私なりの執筆の仕方とかその辺の話。

いつも書いてる記事もそうだけど、私は他にも執筆活動をしています。
この名義で書いてるわけじゃないし、作品をこっちの名義で書いてることを公言はしつつも作品を公開したことはないので知らないとは思うけど、小説を何個か書いてます。

今日はその執筆活動について話したいと思います。

私が人生で初めて小説を書いたのは、黒歴史ノートのような類のものを除けば、小学生の頃でした。
その小説は二次創作で、原作は弾幕シューティングゲームとして有名な東方projectです。
俗に幻想入りと呼ばれるジャンルのものを書いてました。

その頃はまだ小説の書き方すら理解してなくて、文法すらまともだったかどうかすらわからない頃ですね。
まあ、今でも正しい文法を使えてるかどうかは怪しいところですが、昔の文章は読むのも苦労するような感じでした。

で、今みたいな記事を書いている時のような感じで頭の中の内容をひたすらキーボードでタイピングする毎日。
その頃はタイピング能力がなく、アルファベット表を時折確認しないと入力方法を忘れちゃうくらいの馬鹿でもありました。

それでも頭の中の内容を打ち出すだけの行為は比較的簡単なもので、一週間と経ったかくらいで10話ほど完成させていたくらいだったので相当バイタリティに溢れていたように思えます。

ただ、中身は読むのに苦悩しそうな表現を使っていたり、そもそも何故か読めない言語だったり、字下げや括弧の最後に句読点を挿入していたり、挙げ句の果てにはネット小説では重要な改行がまっったく足りてなかったりして読むのすら苦痛な感じの作品が人生で最初の小説です。

もしも、過去に戻れるなら……もっと上手く書いてほしいくらい。
というのは半ば冗談で、今でも貴重なデータとして保存してます。
だって初めての執筆というのは、この先では二度と得ることの出来ない貴重な体験だからです

むしろある意味では完成されていた作品のようにも思えてなりません。

自画自賛ではあるけど、その数年後に表現などはそのままにして読めるように書き直した際に思ったからです。

あっ、これ今よりも書くの上手いな」ってなりました。

その理由は文章が汚かったのは間違いようのない事実ではありますが、書きたいことを書きたいように書けていたからです。
その当時よりも、その数年経った後の方が格段にスキルが上がっているはずなのに負けた気がしました。

それもまさか過去の自分に。

その時の私は書き方を理解していたことで、書きたいことを何故か見失っていました。
書きたいことが頭の中には存在しているのに、それをアウトプットする技術が足りてなかったのです。
ルールを覚えたことで、ルールに束縛されていました。

やはりルールを知らなかった頃の方がやりたいようにやれていた気がします。
何も気にせず、ただ思うがままに書いていた頃のスキルが欲しかった。
でも書き方を知ってしまっているので、無視することは出来ません。

だから私は書き方を変えることにしました。
一つの作品に固執するのではなく、何個か作品を書きまくることに。

何十にも渡る小説が書いては消し、転生させるかのように設定だけを別の作品に移すことで完成度を上げていく作戦。
なので私の小説フォルダには100作品以上の残骸が設定として眠っています。

そうすることで、ネタに困った際に再利用することができるのが最大の利点。
設定を書き出すだけなら文法にも気を付ける必要がないわけだしね。

我ながら天才的な発送かもしれない。
これは言うなれば、自身の作品で言うところの二次創作のようなものだと思う。
すでに存在している設定を使っているという点では、二次創作と同じなわけだしね。

あとは文章を書き出すだけ。

まあ、それが難しいんだけどね。
小学生の頃から定期的に書いてきて知ったことだけど、私は冒頭部分と結末部分を書くのが死ぬほど苦手。
作品によっては物語が軌道に乗り始めるような部分まで書き進めるのに平気で一ヶ月ぐらい掛かってしまうことも。

これじゃあカメみたいだ。

というわけで次に考えたのは、物語の中盤辺りから書いていく方法でした。
既に出来上がった人間関係や山場の面白そうなシーン部分から書き出すというもの。

まあ、小説の真ん中らへんを適当に捲った辺りのシーンとかだね。
そうやって各シーンだけ書きつつ、ゆっくりと遡りながら冒頭の部分も書いていく感じ。
難しそうなら時系列順や過去編部分を繋ぎ合わせて、違和感がないように校正しながら作品を完成させていく。

別に物語は主人公が生まれたタイミングから死ぬまでを書く必要はないからね。
実際、どの小説の冒頭から読み始めたって生まれ話から成長していくあいだを事細かに描写してる作品はないと思う。いやもしかしたらあるかもしれないけど多くはないはず。

今、その場にある適当な小説を数冊ほど見てみたら、クライマックスから始まるものもあれば日常シーンから始まる作品もあった。

物語はこうして始まる」または「物語はここから始まる

いろんな小説があれば、いろんな書き方がある。
そういうことだね。

だからここまで読ませておいて何ですけど、色々と試行錯誤して自分に合った方法を見つけるの一番だと思います。

もしかしたら、近いうちにこちらの名義で小説を更新するかもしれません。
もしくはまた似たような記事を書くかも。

じゃあ、またね。

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