2023年、73冊目⠉̮⃝

姫野カオルコははじめてです。このタイトルがずっと気になってました。東大生5人による強制わいせつ事件をモチーフにした作品でした。

夜に男性の部屋に行った女子も悪いでしょって事件の記事だけを見たら思わなくもないですが背景を知ると全然事件の印象が違ってきます。だってごく普通の女の子が恋をしただけ。引っかかった男が悪かったにしてもあんな扱い受けていいわけではない！

しかし読みにくい文章でした。わざとこういう書き方なんでしょうけどもう二度と姫野カオルコ読みたくないって思ってしまいました。猛烈に怒りながら書いた感じがします。物語が胸糞わるいのは別にいいけど文章にイライラするのは読んでいてしんどい。作品に怒りをぶつけないでほしい。数ページ読んだら嫌になって置く、ということを5日ほど続けてやっと本腰入れて読みはじめられました。読書のリズムがなかなか掴めない本は今までもありますがこれは最後まで掴めなかったです。