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micro:bitのBLEHID拡張の使い方

micro:bitのアドバンテージはだれでも使える無線機能だと思っているのですが、同じハードでBluetoothも対応しているのです。
そのなかでよく出来ていると思われるのが「microbit-pxt-blehid」拡張機能です。
これはmicro:bitを、Bluetooth経由のHID(Human Interface Divice)つまりキーボードやマウスとして認識させる拡張機能です。
micro:bitのボタン、センサー、カードエッジの情報をキーボード、マウス入力として、Bluetooth接続しているPCに認識させます。

使用するにはMakecodeの拡張機能画面の検索欄に「blehid」と入力すると、拡張機能の選択ができます。


公式ではないサードパーティーの機能ですが、使った限りでは全く問題はありませんでした

この機能を使うとmicro:bitの傾き(加速度センサーの情報)をマウスの動きにしたり、ボタンやカードエッジの状態をキーボードで押されたキーとして認識させられます。

例として、micro:bitの傾きでマインクラフトのユーザーの前進、後退、方向転換のキー操作をmicro:bitでやってみました。

このような感じになります。

これを使うと、micro:bitと色々なPCソフトの連携が可能になります。
マインクラフトのキーボードとマウス操作に割り当てたのが上記の例ですが、Scratchのキーボード操作に使ったのがネコリンピックスキーゲームです。

ゲーム画面
ツイスト運動器具に、磁石とmicro:bitをはりつけて、回転を検出しています

BLEHIDを使うと、Scratchlinkを使わずに、キーボードイベントだけでネコを動かすことができます。

他にもPCのキー・マウス入力のエージェントとして使用できるので、スライドクリッカーに使えたり、センサーの連携ができるので応用範囲が広がります。

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