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【ep1】帰国子女の女性フォトグラファー 第2話(群像の中のプロフェッショナル)

皆さん、ごきげんよう。橘ねろりです。

高層ビルが立ち並ぶ都会の雑踏の中―。
人々が急ぎ足で向かう混み合った路上の真ん中で、
ふと立ち止まってみたことはありますか?

通りすがりの大人たちは、一体どこから来て、
どこへ向かおうとしているのか―。
地方から進学してきた人、都会で仕事に励んでいる人、
外国から研修に来ている人、
または旅の途中の人や、人生休暇中の人…。

いろいろな人が行き過ぎるも、
きっと誰もが、何かに向かって進んでいる途中なのだと思います。

だから、そんな通りすがりの人々を呼び止め、あえて尋ねてみたいのです。
「あなたの夢は、叶いましたか?」と。

理想の人生を追い求めて、今どんなステージで活躍し、
そして何を目指しているのか。
「その足跡」と「これから」をインタビューするシリーズです。

【episode1】 
人生は、なんという偶然の集まり!
~東京在住の帰国子女 女性フォトグラファーの場合~

第2話 
出会った人とは必ず友だちになる!

母は毎日全身ピンク色の服を着て、ちょっと個性が強いけど、明るくて自由奔放な人。
その一方で、父は有名企業に勤めるまじめで優秀なエンジニアでした。
だから2歳上の兄も父に似て勤勉でしたが、私は兄と違って勉強に没頭するタイプではなく、友だちと楽しく毎日を過ごすことが好きな子でした。

学校での楽しみは、とにかくクラスメイト全員と友だちになり、クラス外の生徒にもどんどん声を掛けて友だちをつくること。
とにかく、人が好きで、人付き合いが大好きな性格なので、子供のころから友だちをつくることに専念していました。

そんな楽しい学校生活を続けていた高校2年生のときに、
父の転勤でアメリカに移り住むことになりました。
人見知りをせず好奇心旺盛の私には、海外移住なんて夢のようなチャンス!
アメリカの高校に転校する、ということに、何の抵抗も不安もありませんでした。
でも、英語は苦手で、全く話せない状態でした。

こんな状態で、本当にアメリカの高校生と一緒に、英語での授業を受けながら学校生活を送ることができるのか。
考えてみてもよく分からないので、とにかく飛び込んでみるしかありません。
ただ友だちづくりは好きなので、きっとなんとかなると思ったのです。

行き先は、カリフォルニア州のサンノゼ。
どんな家に住むのか、どんな高校に行くのか、
まだ見ぬ新天地に夢を膨らませながら、家族4人で渡米したのでした。


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★橘ねろりの記事「Bitter Orange Radio」
「自己紹介 橘ねろり」
「コンテンツグループのメンバー紹介/ライター・フォトグラファーのプロフィール」
「群像の中のプロフェッショナル ーあなたの夢は叶いましたか?―」
「セラフィーナとエクリプサ ChatGPTとの秘かな戯言 【第1夜】」
「セラフィーナとエクリプサ ChatGPTとの秘かな戯言 【第2夜】」

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