社会OSのメジャーアップデート

 一昨日、ベーシックインカムと現代貨幣理論(MMT)に関する書籍を購入したことを記事に書きました。で、今読んでいるんですが、めちゃくちゃ面白いです。MMTについては結構昔からその存在を認識はしていたんですが、あまりしっかりは学んだことがなかった上に、いろいろと批判も多い理論なので、若干懐疑的ではあったんですよね。でも、今改めてちゃんと学び始めてみると、すごく興味深いなぁと感じています。加えてもう一つ、現代における大きな変化が、MMTやベーシックインカムという仕組みの発展に寄与するのではないかという期待があります。それがweb3であり、暗号資産(crypto asset)の存在です。

 正直、まだまだ勉強不足なため、具体的にどうやって社会の仕組みが変わっていくかをここに書けるほど、知識がまとまっているわけではありません。だけど、いろいろと資本主義システムの綻びや限界が叫ばれるようになったこの時代に、新しいシステムを実現するための議論が活発化し、社会が変化の兆しを見せ始めていることに、ワクワクが止まりません。

 ただ一方で、僕たちの社会がドラスティックに変わっていくということまでは期待をしていません。なぜなら僕たちの国は民主主義を採用しているからです。民主主義は、合意形成に至るまでに最もコストがかかる政治システムです。長い時間をかけて国民に働きかけ、合意の機運が熟するまで辛抱強く待つ必要があります。そういう、非常に手間暇のかかるシステムが民主主義なわけですが、僕自身はこの民主主義を信じている立場の人間です。
 もちろん、問題がないシステムだとは言いません。だけど、資本主義と同じように、新しい技術が既存のシステムを改善する役割を果たす可能性は大いにあると感じていますし、期待をしています。

社会をどのように変えていくかという議論と、既存のシステムを大幅に進歩させる可能性のある技術の出現。まさしく現代は、社会OSのメジャーアップデートを迎えている時代なのかもしれません。

 それではまた!

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