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寝型のすゝめ

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本
五十年の探究の末に辿り着きし、心地良き寝型を啓蒙する也。
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ぴろし
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寝型そノ七　「シェー」

おフランス帰りのイヤミがさも驚いたが如く寝る也。 靴下を履きてたるませ雰囲気を醸し出すのも良し也。 寝言の語尾に「ざんす」と付くようになれば得た物也。 そは手脚の関節共に伸び、心地良き寝型也。
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寝型そノ六　「寝禅ねぜん」

座禅を組むが如く寝る也。ただ眠るも良し、 瞑想してますっぽい気味悪い雰囲気を周囲に醸し出すも良し也。 但し新興宗教に嵌ったかの如く親御に心配される危険もある寝型なれば要注意也。
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寝型そノ五　「元気をおらに」

地球上のあらゆる生物から少しずつ元気を戴くが如く眠る也。 さればたまいは地球のヤツラにも責任を取らせてやるんだ也。
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寝型そノ四　「初夜あかりはけして」

片方の手で乳房を隠し、もう片方の手で陰部を隠し寝る也。 その様はさも殿方との初夜を迎える生娘の如く也。 秘部を守りし故か妙に安心感が出る寝型也。 年配の男子がせば少々気味の悪い寝型なれば注意が必要也。
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寝型そノ三　「ジョジョ寝」

じょじょが立つ如く寝る也。 されば、「ふるえるぞハート！ 燃えつきるほどヒート！おおおおおっ！刻むぞ血液のビート！」也。
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寝型そノ二　「御免寝ごめんね」

さも正妻に土下座するが如く寝る也。夢現に涙するも良し。 面と向かひて謝れぬ者あればこの寝型にて夜な夜な謝るも良し。 そは心身ともに自責の念に浸れる寝型也。 但し脚が鬼痺れる事まま在れ要注意也。
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寝型そノ一　「燕つばめ」

うつ伏せに寝、ツバメが空を舞う如く手足を伸ばし寝る也。 脇と股間が伸び、いよいよ心地良い也。 ゴルゴ松本の命を努々想い出すも又一興也。