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意識だけが近代化を終えた人たちのこと

 たまたま『法学の誕生』という本を読んだことから、ツイキャスでも2回にわたって長話(総計3時間以上!)をすることになってしまった。

(※録画視聴パスは、9月1日のエントリより取得できます。)

 なぜこんなに熱く語ってしまったのかというと、同書で扱われているテーマが、私のいつも述べている、そもそも論について考えない者(そして、そのような己こそが地に足のついた現実的な大人なのだと思いなしている者)は、無自覚のまま特殊な観念に規定された奴隷状態に陥る」という問題について、具体的に理解していただくための(歴史的事実に基づいた)貴重なケーススタディを提供してくれているように思われたからである。

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