木彫りの哲学者

木彫り好きの自称哲学者です。 木彫りの作品を載せたり、独自の哲学を書きます。

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木彫り好きの自称哲学者です。 木彫りの作品を載せたり、独自の哲学を書きます。

最近の記事

    • 満足して死ぬより後悔して死ぬのがマシ

      人は必ず死ぬ。 これから先絶対変わらない心理。 よく「後悔なく生きろ」とか「自分の人生に満足して死ね」と言う人がいるけど、私は違うと思う。 人は生まれてきて死ぬまで100%犯罪に限らず罪を犯す。 誰かのこといじめてしまったり、酷いこと言ってしまったり、卑怯とか卑劣なことたくさんしてくる。 そういうことを死ぬ瞬間まで懺悔、後悔せずに死んでいく人が私は一番の無能だと思う。 自分の人生最後の時間になれば、走馬灯のように今までの自分の行いを思い知らされるであろう。 その中に自分の罪、

      • 戦闘漫画と虐殺

        昔はよくone pieceとかナルトとかブリーチ、ピクシブではジョジョの奇妙な冒険(特に5部)を読んでいた。 あの頃は楽しかったし、漫画の世界にどっぷり浸かっていた。 30歳になった今でも、その傾向は消えない。 だからこそ思う。 なぜみんな、戦争や虐殺を嫌悪しながらも漫画で描かれているそれをカッコいいと熱狂してしまうのだろうか? 人のこと斬ったり、ボコボコに殴り殺したり 撃ったり色々殺し方はあるけど、これらを含めて虐殺と言わないのだろうか? 私の知っている人気のある戦闘漫

        • 運命と自由意志

          ジョジョの奇妙な冒険で「運命論」という言葉を目にした。 私達は運命の奴隷らしい。 変えられない運命。 降りかかってくる災厄。 これらを私達は変えることができないらしい。 でも変えることはできなくても、これに対しての態度と行動は変えられる。 夜と霧の著者で、私はこのように受け取った言葉がある。 私達は与えられた過酷な運命に対してどのようにも行動と態度を変えることができる。 降りかかってくる災厄や運命は変えることができないかもしれないけど、それに対して私達はどのような行動と態度

          人生は思い通りにいかない

          最近。少年漫画のナルトに出てくるキャラクターのうちはマダラの名言。 「この世は思い通りにいかないものだ...。長く生きれば、生きるほど、現実は痛みと苦しみと虚しさばかり漂っていることに気づく」 と言う台詞。 私は30年生きているが、全くもってその通りだと思う。 人生、欲しいものが手に入らないし、周りを見渡せば奪われたくないものが奪われ、見たくないものを見せられ、聴きたくないものを聴かされる....。 そんな中で、 幸せになれ。 感謝を忘れるな。 どんな人生にも幸せがある。

          人生は思い通りにいかない

          運命と邪神

          夜と霧の著者、ドクターフランクル先生の名言 「与えられた運命に対して行動で答えていく」 簡潔に、自分に与えられた過酷な運命に対して行動で答えていけ。とフランクル先生は本に書かれていましたが、私はそれと同時に人生には死神に近い悪いものが引っ付いていると思います。 私はそれを「邪神」とよんでいます。 邪神は私達の人生に潜んでいて、私達が落ちぶれたり、破壊的な行動を起こしたりすることを期待していると思います。 邪神は過去な運命が迫ってくる時に顔を出し、私達を試してきます。 落ち

          平和主義の悲劇

          私は暴力とは、「誰かの尊厳のために他者の尊厳を踏みいじる行為」だと思います。 誰かのためであれ、自分のためであれ、みんな誰だって暴力反対だろうし、暴力を肯定してしまえば野蛮な世界が出来上がってしまいます。 しかし極端な平和主義もそれもそれで惨劇を招いてしまいます。 平和主義を否定するわけではありませんが、戦後の国というのは、極端な平和主義者の誕生により自衛隊の存在すら否定されてきたようです。 それはつまり国が国民を守る機能がしていないということです。 それでは国は完全な無防

          頭と心

          人には感情という心と、考える頭というものがある。 だから心はアクセル、頭はブレーキだと思う。 感情のまま動いていると、アクセル全開で運転しているようなもんだから、必ず衝突し事故を起こす。 頭で考えて、ブレーキを踏む必要がある。 でも、頭ばっかり考えていたばかりだと、何も進まない。 心というアクセルと、頭というブレーキをうまく使って人生を歩む必要がある。

