私は2020年10月末をもって、大卒後、
新卒の年の6月から2年半続けた日本語学校の事務のお仕事を辞めました！
去年から早く辞めたいなー、と思っていたので
後悔もないし、スッキリして良い気分です。

今の気持ちを残すために、
なぜ私はほぼ新卒で日本語学校勤務になったか。
なぜ今回辞めることにしたか、
をリアリティ溢れる文章に致します。

ついさっきまで、日本語学校の現場の人、だったのですから、もちろん詳しい学校名とは言いませんが、誰かの思考を刺激できればと思いまして！

この業界、実は年配の方々がとても多くて、インターネットに情報を落とす層が多くない(気がする)んですよ。だから、私はこれから日本語学校勤務を考えている若者たち、SNSを使う方、私をネットで探して出してくれた方たちに向けて情報提供をしたいと思うわけでございます。

まず、
なぜ日本語学校勤務になったか

私は高校生から今まで、韓国オタクなんですね。
最初はアイドルから入ったのですが、今はそんなに興味もなくて漠然と韓国が好きで、飲むならチャミスル一択、1人1.5本は最低行こか？という感じのオタクです。

高校の時は韓国の大学を目指していたほどで
とにかく大学時代から留学がしたくてたまらなかったんですね。
まあ訳あって日本の大学を受けることになりますが、受験勉強には興味ゼロだわ韓国語は勉強したいわで韓国一色な高校3年でした。
大学時代もキター！という調子で韓国へ短期留学、交換留学、マニラへ語学留学、と好き放題韓国寄りな留学をしたわけです。しまいには就活も選考途中のまま、今しかない！という勢いで
日韓で人気のセブ留学まで行ってしまいます。

戻ってくる頃には10月だから就活なんてもう
終わってる頃なのに、私は絶対大企業でサラリーマンをやるタイプではない、と思い込んでいたのでどうでも良くて思いっきり大学4年生を楽しみました。

その結果、就職先も特にみつからなくて、
でも韓国語を使いたくて、テキトーに
サイトで見つけた怪しい渋谷のベンチャーの日韓ＥＣに関する立ち上げ事業部へ入ります。

予想通り、怪しいベンチャーだし直属の上司も高卒で頭悪いの丸出しで話が通じないので、自分が情けなくなって2ヶ月で辞めました。上司は涙ぐんでいましたが、ざまあみろと思いながら辞めたら、その後全員辞めて部がなくなりました！！

その後にバイトルで見つけたのが
日本語学校でした！前置きが長すぎましたね。
韓国の代理店対応、学生募集や学生対応、
ビザ関連事務のお仕事です。
こういう経緯で日本語学校勤務になったのですよ！

当時はベンチャーを早く辞めたすぎてどこでもいいから早く転職！という気持ちだったので、とんとん拍子に韓国担当として働くことが決まり嬉しかったのを覚えています。しかも、外国語の語学学校なら自分も何度も学生としての経験があるし、学生時代も留学生支援などを行っていたのでとてもやりがいがありそうだと思いました。

日本語学校の印象

しかし、私が勤めた日本語学校ですが
まぁ面接の段階から、総務の声は小さいしいかにも陰キャ、社会不適合？と思うほどのテキトーな対応で、中高6年演劇部でハキハキと声を出して生きて来た私には社会人でこれは信じられないな、というのが第一印象です。

アナログな日本語学校

ここから私の日本語学校生活が始まります。
最初の慣れるまでは、事務の皆さんもフレンドリーでアットホームで、なにもストレスはなかったんですよ。ただ、やはり仕事を覚える中で
印鑑だったり紙ベースだったり、かなり、かなりかなりかなり効率悪いな、昭和だな、と思うことが増えてきました。
最初は色々わからないじゃないですか。
直属の上司も50代後半だけど、めちゃくちやバリバリ仕事してきていろいろな経験値があって学ぶことがあるかも、と思うけど、慣れていくうちに、関わっていくうちに分かってしまったのですよ……普通のおじさんだし、全然仕事できない…時代に置いていかれたアンポンタンだということが……
そこから私は、一通り慣れてしまったら、
この職場で私が吸収できることはそれ以上無いな、と気付いてしまいました。

もちろん、1人でソウル出張を22,23歳とかで出来るというのはとても貴重だと思ったし、今まで遊びや学生として来てた韓国に、働く人として来て、働く人とお話しするのはそれはそれで楽しかったんですよ。この業界、堅苦しくはないので主婦やおばさんが代理店窓口をしていることが多くて、若くて明るい子が担当になったと色々なところで可愛がってもらいました。
出張スケジュールも自由に組めて、とてもとても楽しかったんですよ。

