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書評:『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』

むむ!

年が明けてから10日くらい経ったと思ったら、すでに一ヶ月すぎている!?まだ今年の目標決めてないのに、、。

寒さと格闘していたら一瞬で時が過ぎ去っていましたよ。皆さんはどんな年始だったのでしょうか。(どうか私のようにスタートダッシュで置いていかれた人もいますように。笑)


さて、読んだ本がたんまり溜まってしまったのでなるはやで書いていきます。読んだからには書く、と3年前の自分が決めてしまったばかりに始まったこのnote。私にしては意外にも続いている。

誰からもとやかく言われず、ただ気の向くままに綴るだけ。こんなに自由な場所があっていいのでしょうか。今年は読者目線?で色々考えて工夫したいなと思っていますが、どうなるかはわかりません。


そんな前置きは置いておいて、早速今日の本を紹介します。


数年前に友人とインスタライブをしてた時に友人の友人がお勧めの本としてコメント下さった本です。

島本理生さんは映画化された『ファーストラヴ』だけは読みましたが(お気に入り俳優中村さんが出てるから)、それ以外は何も知らず。でもタイトルがすごく印象に残って、古本屋で棚の端っこから物色していたら見つけたので即購入。

ちなみに『ファーストラヴ』の感想はこちらに。(2年以上前の文。あれ?書き方、全然成長してない?)


『ファーストラヴ』を読んだ身としては、このタイトルを聞いた時に若干不穏な気配がしましたが、ぜーんぜんそんなことはなく。大人の恋愛小説です。しかも私が好きなタイプの(つまり実際に起こりそうなシチュエーションというやつです)。

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主人公の知世(ちせ)はいたって平凡なOL。そして仕事を通じてWEB制作会社勤務の椎名さんと出会った。

ふたりは江ノ島や映画館など、月に数回デートをする関係だったが、ある時椎名さんから彼の秘密を打ち明けられる。その秘密を打ち明けられた知世は自分がその事実にどう向き合えばいいのか不安になっていく。

そんな中、仕事終わりに職場の後輩とご飯に行くことになった。そこで知世の心が一瞬揺らぎそうになるが、、。

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本の概要ってこんなに簡潔にしてしまっていいんでしたっけ?まとめる能力が皆無なので全然魅力的な文が書けずで恥ずかしいです。

主人公の知世と世代が近い気がして(20代半ば〜30手前?)、メッセージのやり取りだったりデートしてる時のちょっとした緊張感とか、共感しすぎて読んでるこちらまで浮かれてしまいそうになります。

このご時世なのでデートというデートさえしなくなってしまいましたが、ああ、そういえばこんな感じだよな〜、という気持ちを思い出しました。

知世が友達の菜奈と飯田ちゃんと3人で飲みに行ったり、女子旅をするところ。私も3人で集まる大学時代の親友がいるので、そいつらと旅してるみたいで読みながらにやけてしまっていた気がします。

物語の山場である知世が一瞬揺らぐところからの展開が「く〜」と言ってしまいそうになる程好きです。

実際、揺らぐことって大いにありますよね、性別問わず。だって相手がいないところってどう考えても無法地帯だから、自分の理性との格闘みたいになると思うんです。そこでいかに自制心を持って冷静に対処するかが試されますよね、相手との関係が微妙だとしてもね。うんうん。

そして何と言っても椎名さん、好き。会ったこともないけど、好き。物腰の柔らかい人ってなんであんなに魅力的なんでしょうか。

ま、最近はそんなときめきもなくせっせと生きておりますが、どうか、どうか将来どこかで巡り会えますように。(小声)


軽く書くつもりが結構しっかり書いてしまいました。夜が更けておりますが、明日も休みなので引き続き書きたいと思います。

では一旦ここでお暇。


今日のnegoto「さつま芋の裏ごしなんてもう一生やらない」


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