見出し画像

地味に嬉しいあの瞬間について【教師の仕事】


教師はハイハイハイリスクのハイリターンな仕事だと思う。しんどいことは星の数あり、生死を彷徨うような過労の中、それでも目も開けられないような光がさす瞬間もあるのだ。

成長を間近で見た時、ありがとうと言われた時、
なんやらかんやら…

まあ今回はこんな綺麗事ではなく、日々の中の
「やっぴ♪」となるあの瞬間、
「あざす」となるあの時間について書きたい。
ぜひ共感してもらえると嬉しい。

順不同


①保護者からの連絡帳・訪問・電話が一切ない時~


小学校教諭全員に頷いて頂けると思うが朝から連絡帳になんか文字が並んでいる時まじで【白目】【白目】【白目】【白目】になりませんか。

子どもを帰してから自分が帰るまでのあの時間、プルプルプルと自分宛に電話もかからず、なんなら自分からかける必要もなく、加えて突撃訪問もなかったあの日には何に感謝しよかな♪ありがとすぎ♪であった。

初任の年は、連絡帳恐怖症、電話恐怖症に罹患。
最後の年は、携帯電話も家電も持っていない、週に2日はアポなし訪問をかましてくる「奇」な保護者がいらっしゃったので心は無にしないと放課後は息ができなかった。まじやっべえぞ?

②とにかく早く帰れた時~

定時退勤と書きたいところだったが、定時退勤なんて経験ないので。リアリティがなさすぎるので。
しかし、定時から1時間以内に帰ることができた時は最高に沸いた。
正直その場で奇声をあげちらかしたいぐらい沸いた。
いつもよりうんと長いあの寝るまでの時間、思い出しただけでよだれもん。

③給食が好きなメニューの時~


これはでかい。給食の時間が1番好きだった。
だから低学年でもとにかく配膳やら片付けの指導には4月から力を入れた。
互いに楽しく美味しく食べることができるように!
なるべくゆっくり(私が)食べられるように!!!

定番のカレー、サバの味噌煮、甘めのガパオライス、白玉モリモリフルーツポンチ、わかめごはんとうどんペア、丼もの、地味に旨いミネストローネ…
愛していた。確実に私を支えてくれていた。
感謝しきれない。

④提出物が揃ったあの時~


宿題はもちろん、アンケートやら集金やらなんやら
まず一度では揃わん。まあそれは許せる。
忙しい親もいるだろ。
しかし、なるべく早く、なんなら次の日とかに全員分揃った時には心がスカッツツツ‼‼とした。

出席番号順に並べて1から最後まで順番に並んだ時、
名簿の〇が全て揃った時、
まじスカッとジャパン。あざす。

⑤教材が一発で見つかった時~


まじで教材探すのだけは毎回毎回腰が重かった。
す ぐ に 見 つ か ら な い から。
でかめの学校なら教材庫、資料庫、倉庫、なんやら庫、空き教室、学年の物置…無限に小さめの部屋があってどこに何があるか把握できない。
小黒板は?メスシリンダーは?水筆は?地球儀は?ビブスは?1メートルさしは?ドコドコドコドコドコ

だからたまたま入ってすぐ目に入った時には歓喜。

(数年に一度、「一回整理しましょう」「皆さんでどんな教材あるか確認しましょう」「どこに何があるかデータ化しておきました」と声を上げるジャンヌダルク先生が現れる。)


🍛🍛

なんかこのレベルの「ィェィっ!」は意外とあるな。
これをかき集めて、抱きしめて仕事をしていた。

本当に本当にお疲れ様です。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?