しかーーし！
2019から日韓冬の時代？政治的理由により韓国から観光客もドカンと減りましたよね。留学生も同じでした。要するに割と暇になったんですね。

そこに加えて2020コロナですよ。
学生は物理的にこれない、出張も行けない、職場で吸収できることもない。職場の人たちも(事務方のスタッフや総務)どちらかと言えば安定してゆるゆると仕事したい人たちで刺激がない。

元々が、大変なことを経験してこそ成長するという風に考える派であり、安定とかが割と嫌いな私は、もういいや、、となっていったのです。

正直なにをしたらいいかわからないくらい、朝から夕方まで暇つぶしをするような暇な日もたくさんありました。中国とか人口多くて、担当1人で
めちゃくちゃ忙しいのに、
私は韓国担当だから学生も少なくて、その分全校生徒分の証明書発行とか寮の管理とか入管業務とか雑務とかはかなりやったけど、それでもなんだかモヤモヤしていて…もっと私にしかできないことを効率よくやりたいなという気持ちが高まっていきました。

色々なルールやおじさんが決めたことに従う、っていうのが1番嫌だったと思う。
だって、私たち若者の方がITを使って効率よくミスも少なく仕事ができるのに、おじさんたちが理解できないからって私たちが遠慮してわざわざめんどくさくてミスも増える仕事法を実践しないといけないんだもの。
そんでもってボーナスもおじさんが多くもらう。
責任があるというのはわかるけど、実際1番とんでもないミスをたくさんおかしていたのは、部長でした。だろうね、という感じですが…そういう、負の連鎖が我慢出来なくて。
だったらお前が改善しろよと思いますが、上の人でない限りそれができない状況でした。上とも話が通じなくて。とにかく全てが昭和。
いつも、ここは東京ラブストーリーの
スポーツウェアのオフィスより古い。と思って仕事していました。

そんな中でも学生と学校をつなぐLINEやYouTubeに紹介動画をあげたりと、色々卒業制作を残していってあげましたが😭😭

思い出した！一番むかついたこと

こんなこと書いてたら、日本語学校勤務時代一番向かいついたことを思い出しました。

コロナ禍で初のオンライン授業がはじまったときのこと。もちろんオンラインに慣れてない我々は、オンラインスタートからずたぼろ。学生からも代理店からもクレームクレームだし、私が逆の立場だとしてもこれはないな…と思う状況でした。

そんなこんなでストレスが溜まってたのか知りませんが、最初うちの学校では、オンライン授業を録画で配信してたんですよ。なのに、先生がマスクつけて教えてる動画を見てしまって。

誰もいない教室で1人で録画して撮ったビデオで、

マスクする？？？

学生って日本語学びに来てるし口元見たくない？！

って、マスク付けなくていいのでは？みたいなことを示唆したら、先生たちも大変なんだからさ！みたいなこと言ってきたんですよ！意味不明。とことん意味不明。

そんな上司が嫌いで、やーめっぴ！ってなりました。

でも日本語学校は楽しいと思う！

ここまでネガティブなことを書いてきましたが(辞めた理由なので仕方ないですね😭)

私は日本語学校で働く経験ができてとっってもよかったなと思っています。とくに、先生ならもっとやり甲斐あるでしょうが、事務で入社したので本当に特殊だったと思います。

でも、そのおかげで日本語教師にも興味が湧いて、資格も取れたし、日本語教師とかこの界隈の雰囲気も知れたし良い経験だったなと。

私自身、海外に興味ある変わり者だから分かるけど、日本語教師も本当に変わり者が多い！！変な人だらけです！でも、変な人同士はうまくいくんですよね！きっと！私は変な人が大好きなので、とても面白い環境でした。

校長先生に、あるとき飲みの場で3年は続けないと…みたいな話をされましたが、この類の話を出す経営者にこそついて行けないなと思って転職を後押ししてくれた発言でした！そんな校長先生も、私は好きです。

日本語学校で働けて、よかった！！

おまけ　日本語学校事務の給料

私あんまりお金に関してプライベート…とかいう考えが浅い＆きっと皆が知りたいことなので暴露します。

日本語学校給料、わたしは基本給22万+日本語教育能力試験合格したので教職手当が追加されて23万円ほどでした。そうなると手取りが18万くらいってかんじです。

コロナではもちろん給与カットとかされて一時期手取り14万とかの時もありました(でも給付金のおかげで40万くらい返ってきた)

ボーナスは額面1年間で95万くらいで手取り80万くらい出てたのでそこはヤルナ…という感じでした。

残業とかほぼゼロで、ゆるゆる派には最高の環境かも？！でした。

おわり