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シンエヴァンゲリオン、観たよ。

息子と二人で「シンエヴァンゲリオン」を観てきました。

定期的に、二人で興味を持った映画を見に行きます。

私は、特に興味がなくても息子から誘われると、「のこのこ」ついて行きます。

映画よりも、誘われる事自体がうれしくて、お笑い芸人ココリコ遠藤の「ほほほ〜い」踊りをする時もある。

ちなみに、夫と行く時は夫が「ほほほ〜い」を踊ります。

もともと、「エヴァンゲリオン」に興味はありませんでした。

エヴァンゲリオンが、パイロットの少年少女のお母さんで、子供を守る母性本能を利用した物だという設定も割と最近知りました。

それを知った時はびっくりしたし、アイデアに感心しました。

確かにね〜、母は強し!だからね。

例えば、宇宙から何か怪獣みたいなモノがやってきて、地球の危機だってなって、地球で一番強い生き物にそいつの相手をさせようとなった時に、その生き物の中でもさらに強いのはお腹に赤ちゃんがいるメスだ!って気づいた監督、凄い!

山田くん、庵野監督に座布団一枚あげて〜!

少し前に、映画公開を記念して放送された過去の『序』『破』『Q』を観たけど、話がちんぷんかんぷんで、ほぼ分からなかったし、キャラクターも昭和のアニメ好きには、ちょっと・・なんていうかオタクの手垢みたいなものが付きすぎてて、嫌だった。

だけど、映像が綺麗で、クルクル回るカメラワーク(っていうのかな?)が、遊園地のアトラクションみたいで楽しかったから、「シン」を、映画館で観たいと言う気持ちが徐々に大きくなっていました。

テレビ放送を待ってもいいかな〜とも思ったけど、やっぱり大画面で見たくて息子を誘いました。

最初は「え? 俺まだ『Q』見てない。」と断られた。

何日かして、一人で観に行こうと思ったら、「配信で『Q』観たから行くか。」とついてきた。ほほほ〜い。

ここから、映画の感想をお伝えしますが、完全『ネタバレなし!』

したくてもできない!

なぜなら、話がほとんど分かってないからです。

難しいですよね。

みんなちゃんと分かって観てるんだよね。凄い!

最初のね、パリの場面からして、なんかもう凄い。凄かった。

上から吊られた戦艦が、メリーゴーランドみたいにクルクル〜

で、そっから目が回るような映像のスペシウム光線!じゃなくてスペクタクル!上なのか下なのか、中なのか外なのか・・・グルングルンの世界。

小さい頃、「トイストーリー」を3Dで見せた時に映画の途中で具合悪くなったことのある息子が心配になりました。

チラリと見ると、呑気にポップコーン食べてる。

トイストーリーの時は、次の日まで回復せずに学校休んだのに、大きくなったもんだ。「3D映画を観て具合が悪くなったのでお休みさせます。」って連絡帳に書いたっけ。

大きくなりすぎてもう24歳、いい歳なのに彼女もいなくて、お母さんと映画見てるんだから、まさに、リアル「エヴァンゲリオン」。

いい加減、親離れしてほしい。ほほほ〜い。

そう思いながら見ていると、場面はのどかな田舎風景に移って、田植えをする綾波レイに、大人になってるシンジの元同級生なんかが出て来て、その中で相変わらずいじけてるシンジがいて、相変わらず二人の女の子に助けてもらってる。

そのあとは、登場人物達がそれぞれにエヴァンゲリオンから卒業していく。シンジは苦手だった父と向き合い、確執を乗り越えて成長する。

一時は、社会現象にまでなったエヴァンゲリオン。

若者に神と崇められた作品と監督。

ドラマの中の難しい設定や、登場人物のメンタルの弱さなど、『沼』の要素が多くて、ファンは長い間、暗号の答え合わせに必死だったように感じます。

不定期に作られてきた息の長い作品ですが、間に「3.11」が起こった。

映画の中に、津波を彷彿とさせる場面があり、戦争や災害から何度も甦ってきた人類を描きたかったことは想像に固くない。

映画の最後に物語と、歴史、両方を綺麗に終わらせた庵野監督。

私は、面白かったな〜楽しめた。ほほほ〜い!



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