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自分の一番の病み期、語る

noteを始めて、気になった記事を読んでいると
「分かるぅ!」
「自分だけじゃないんだ!」
「みんなも苦しみながらもどう生きていくか、
日々考えたり、悩んだり、
試したり、探したり
理解しようとしたり、何かに助けられたり
壊れたら修復したり、時間をかけたりしながら
自分を育てていってるんだなぁ」と感じるし

勝手ながら自分のことも理解してもらってるような気になって

何に対してかは分からないけど
「大丈夫!」
っていう思いがふわっと湧いてきます。

そう思えるのも心や頭がまだ感じたり働く力があるからで

それがなくなったときのことを書こうと思います。


約8年前くらいの話。

子どもも中学生と高校生になり手もかからなくなったのと、40才を期にってとこもあって
正社員の経験はほとんどないけど、フルで働いてみよう、せっかく免許も持ってるからそれを使って、と
幼稚園(今は認定こども園って言わなきゃかな)で働くことにしました。

いきなり年中さんの担任を任され(20人くらいのクラス)、実習以来の保育現場だったのでほぼ始めてのことばかりで大変でしたが
かわいい子どもたちのため、親御さんのためにも頑張ろうと毎日必死でした。


保育時間はもちろん子どもたちの安全を第一にしながら、心と体、お友だちとの関わり、年齢に応じたそれぞれの発達段階を考えながら保育します。
給食の時間は、食べるときのルールなど食育もしつつ、食べるのが早い子、遅い子、好き嫌いが多い子に合わせて声かけしながら自分も食べ、食べながら連絡帳のお返事を書くことも。

一旦14時にお迎えが来る子たちを送り出すとそこからは1クラスに子どもを集め、先生2人で担当、その他の先生は掃除をしたり、自分のクラスの翌日の準備。
それを交代でやります。
自分のクラスですることは、子どもたちについての気づきを書き出したり、『教材』の理解や準備、忘れ物をしていたら連絡、日案(週案、月案)など…
細かく言えばまだまだやることがありますが、
この時間(1時間あったかなぁ…記憶曖昧)が1人になれる時間で、静かでちょっとだけホッとできる空間。

行事前は計画立てたり準備したり、学期末には学校でいう通知表みたいなものも渡すので、一人ひとりの成長の記録や様子を親御さんにわかりやすくお伝えするように、気も時間も使います。

ここまでは園にいるときにやること。

ここからは家でやること。

『ピアノ』は、園歌・ごあいさつの歌(朝、昼食、帰り)・お当番の歌、その月にまつわる季節の歌、誕生日や色んな行事の歌などは必須。
そこに根が真面目なので(←自分で言うタイプ)
色んな場面でピアノを弾くため、アンパンマンやトトロなど子どもたちが好きな歌を練習。

『園のたより』は、月一回、パソコンで作成するのですが、文章は打てても
イラストを挿入などはやったことがなかったのでそこから勉強。
主任の度重なる添削、ダメ出しを受けてやっと完成。

家事ももちろんするので毎日いっぱいいっぱいでした。


それでも始めは私も学びながら子どもたちと一緒に成長するぞ!と思っていたんです。


でも、

先生方は2グループに分かれてて仲が悪く(お互いのことを文句言ってる)
新学期ということ、クラス替え直後で子どもたちもなんだか落ち着かない感じな上に
転入生が1学期の間に3人入ってきて、その度にみんなソワソワしたり馴染めるようにケアしなきゃだったり
保護者さん対応も大変
主任からは毎日大きな声で保育の仕方について(本人は教えてるつもりだと思うけど)注意されて、私は何もできないダメ人間なんだと落ち込む
 
人間関係ってただでさえ難しいのに、子どもたち、保護者さん、先生方に気を遣い
新人だし、理不尽なことがあってもとにかく全力で頑張って
大事なお子さんを預かっているんだし、子どもたちもお迎えがくるまで頑張ってるんだから、

子どもが安心して楽しく過ごせるように

そう思って私なりに努力していました。


のですが


心が壊れ始め

食欲がなくなってきて

睡眠不足も重なり

そうなると頭が働かないんですね

考えることができなくなり

注意力もなくなってきて

そんなとき、私の経験の無さ、勉強不足で、子どもが怪我をしてしまったんです。


一番あってはいけない。 安全が守れなかった…


それまで以上に壊れていき

4年住んでいて始めてマンションの階段で足を踏み外して捻挫し
たまたま鍵がかかっていたからよかったけど、間違えて1つ下の階のお宅の玄関を開けようとしたり
買い物に行けば、買ったものをエコバッグに入れるのを忘れたり(もちろん全部じゃないですよ)
食べると戻しそうになるので水を飲むんですが、100mlを飲むのに30分かかり
歩いていたら、私の2歩前に私が歩いているような感覚になり
トラックにぶつかりそうになり
ベランダから下を見ると、体より心の痛みが上回っているので
「落ちても痛くなさそう」と感じたり
(ちなみに4階)


最後の方は「死にたい」ではなく

「吸い込まれそうな死」の中に入らないように留まれているような感覚でした。


年度の途中で辞めるのは子どもたちにとっても園にとっても迷惑をかけることになるので1年は勤めたかったんですが
このような状態の私では子どもたちの安全が守れないと思い

5か月で辞めました。


家族もそれぞれ忙しかったり入学があったり長距離の通勤、新しい環境と
自分のことでいっぱいだったので
相談したり話を聞いてもらうこともしませんでした。
そもそも繊細さんって頼るのが超苦手。

っていうかこのときから、もっと言えば子どもの頃から『繊細さん』の特性を知っていれば…
どこかで状況を変えることができたかもしれない。


数年前に自分が(自己診断ですけど)繊細さんだと知ってからは
「そういうことか!」と
他者への誤解があることや自分の理解ができてきて、スッキリしました。
まだまだ上手く付き合えてないですけどね(汗)

長々書きましたが
もし、読んでいただいた方で、苦しい状況にいらっしゃる方がいたら
(周りにそういう方がいらっしゃったらお願いしたい)

申し訳ないと思っても休んでほしい
自分を一番大事にしてほしい
あなたが幸せでいることが周りにとっても幸せだから
壊れ始めると判断できなくなるので、その前に


https://hsptest.jp HSP診断テスト

読んでいただきありがとうございました。
みなさんの幸せな時間が増えますように。

ねこたち





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