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22歳インド旅 出発前夜 手記

 2024 1/3 日本時間 15:26 
どこかの上空 あと2時間でマレーシアクアラルンプールに着くところだ___。



インド旅、それは私にとって小さい頃の憧れであった。
私の両親はヒッピ〜でパンクでロッキ〜ロッキ〜といった具合の人たちで、私が母の腹の中でぐだぐだやってた頃から、音楽、映画・・・たくさんの刺激を与えてくださる鬼人夫妻であった。

埼玉生まれの母のメールアドレスはtabinchu…から始まる酒&音楽大好きな旅人海外かぶれ女。
父はカナダ系イギリス人、スコットランド人でアル中スモーカーファンキーな祖父に育てられた絵描きで、ギター好きで音楽好きなよわよわしい変人。
(私はそんな二人に育てられ、アートと共に生きて美術の学校を卒業し。いろんなことがあって実家の京都を飛び出し東京へ来た22歳精神年齢5歳の美少女。wtf)

そんな二人の本棚もなかなかにイカしていて、その頃、私が出会った愛読書の「インド神話・入門」、そして20代母の3ヶ月インド放浪記と写真集が、何よりも、インドという国に対する憧れ___エロース、そして私のアートや生き方に大きく力強くズギャギャンと影響を及ぼしたものだった。




 この旅は一人で結構する予定でいたが、インスタグラムのストーリーをぽんぽん眺めていたある日、中学の頃の友人のある投稿が目に止まる。
彼女の父がアフリカを周遊したというもので、その文末には
「インド行きたいけど誰か一緒に行きませんか〜」あって、よしきた!と私はこれに即レスポンス。もちろん一人でもよかったのだがテルマ&ルイーズをみてホッカホカな私の心は完全に女二人激ヤバクソヤバヒステリックサイコ旅を望んでおり、彼女も本気にしてこそいなかったが、このムーブにより我々の夢のラフスケッチはより鮮明なものになっていった。
彼女の名は小野。通称おのんでぃー。わたしはのんでぃーとよんでいて、目がくりっくりでかわいくて、そして当たり前にそんな可愛い女の子なので、旅には親へのプレゼンテーションと許可が必要と言い、そしてそこを面倒くさがるところを、なんとか許可を得てくれた頼もしき友人である。

彼女の父は私たちに観光客が少なく治安も比較的悪くない南インドの田舎の周遊を勧めてくれて、その中で14日間に及ぶアジア周遊旅を企画した。

最終的に計画では、京都に帰省ついで、関空発で
マレーシア(トランジット)→南インド(最南端の岬を目標にU字に西から東へ)→タイ・ばんこく→べとなむ(とらんじっと)→ほんこん→まかお→台北→back to hell tokyo…といった流れで決定した。台北から東京へは一人のチケットで他は彼女と行動したり別行動したりさまzamaってかんじ。

さあ、べろっべろに酔っ払ったわたしは終電を逃してしまったので京都河原町のネカフェで休息中。そろそろ出発の時だ。

ちなみにタイから台北までの間、友達とはほとんど別行動にして、自分の師匠が紹介してくれたグラフィティライターやアーティストとペイントする予定を詰め込みまくってもいる。
たんのしみだああああああ!!!!!!!!!

さあスプレーからんからんいわせて阪急河原町駅までまっすぐ直進
行ってきます!!!!



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