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【ゲームエッセイ】汲み取る才能もないじぶん。

今年noteでのトレンドが発表されている。
ぼくはゲーマーなので、やっぱり気になるのは
「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」
有名な方々も書かれていて、なるほどなっとく。

世界的に大ヒットしたし、みんながそれぞれの楽しみ方や考察も書かれているけれど、なんだかぼくにとっては腑に落ちない。理解力もないし、想像力も皆無なのはいたしかたないんだけど。


大方の俯瞰した見方というのは、全体性を描くものなので、言ってしまえば「ここがゼルダの命運を分ける!」的なことが書かれている。

いくら世界的に大ヒットしたからといって、ぼくにとっては大好きな"ゼルダの新作"でしかなくてそれ以上でも以下でもない。楽しみにしていたゲームの一本が"ゼルダ"というだけで、アレはいいだとかそこはダメだという見方ほど、う〜〜・・・nn・・・??となる。

ぼくがハイラルの大地で経験したことが、彼らにとっては未経験であることもあるのだろうし、その逆だって大いにある。むしろそっちの方が多いのだろうね。だとしても、各々が好き勝手に楽しんでいるゲーム体験にたいして"コタエ"のようなものを突きつけるのは、なんだかゼルダらしくないよねとも考えてしまう。

ゲームは当事者でないと、まるで関係のない会社の掃除当番のウワサを聞いているようなものだから、適当に流してしまえばまぁいいのだろうけれど、今年取り上げられた記事はいったい誰に言っているのだろう?とアタマをもたげる。

彼らもお仕事で書いているのかも知れないし、お仕事欲しさに日夜費やして研究して書いた記事であろうことは容易に想像がつく。いい加減な気持ちでゲームを扱うことはないのだろうし、そんなことをすればライター人生に傷がつく。

ぼくのアタマが悪いせいでもあるのだけれど、やっぱりどの記事もわからなかった。なにが面白いのか、何かためになるのか。記事の物量も多くてさすがだなと思うのだけれど、やっぱりわからん。それを"読み手の気持ちに寄り添う"なんて言うのかも知れないけど、ぼくには寄り添ってくれている気はしなかった。

どんなにすごいライターさんでも、明確に"他人"だから、「分かり合える」という前提を持ち出した時点で、すでに話がよじれているのだろう。

お互いが"ゲーム好き"って勝手に思ってしまったから、「あのことは書かれていないから、きっとこれは大したことじゃないんだな」とひとり残念に思っていたり。そもそもゲーム経験値だってちがうのだから、そんな素人くさい事なんて書くはずもないのに。

ぼくも経験さえあれば、俯瞰した全体性みたいなものが書けると思っていた。何度も下書きして溜めてみたけど、むず痒さだけが残って、削除。それでもやっぱり試して書いてみたくて再三チャレンジしたけど、アトピーのようにまとわりつく。

結局ぼくには俯瞰した全体性なんていうハイレベルなことなんて出来ない。そもそも書きたいことはそうではないのだ。彼らを言い負かすことも論破することもできない。と言うかしなくていい。


わからんヤツがダメでわかる人はエライみたいな感じもわかる。ぼくだってスキをいただけた時は「わかってもらえた!」って嬉しいし、いいのが書けたんだ!って自信にもつながる。

でもどうしても今年のゼルダの人気記事には重なり合うことのない波紋を感じる。彼らは彼らで苦労したのだろうし、見えない努力を組んで察してあげなきゃとも思うのだけれど、ぼくにはそんな優しさも才能もない。

多くのスキをいただいている、と言うことはそれだけ読者のみなさんが"やさしい"のか"察する"ことが天才的に突き抜けているのかも知れない。

書き手の想いと読み手の気持ちをわかろうわかろう、と何度も読み返してみて、何時間費やしたか見失った挙句、途方もない虚無感と無力感しか残らなかった。やっぱりぼくには"察する能力"はライクライクにでも食べられてしまったらしい。

トレンドとか流行ってものは「追う」のではなく「取り入れる」ものなんだよね。わかっちゃいたけど、同じ土俵に上がった時点で負け確定なんだよ。じぶんよ。

わからんもんはわからん!ってだけなだけなんですけど、カッコつけて、"偉大なる負け惜しみ"って言わせていただきます。

今年ももうおしまい。仕事納めの方もたくさんおられるでしょう。色々あったでしょうが、ゆっくり休んで、ゲームを楽しんでくださいね♪

コケでした〜。

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