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映画『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』の感想

久しぶりに映画『男はつらいよ』シリーズを見ました。今日見たのは『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』です。シリーズ第27作目。映画のタイトルにあるとおり、舞台は大阪です。

マドンナの松坂慶子さん、すごく綺麗でした!うっとりしました。髪も美しくて、和装がすごく似合っていました。松坂さんが演じているのは、幼い頃に離れ離れになった弟を案じながら生きる、浜田ふみという女性です。芸者をして生計を立てています。

割とシリアス筋書きでしたが、寅さんだけでなく、大阪の宿屋の人たちの言動も面白くてニヤニヤしてしまいました。宿代さえまともに貰えていないのに、寅さんに言われるがままお酒やら何やら提供してしまうのが面白く、同時にとてもヒヤヒヤする場面でした。この宿屋、潰れるんじゃないのか?!と思ってしまいました。

宿屋の息子(喜介)が、とてもいいキャラしてました。特に、寅さんの膝を枕に号泣するふみを見てしまった喜介のオドオドした感じがとても面白かったです。男女の営みをのぞいてしまったと勘違いしてしまったようです。

個人的に印象に残ったのは、ふみがとらやにやって来て、とらやの人々(寅さんの妹であるさくらなど)と夕食をともにするシーンです。

芸者という職業柄、とても気がまわるふみ。ごく自然にお酌をします。
とらやでの夕食のシーンで、ふみは博(さくらの夫)相手にお酌をしました。その時、さくらはちょっと不安そうな表情でその様子を見ていたのです。

物腰の柔らかい、明るくて色っぽい芸者さんに対する何とも言えない気持ち。嫉妬でもなく警戒心とも違う、少し不安な気持ちをさくらから感じました。
和気あいあいとしたシーンの中でさりげなく描かれていたので、印象に残りました。

映画『男はつらいよ』シリーズ、どの作品も面白いです。今後もちょこちょこ見ていきたいと思います。


今日は以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。