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箱根駅伝初出場 徳本一善監督率いる駿河台大学が挑んだ晴舞台

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

近況報告すると、
年末は毎日のように忘年会。
年始は両家の実家への挨拶や、
一泊二日の京都旅行に行ったりと、
充実した日々を過ごしています。

さて、お正月の風物詩の1つといえば箱根駅伝。

今年は駿河台大学が初出場。
監督が徳本一善さんだったこともあり、
陸上界では注目が集まりました。

徳本一善さんといえば、
現役時代、法政大学のエースとして箱根駅伝に出場。
当時ではまだ珍しい茶髪にサングラス姿で試合に出たり、
ゴーグル姿でインタビューを受けたりと、陸上界の風雲児的存在。
爆走王の異名も持っていました。

箱根駅伝ではユニフォームのカラーにちなんで、
オレンジエキスプレスとも呼ばれていますが、
そのきっかけになった人とも言われています。

大学2年生の時は1区で区間賞。
しかし、4年生の時に2区で肉離れで途中棄権となり、
襷を繋ぐことが出来ませんでした。

それから20年。
今度は監督として箱根路に戻ってきました。

結果は19位。

しかし、繰上げ無しで襷を繋いだことと、
アンカーの阪本大貴選手が区間7位の力走で「楽しかった」とゴール直後に話していたこと、
そして、4区の今井隆生選手に対してレース中に徳本監督がかけた熱い言葉が話題となりました。

4区を走った今井隆生選手は31歳。
心理学を学ぶため、中学校の体育教師を休職し、
駿河台大学へ編入。
かねてからの夢だった箱根駅伝を叶えました。

しかも、5区はかつての教え子である永井竜二選手。

自分なら、この上ない劇場が用意されたなと。

さて、レース当日。
19位で襷を受けますが、
10キロ付近で専修大学に抜かれます。

すると、監督車から徳本監督が鼓舞。

「今井、お前意識あるんだろな。何か見せないといけないんじゃないの」

さらに残り3キロ。
苦しい表情の今井選手に、

「ラスト3キロだからね。お前が思い残すことはここに全部おいていけ。
ここからは気持ち。あきらめないことだけがお前の“とりえ”なんだからいくぞ」

と、激励。

そして残り1キロ、
徳本監督から最後のゲキが飛びます。

「お前の残された時間はあと3分だよ。しっかり見届けてやるよ。
2年間楽しかったこと思い出せ。俺は楽しかったぞ。1秒大事にしろ。永井に1秒でも楽させないと」

最後の力を振り絞り、教え子の永井選手に襷をつないだ今井選手に対し、
徳本監督は「2年間ありがとう。俺に謝ってきたらぶっ飛ばすから」と感謝。

その言葉に涙を見せた今井選手は、

「本当にここに立つまで、監督といろいろあった。最後監督に『ここに置いていくものを残すな』と言われて、
監督があってこの挑戦ができたので、本当に感謝しかないです。徳本監督に学んだ1番弟子として、
4月1日からこの思いを胸に教壇に立ちたいと思います」

と、涙ながらに感謝と決意を語りました。


箱根駅伝に出る夢に向かって、
本気でぶつかり合いながら挑戦したから生まれる信頼関係と絆だなと。

僕自身も情熱を持って、日々チャレンジします。

引用:https://www.news24.jp/articles/2022/01/06/091007902.html

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