彼女は頭が悪いから

彼女は頭が悪いから 姫野カオルコ

本当に帯に書いてある通り衝撃作でした。

失礼ですが、こんなに胸くそ悪くて続きを読みたくなくなる作品は初めてでした。ちゃんと読みましたが…

この本は現実に起こった事件に着想を得て書かれたそうです。強制わいせつ罪です。問題作とも言えます。あらすじ書くのも嫌になる…

被害者の神立美咲が可哀想でならない… たしかに東大ブランドに憧れる女の子は少なくない(実際に私の同級でもいます、笑)けれども全ての女

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「彼女は頭が悪いから」感想

「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ

東大生5人が女子大生1人に対してわいせつ行為を行ったとする実際に起こった事件から着想を得た小説。

・「本当にここまで他人の心が分からないものか?」と感じる一方、重要なこと以外はムシしないと効率の良い勉強はできないのは経験上痛いほどわかる。

・自分は大学受験を半年で偏差値20上げてクリアしたタイプなので(これは今思うと良いことでもあったし悪いことでも

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彼女は頭が悪いから 雑感

実際に東大生が起こした強制わいせつ事件を、直木賞作家が小説化したこの作品は発売当初から他人事と思えず、読まなくてはと思っていた。結局発売から1年近く経ってから読んだのだが、当時読まなくてはと思った直観は、やはり正しかった。

もちろん私は東大生でも東大卒業生でもない。強制わいせつ罪で逮捕された過去もない。

この物語を学歴社会だとか東大の傲慢さとかで論じてしまうと肝心なものを読み落としてしまう。

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読書記録 彼女は頭が悪いから

【読書記録】
#彼女は頭が悪いから
#姫野カオルコ .

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東大の学生たちが「頭が悪いから」という理由で女性を辱める話。事件が起こるまでの描写と証言台に立った各人の証言が交錯していて面白い…!
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姫野さんの細やかな筆致にまるで脳内をマッサージされるような爽快感あり。誰がどの視点で語ってるかによって読み手を翻弄してくる感じがたまらない…。
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ドロドロした小説が好きな人や、固定観念ってな

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ありがとうございます〜!あなたも素敵な1日を過ごしてくださいね。
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0624/彼女は頭が悪いから

しんどい本だった。
ここ最近で読んだ中で、一番しんどい。

加害者側と被害者側、どんな環境で育ったのか、どうしてそう思うに至ったか。じわじわと「その日」まで観察していくような感覚だ。

「その日」の描写を読む頃には、しんどくなる。(彼女の痛みも、わからない彼らも)

「東大生だから」も「彼女は頭が悪いから」もどちらも想像力の欠如だろう。もしも、この本の終わりの方のように、彼女の痛みがわからないのだ

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「彼女は頭が悪いから」を読んだ話

姫野カオルコ氏著「彼女は頭が悪いから」読了。メディアで取り上げられ、話題となった時期とは少しずれているが、気が向いた故レビューを書いた。

 ではまず、あらすじから。(作品紹介引用)

深夜のマンションで起こった東大生5人による強制わいせつ事件。非難されたのはなぜか被害者の女子大生だった。
現実に起こった事件に着想を得た衝撃の書き下ろし「非さわやか100%青春小説」!
横浜市郊外のごくふつうの

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金は液体

こんにちは、ハナゾノです。
今日は青空にぽつりぽつりと雲が浮かんでいて、いい天気ですね。

突然ですが、お金って何なのでしょう?

私の大好きな小説家、姫野カオルコさん著
[彼女は頭が悪いから]の一部に

金は液体だ

という忘れられない表現がありました。

ここからの学びは

お金は循環するもの。
だからその循環を利用して
いかに自分のもとへ金の流れるパイプを繋げるか。
これがビジネスの正体であ

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姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』を読んで(ネタバレあり)

去年初版が出たばかりで話題になっていた『彼女は頭が悪いから』を読みました。良くも悪くもこんなに吐きそうになった小説は久しぶりだったので、ちょっと感想を書いてみようと思いました。一言で言うと、小説自体がどうこうというよりも、これを元にいろんな立場の人と議論してみたい、というのが一番の感想です。これを読んで、どんな人がどう思うのか、というのが個人的にいちばん気になります。私はこの小説を読みながら自分の

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3月&4月見聞録 【読書編】 -2019-

映画編、ライブ編とまとめ終え、ようやく読書編へ。
平成のうちにまとめ終えられてよかったぁ〜。

『82年生まれ、キム・ジヨン』 - チョ・ナムジュ

感想はすでに書いた通り。この本を読んでいる間ずっと、『21世紀の女の子』の山戸結希監督作品、「離ればなれの花々へ」が頭の中に浮かんでいた。21世紀に生きる私たち自身、まだまだ生きづらさを感じることがある。それでも、母や祖母、曽祖母の戦いがあったからこ

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『彼女は頭が悪いから』評。

『彼女は頭が悪いから』

姫野カオルコさんによる、2016年に実際に起きた“東大生の強制わいせつ事件”をもとにした小説のタイトルだ。

あらためて、インパクトの強い表現だけれどこれは著者のオリジナルではない。
公判中に被疑者の口から出た言葉だそうだ。
本当にぞっとする。

この小説は出たときに話題になっていて、気になっていた。ずっと読みそびれていたところに、先日話題になった東大入学式の上野千鶴

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