姫野カオルコ

彼女は頭が悪いから 姫野カオルコ

本当に帯に書いてある通り衝撃作でした。

失礼ですが、こんなに胸くそ悪くて続きを読みたくなくなる作品は初めてでした。ちゃんと読みましたが…

この本は現実に起こった事件に着想を得て書かれたそうです。強制わいせつ罪です。問題作とも言えます。あらすじ書くのも嫌になる…

被害者の神立美咲が可哀想でならない… たしかに東大ブランドに憧れる女の子は少なくない(実際に私の同級でもいます、笑)けれども全ての女

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彼女は頭が悪いから 雑感

実際に東大生が起こした強制わいせつ事件を、直木賞作家が小説化したこの作品は発売当初から他人事と思えず、読まなくてはと思っていた。結局発売から1年近く経ってから読んだのだが、当時読まなくてはと思った直観は、やはり正しかった。

もちろん私は東大生でも東大卒業生でもない。強制わいせつ罪で逮捕された過去もない。

この物語を学歴社会だとか東大の傲慢さとかで論じてしまうと肝心なものを読み落としてしまう。

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読書記録 彼女は頭が悪いから

【読書記録】
#彼女は頭が悪いから
#姫野カオルコ .

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東大の学生たちが「頭が悪いから」という理由で女性を辱める話。事件が起こるまでの描写と証言台に立った各人の証言が交錯していて面白い…!
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姫野さんの細やかな筆致にまるで脳内をマッサージされるような爽快感あり。誰がどの視点で語ってるかによって読み手を翻弄してくる感じがたまらない…。
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ドロドロした小説が好きな人や、固定観念ってな

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0624/彼女は頭が悪いから

しんどい本だった。
ここ最近で読んだ中で、一番しんどい。

加害者側と被害者側、どんな環境で育ったのか、どうしてそう思うに至ったか。じわじわと「その日」まで観察していくような感覚だ。

「その日」の描写を読む頃には、しんどくなる。(彼女の痛みも、わからない彼らも)

「東大生だから」も「彼女は頭が悪いから」もどちらも想像力の欠如だろう。もしも、この本の終わりの方のように、彼女の痛みがわからないのだ

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0615/夫一時帰宅・妻一時起床

毎日、おもしろいとも面白くないとも感じる(日による)言葉を紡ぎ続ける事ってなかなかに難しい。(すとんっと止まってしまっていた)

夫の激務も今日で一旦落ち着く、はず。昨日一時帰宅(25時に帰ってきて朝6時に出るのだから、本当に一時帰宅)して、ラスト1日。

無事終わっただろうか?

私は五時半に(ほんとは寝ていてほしいけど)心を鬼にして夫を起こし、見送った後に二度寝をし、気がついたら一時起床であっ

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金は液体

こんにちは、ハナゾノです。
今日は青空にぽつりぽつりと雲が浮かんでいて、いい天気ですね。

突然ですが、お金って何なのでしょう?

私の大好きな小説家、姫野カオルコさん著
[彼女は頭が悪いから]の一部に

金は液体だ

という忘れられない表現がありました。

ここからの学びは

お金は循環するもの。
だからその循環を利用して
いかに自分のもとへ金の流れるパイプを繋げるか。
これがビジネスの正体であ

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姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』を読んで(ネタバレあり)

去年初版が出たばかりで話題になっていた『彼女は頭が悪いから』を読みました。良くも悪くもこんなに吐きそうになった小説は久しぶりだったので、ちょっと感想を書いてみようと思いました。一言で言うと、小説自体がどうこうというよりも、これを元にいろんな立場の人と議論してみたい、というのが一番の感想です。これを読んで、どんな人がどう思うのか、というのが個人的にいちばん気になります。私はこの小説を読みながら自分の

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【読書記録】「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ(文藝春秋)

*この記事はインスタにUPしたものの再掲載です。

やっと読み終えた。噂通り胸糞悪い小説だった。私にとっては、まず、被害者である美咲のような人の存在自体が信じがたいものだった。しかし実際の事件(東大生強制わいせつ事件)を元にした小説だから、実在するんだよね…

一言で言えば、人間の「自分より『頭悪い』『ランク下』とみなした人間に対する残虐性」について詳細に描かれている小説である。
これを読んだ東大

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今日も圧倒的成長!!書いてほしい記事のリクエストあればコメント欄に!
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「彼女は頭が悪いから」ブックトークへ行ってきた。

姫野カオルコ先生の「ツ、イ、ラ、ク」が人生で一番好きな本で、姫野作品も元来好き。だけどこの本はちょっと特別に、自分の心にぶっ刺さってしまった。

「彼女は頭が悪いから」は2016年に起きた東京大学のインカレサークルの学生が中心となったある女子大生へのレイプ事件を題材にした作品だ。

事件当時被害者が「未来ある青年たちの将来を台無しにした勘違い女」と批判を受けたことに起草し、女子大生の美咲と東大の学

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