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凡事徹底力


私は小さい頃から普通になりたい割に普通のこと、特に地味なことが嫌いだった。

だから今回のタイトル、凡事徹底力は耳が痛いことばだ。

衣食住含め基本的生活を軽視していたように思う。

私の長所は、
公私の公の人間関係に全力で向き合ったことや、必要性を感じたら嫌いなこと、嫌なことでも歯を食いしばって頑張れる力、粘り強さなどがある。

他方、地味なことや地道なことを嫌う性質にもあった。所謂今の悩みでもある短期報酬に弱く、閃きに生きて閃きに死ぬタイプだ。
人と違うと悩みながらも実は、人と同じを嫌っていた。

これは自己分析や人生整理で気づけたことだが、自分でも意外だった。

どういうことか噛み砕くと
我ながら物事の肝を理解するのは人より早い方だから、そういう能力を活かしたかった。
そのため地味なあれこれは嫌いだったし疎かにしていた。
つまらなくなってしまい飽きてしまうタイプだった。

正直、大学の時他校で体育会のマネージャーをしている友達の苦労話(選手の体重測定、タイム計測、栄養管理)を聞くたびに、私ならお金欲しいなそんな大変なら、と思っていた。

しかし、物事の肝は一見地味に見える凡事をどれだけ徹底できるか、だと感じる。

メスを入れるべきは私の心構えの方だ。

社会に一度でたらこの凡事徹底力の大切さを痛感する。

誰でもできるような地味なことをどれだけ進んで着実にできるか、この当たり前を当たり前にできる力、また、変に自分がやることに疑問に思わず素直に遂行できる根本の心構えがものを言うのだと痛感する。

信頼が落ちるのは一瞬だというのは現代社会では感じる機会は多い。

他方信頼を積み上げるのはやはり地味なこと、当たり前なことを積み重ねる凡事徹底力だと思う。

際立ってできる人でもない限り、自分が採る側だとしても、外さない人の方を選びたいというのも正直なところだろう。


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