          善と悪について

          世の中には、善と悪もないと考える人もいると思いますが、人間は正しさなしには生きられない生き物です。 「善も悪も存在しない」と唱えても、「善も悪も存在しない」というのが「正しい」という自分は疑えないので人間は何が正しいのか、悪いのか、考える必要があります 絶対悪について悪とは基本的に他人の権利を侵害する行為ということですが。 では究極の悪とはどういうものか。 それは、行き過ぎた善。 極端に偏った善は悪になる。 歴史上の万単位で大量虐殺をしてきた時の権力者達。 彼らは己の正しさ

          善と悪について

          ローマ皇帝のメンタルトレーニング

          ローマ皇帝マルクス.アウレリウスの激動の人生を振り返りながら、彼が実践してきたストア哲学を紹介する本です。 ストア派哲学流のメンタルの鍛え方が知りたくてこの本を購入しました。 人生で避けられない、怒り、欲望、恐怖などを克服するやり方が書かれています。 まずマルクス.アウレリウスは怒りは狂気でしかないと唱えています。 マルクスだけではなくストア派哲学者達は怒りは悪しき感情であると、その克服方法の一つとして自分のロールモデル、メンターを思い浮かべるといい。と唱えています。

          ローマ皇帝のメンタルトレーニング

          あなたはあなたが使っている言葉でできている。

          久しぶりに投稿します。 最近読書にハマってましてこの本を読みました。 何かに挑戦する人を後押しするための本です。 私としては日常の頭の中のネガティブな言葉を書き換える方法を知りたくて、この本を購入しましたが、結果的には何かに挑戦しているときは、ネガティブな言葉も浮かんでこないらしいです。 この本の素晴らしかった点は、哲学者達の言葉を引用しているところです。 例えば。古代ローマ皇帝マルクス.アウレリウスの言葉。 辛い時になんて不幸なんだと嘆くのではなく、頑張れる機会が与

          あなたはあなたが使っている言葉でできている。

          嫌なことが浮かんできたら

          最近、嫌な事が頭に浮かんできたら、英語を口ずさんでいる。 今の自分の気持ちを英文にしてみるのもいい。 そうすると、わからないところがあると「ここは英語でなんて言うんだ?」って疑問がわいてきて、そのことに頭が持っていかれるから気を逸らす事ができる。 それに今、海外旅行へ行きたいと思っているから、英語の勉強をしている。 海外へ行けば、何か自分の中の意識が変わるかもしれない。 同時に、英語を習得すれば自信に繋がりそう。 私にとって英語を勉強したり、知らない土地へ行くのはハード

          嫌なことが浮かんできたら

          彫刻刀を研ぐ失敗談

          最近木彫りをしていて、厄介なのは彫刻刀の研ぎ方。 切れ味が悪くなるのは作業がしづらい。 研ぎ方を習得しようと、youtubeで刃物の研ぎ方を見よう見真似で研いでみた。 結果。 彫刻刀一本ダメになってしまった。 研ぎで使ったのは、ハイスケアー。 研ぎ方が悪かったのか、刃先が丸くなって使い物にならなくなってしまった。 もう一度よく調べてみると、彫刻刀は研げば研ぐほど鋭くなならない。 むしろ研ぎすぎるとダメになる。 本来、木を切って刃先が丸くなることはない。 必要最低限

          彫刻刀を研ぐ失敗談

          絵を描くことについて

          絵を描いているときは、集中して作業をしているため、余計なことや過去の嫌な思い出を浮かばないですむから、私にとっての精神安定剤だ。 絵を描くという行為は、けっこう根気のいる作業だと思っている。 「うまく描かなきゃ」というプレッシャーもあるが、私は自分でもあまり上手いほうではないと思っているため、少しハードルの高い作業でもある。 でも、このハードルとプレッシャーが、私の頭の中を浄化してくれるのである。 これから根気のいる作業をしていくときに、余計なことを頭に思い浮かんでい

          絵を描くことについて

          絵画の中で描かれるコミカルな悪魔達ー悪魔のダンス➖

          この本は多種多様な悪魔達や聖書や絵画の中で描かれる悪魔を紹介する美術書となります。ゲームに登場するような有名な悪魔も出てきますので、少々マニアックですが、絵画やゲームに興味のある方にとっては楽しめる本となります。 ➖本書で紹介する悪魔について➖悪魔て聞くとどのようなイメージが浮かびますか? 私は強大で抗えない恐ろしいイメージが浮かびますが、本書を読んでいくうちにゲームや漫画やアニメの中で描かれるコミカルでツッコミどころが多い悪魔のイラストで聖書や絵画を紹介しているので、意

          絵画の中で描かれるコミカルな悪魔達ー悪魔のダンス➖