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食べたものを吐いてしまう


私はいつも吐いている。
とても自然なことのように、食べたものを吐いてしまう。

もともと胃のキャパが小さい方で沢山は食べれないので、
過食というほどの過食はせず、スプーンと腹筋を使って吐く。

吸収して良いと思うものを食べた後に、
吸収したくない余計なものを食べて、吐く。

この行為に意味はないし、とても疲れる。
その一方で、吐くとスッキリしてしまう。
行動をした結果、快が得られれば、その行動の頻度は増える。
行動をした結果、不快な結果になれば、その行動の頻度は減る。

吐く予定で食べても、美味しくない。
私の家には、太りそうな食べ物は置いていない。
仕方ないので、サラダチキンや納豆を食べて吐く日もある。

言うまでもないが、私は別に吐きたくない。
顔は浮腫み、毛細血管が切れて赤いポツポツが現れる。
ずっと吐いていたら、胃液で歯も溶けるらしい。

美容に一番お金をかけているのに、自分で潰している。うける。

わかっているのだが、
院試の勉強をしていた頃から、嘔吐をやめられない。
死んだ姉も、摂食障害だった。

姉の摂食障害を知るまでは、
バイトでケーキや寿司、ピザなどを頂いても、
喜んで食べて、一度も吐くことはしなかった。
姉を追ってしまう癖がある。

ただ、いくつかのルールを守れるようになってから、
吐いてしまう自分に、振り回されなくなった。

いくつかルールを書いてみる。
・吐くために、食べたくないものを食べ過ぎない。
・全部吐かなきゃと思わない。吸収していいものを最初に食べておく。
・吐き終えたら胃薬と白湯を飲む。
・吐くのは1日に一回までにする。

もちろん、これが出来なかったらダメというわけではない。
摂食障害のほとんどの人が、出来ないのではないだろうか。

私は3年くらいかかって、これが出来るようになった。
という割には、最近毎日吐いているが。

頻度は上がったり下がったりで、コントロールできるものではない。

でも、
摂食障害があっても、笑って生きていくことはできると思う。

もちろん、
摂食障害と、自分と、向き合うことは大切かもしれない。
・どういう気持ちの時、どういった状況で吐いてしまうのか。
・何か理由があって吐いてしまうのか。
:ストレスや不安はないか。


でも、原因が分かっても、すぐにどうにか出来る問題ではない。
病気以外の時間を大切にしながら、病気と付き合っていくうちに、
気がついたら、吐かなくても生きていけるようになっていたらいいな。

私は、そう思ってる。

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