前線である。
前著『今日のアニミズム』(文化人類学者・奥野克巳との共著)ではテトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理に着目し、トライコトミーという原理が提唱されたが、本書では初期仏教から空海の密教思想に至るまで、さらにその探究の射程を広げていく。
東西の人類による知的営為の2500年にわたる歴史を遡行しながら、仏教が見いだした画期とは何だったのかを問いかけ、とりわけ難解とされる空海の理論的テキスト『吽字義』の精読を通じて、現代哲学としての空海を描き出す。

ポケットアンソロジー

まったく新しい読書体験のはじまり……好きな作家の好きな作品を集めて、あなただけの短篇集をつくってみましょう。別売の「作品リフィル」を、付属の軸棒を使ってこのブックジャケットに綴じます。最大およそ200ページ。作品リフィルには8ページにひとつの★印がついています。合わせて25個までが目安です。さあ、あなたの掌に、豊かに広がる短篇小説の世界を! なお、デザインは名久井直子さんです。 (付属品:ステンレス軸棒15本、貼ってはがせるコンテンツシール3枚、使い方マニュアル)

5月4週目

クプルムの花嫁(4)

佐渡にレッツゴー!

しいなに日頃の感謝や好きな気持ちをうまく伝えられない修。
しかし、今回の修はひと味違う!
仕事抜きの旅行を計画。行き先は……佐渡!
上手にアテンドして、しいなに喜んでもらえるかな?

第4巻も新潟の素敵なスポット目白押し!
さらには修としいなの出会いのエピソードも。

あらすじ

民具のデザイン図鑑: くらしの道具から読み解く造形の発想

特定の設計者がいない、人々の暮らしから生まれる民具の造形には、身体性や生活の現場において理にかなった造形やデザインのアイデアが秘められています。

民具の分類としては衣・食・住など「用途別」による分類・整理が一般的ですが、本書では形態、機能、素材、意味などに注目し、民具がもつ豊かなデザインの世界をあらためて問い直します。
「小さな森で身を包む」「つくろいの造形」「布で情景を描く」などのトピックを立て、ビジュアルを豊富に用いながら、用途の枠を超えて民具の魅力を横断的に読み解きます。

収録する民具は、武蔵野美術大学民俗資料室が収蔵するおよそ9万点のコレクションから精選。本コレクションは、民俗学者・宮本常一の指導により収集が始まり、生活用具、郷土玩具、信仰資料など、国内有数の収蔵品を誇ります。

ものづくりしたくなる本、あたらしく「DAILY」を追加しました。

SANJO PUBLISHINGの本屋さんのテーマは“ものづくりしたくなる本”。ネットショップでもお買い求めのお声が増えてきましたので、オンラインショップを展開しています。

noteからでもオンラインショップの様子をご覧いただけますため、ぜひチェックしてみてください。

お問合せ先

SANJO PUBLISHING 担当:町田
メール[infoアットマークsanjopublishing.com]※アットマークを@に変換して入力してください
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