映画をみた。

私が一度は歩いてみたい「巡礼の道」をめぐるお話。

主人公のトムは、急逝した放浪息子が、巡礼の道を志していたことを知り、その思いを抱いてともに歩く物語。

国も、性別も、年齢も、信仰さえも異なる、
何もかも異なる人々が、
ひとつの同じ「道」を目指してあるく。
出会いの奇跡。ひととひととの交流。

生きる理由を探すわたしに、
「いつか巡礼の道をあるきたい」という、
巨大な目標を爆誕させた映画だった。

わたしの人生、こんなことばかりだ。
やりたいこと、やっていること、やれていないこと、やりたくないことに溢れている。

「巡礼」が「やれていないこと」に分類される前に、始めたい。
ただひたすらに歩くだけの時間を味わいたい。

発車数分前の電車に、とてもうるさい車に、
思うように歩けないほど混んだ駅に、
舌打ちしてくるおじさんに、
散らかった部屋に、重たい荷物に、
たるんだ体に、重だるい頭痛に、、、
無限に出てくるガマンしなきゃいけないことから、解き放れたい。
つかれすぎて、ねむれない夜ともきっとおさらばだ。

きっと、わたしもわたしの神さまに呼ばれるときがくるのだろう。しよう！と思わずとも、そのときが。
それを楽しみにしてるから、まだしねないってわけ。