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「うまくなりたい」にも種類がある

人にコーチングする時は、その人の本音が何なのかを見極めて教えることが大切という話。

何事でも「うまくなりたい」という言葉の裏には、発言した本人の自覚・無自覚問わず、必ず本当の意味がある。

卓球で例えると、本音は「カッコいい引き合いができるようになりたい」だったり、「強い人っぽいスイングを身につけたい」だったり、「なんでもいいから勝てるようになりたい」だったりする。

厄介なのは、ほとんどの場合は本人も本音に気づいてないということ。

大抵の人は強くなりたい?と聞いたら強くなりたい、と言うけど、自分の肌感覚では本当に勝ちたいと思ってる人なんてごく一部だ。

「カッコいいプレーをしたい」が本心の人に、出るか出ないかのサーブに対するチョリドラの打ち方なんて教えても絶対身につかない。

自分の卓球のレベルでも「うまくなりたいので教えてほしい」と頼まれることが頻繁にある。

せっかく教えるからには上達してほしいと思って一所懸命教えるようにしている。

ありがたいことに、分かりやすいと言ってくれることが多くて、教えてよかったな〜と思うことが多い。

ただ、次に会ったときにその人のプレーを見ると、何も変わってなかったり、教えたことを何も覚えてないことがとても多くて残念な気持ちになる。

一方で、教えたことをバッチリ覚えてくれていることもあって、その時はとても嬉しい。

自分も過去を振り返ってみると、同じように教えてもらったことをほとんど忘れてしまっていたなぁと思う。

だからこそ、同じことを定着するまで繰り返し教えてくれた人や、1回で的確なアドバイスをしてくれた人は凄いなと思う。

逆に潜在的な本音にミートしないアドバイスを何時間してもまったく効果は無い。教えた人、教えられた人の自己満足が残るだけだ。

仕事でも卓球でも、本人も気づいていない潜在需要を見抜いてアドバイスできるようになりたいなと思う。

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