悩みは私の中に

なんだかいつも急かされている。

期待されていることが背中にのしかかって動けなくなる。

失敗は許されないと思っている。

どこかいつも怒られるんじゃないか、文句を言われたらどうしようと不安になって行動する。

完璧でないとゆるされないような、休むことも許されないような。

大抵の私の悩みは私の頭の中だけにある。

私は非現実の世界で恐れていて、まだ起きてもいないことを不安になり身動きが取れなくなっている。

現実には、
まだ何も起こっていない。
誰も文句も言ってきてるわけでも怒られたわけでもない。
目の前にお客さんがいるわけではない。
ただ家で仕事をしているだけだ。

期待されているのかもわからないのに失敗できないと思っている。
休んでも許してくれる人たちばかりかもしれないのにみんな休むと怒ると思っている。誰も完璧を求めてないのに一人で完璧じゃないと許されないと思っている。

心の病んだ人たちは現実と接触していない。目の前の人を見ていない。隣りにいる人の心を理解していない。理解する姿勢がない。ただ心の中の録画の再生と、それへの反応だけで生きている。「自分の心」をしっかり守る方法　加藤諦三

・目の前の人をちゃんと見る。

勝手な想像で相手は許してくれないと決めつけるのはその人にも失礼だ。非現実の妄想ではなく相手をちゃんと理解しようとしてみる。その人はちゃんと受け止めてくれる人かもしれない。

・起きた事実だけを見る。

まだ何も起きていないのに勝手に期待を背負ったり、プレッシャーを感じたり、焦ったりしても損だ。実際にそれが起こったら丁寧に行動すればいい。実際にそんな事態になって初めて相手がどんな人かちゃんと理解することができる。そうなるまではこんな人たちかもしれないという私の妄想でしかない。

現実を見て、時間はない

この世にはない作り出した不安に苦しむより、

すでにある身の回りの幸福な時間を見て。


目の前にある美味しいご飯も、

家族との時間も

作るものを喜んでもらえる幸福も、

今しかない幸せだ。

無限ではない。いつか過ぎ去っていく。

この一瞬にしかないものを見ないで、ありもしないことの不安に心を奪われてはもったいない。

今ここにあるものを味わうために人生はある。

悩んで過ぎ去った後には取り戻せない。

非現実の世界で不安がるより、足元にいっぱいある幸せを味わおう。