ビフォアシリーズから時の話。

私の好きな映画シリーズにビフォアトリロジーがある。

ビフォアサンライズ(1995)
https://m.imdb.com/title/tt0112471/
ビフォアサンセット(2004)
https://m.imdb.com/title/tt0381681/
ビフォアミッドナイト(2013)
https://m.imdb.com/title/tt2209418/

の3部作。
この作品は公開日からもわかるように、実際に年数を重ねて撮影しているところが特徴的。

私はこの本当に時間をかける本質感がかなり好み。
要は途中で仲違いしたり、あれこれ作品が完成しないリスクがありながら、実際3部作出来上がったことに価値を感じた。

私が1番好きなのは最終作。
1番”甘くない”ストーリーだけれど、
いかに2人がビフォアサンライズのあの日に良くも悪くも囚われているかがわかる点に共感した。

映画レビューアプリを使っているけれど、その感想でも多かった、今を生きていないのでは、という話が興味深い。
要は先を案じすぎて今を生きられていない、過去に囚われて歩み出せない、など。

ビフォアトリロジーに限らず自分にも言えそうだと思う。

私もそう。
自己分析の記事にも書いたが、やはり女子校で感じた、また戦うのはこの層なんだろうなという苛立ちや恐怖はあくまで先の話で確定した話でもない。
また、過去に失敗したことを必要以上に引きずるのも今を生きていない感覚がある。

しかし、トラウマはトラウマと認めていいとおもう。
ちなみに私は女子校の概念ごとトラウマ。

先日習い事で私のデスクからゴキブリが出てきた。
すかさず男性陣が来てくれて、後駆除された。
嬉しい話なはずだが私はなぜか恐怖を感じた。

理由は、高校みたいに女子だけだったら誰も来てくれず、自分で倒さないといけなかったんだろうな。と感じたから。

なんやかんや時は解決してくれ、
私の高校オーケストラにいたという過去の呪縛も解けてきたと思う。
時を重ねるほどよりたった5年になるわけだ。

瞬間に対して大変繊細な描写をするビフォアトリロジー。

私も瞬間瞬間に対して敏感になりたいと思うし、過去や先ではなく他ならない今、を大切に生きたいと感じる。

瞬間瞬間に対する琴線は、やはり人生整理や自己分析によるところが大きいと思う。

人生整理や自己分析をしていれば感度が上がる。
機を捉えることの大切さに気づけた今、より今までの経験を活かし切ることをしていきたいと感じる。

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