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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿108

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第108回全文無料で皆さまにお届けします。

第107回から続く



CPI(米消費者物価指数)今回予想~6.2%(前回6.5%)

これは、昨日の寄稿でも引用させて頂きましたが、米2月10日時点でのクリーブランド連銀のInflation Nowcastingです。

CPIの価格プロファイル(ウェイト・算出方式)変わります


CPI(米消費者物価指数)~注記~2023年1月のデータから、BLS(Bureau of Labor Statistics~アメリカ合衆国労働統計局)は2021年の消費者支出データを使用して、1 暦年のデータに基づいて消費者物価指数のウェイトを毎年更新する予定です。これは、2 年間の支出データを使用して隔年でウェイトを更新するという以前の慣行からの変更を反映しています。

CPIの価格プロファイルウェイト・算出方式)が今回か上記*のように変わりますという事です。

このCPIの価格プロファイル(新しい算出方法・ウエイト:上記*)につきましては、もうずっと以前から話題になってきました。ちまたでは、これによって、人によっては、数字が微妙にですが、高めになる傾向さえあるのではないかと、話題にはなり続けてきたことでもあります。

注目されているCPI(米消費者物価指数)ですからいろんな点で話題になります。マーケットはそれも事前にわかっていると思います。この点も含めて、今回はまた今回で、実際の数字発表前後、そして発表された数字に対して、市場がどう反応するのかと言うところであると思います。

このアウトライヤー寄稿では、発表されるCPI(米消費者物価指数)の数字のあてっこをするつもりは全くありません。そんな事、そもそもできません(笑)。出てくる数字に対して、その前後で、マーケットがどう反応するのか、これが大事だと思っています。

また、ターミナルレート(金利引き上げの最終到達点)の予想が上昇してきています。ロシアからの供給削減によるエネルギー価格の上昇の可能性をさほど考慮に入れていなかったという事もあると思います。

これは、ISABELNETさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
引用~「ターミナルレート(金利引き上げの最終到達点)は、マーケットの予想より高くなることもあり得ますかね?」



ただ、このアウトライヤー寄稿では、昨秋来、ターミナルレートが6%を超える可能性さえありうるという事を寄稿の最初の頃から述べてきております。そこから考えると、やはり、先週失業率などの経済指標の発表まで、いかに、市場がインフレ抑制という事に対して警戒しながらも楽観的姿勢であったのかもわかります。ただ、そういうことを全部ひっくるめての今の市場です。

リセッションという言葉は、その認定のタイミングも含めて、使いようです。まずは、Earnings Recession(企業業績・利益のリセッション)という解釈でいます。マーケットは先々を織り込んで行きますから。まずは、Earnings Recession(企業業績・利益のリセッション)から、それが、状況によって本格的なリセッションへ導いていくという順番、時差、構図だと認識しています。

アウトライヤーとしまして、過去の寄稿を全部ご覧になって頂けますと嬉しいのですが、「そりゃ、量が多すぎるわ~。読むのめんどくさい」という読者の皆さまにおかれましては。

・リセッションとソフトランディイングという事につきまして第52回の寄稿を
・リセッションそのものにつきましては第90回第92回の寄稿を
・NY連銀総裁もサンフランシスコ連銀総裁も12月のドットプロット(金利予測分布図)が有効と明言されておられます事から、12月のFOMCにつきましては、ドットプロット(金利予測分布図)も含めて第58回寄稿を
・FOMC関連として、NEOさんが先日ツィッターでも作成してくださいました第58回第59回第75回寄稿を
・アウトライヤーがマーケットに対して具体的に描くシナリオにつきましては
第62回第63回第64回第65回寄稿を
・アウトライヤーが皆様にお伝えしたいマーケットに関するメッセージにつきましては第101回第102回第103回のアウトライヤー3部作を
・アウトライヤーがマーケットに関して強調したい箇所につきましては
第107回寄稿を

それぞれご覧になって頂けましたら、イメージを掴んで頂けると思います。


こう申しておりますのも、この土曜日2月11日、アメリカの方が書いた、それはもう素晴らしい包括的マクロ・リサーチ(調査)レポートに出会う事が出来て、それに感激しているとともに、より、アウトライヤー寄稿の充実を今後図って行こうと勇気づけられたことが理由です。

その方は、「マクロ」ということをまず謳っておられるのですが、僕、全部レポート(英語のみでした)読ませて頂きまして、素晴らしいマクロ分析、そこから、さらに細か~く落とし込んで行って、大変具体的に、その根拠とともに、S&P500インデックスのターゲットを明示されておられました。その包括的アプローチに対して、読んでいてうれしくなりました。説明はなんのかんの、まことしやかに、いっぱいあるけど、マーケットの対する具体的話は無し、その根拠とともにS&P500インデックスのターゲット明示などは一切なしという、リサーチもどきコメントもちまたには多く出回っていますので。

S&P500のターゲットにつきましては、僕は、アウトライヤーがマーケットに対して具体的に描くシナリオとして、4つのシナリオを前述のアウトライヤー寄稿で提示させてただいております。このアメリカ人の方も、複数のシナリオ提示、その中で特に3つのシナリオに焦点を当て、3,200割れもシナリオの一つとして持っておられながらも、その中でもトップピック(一番の見立て)は、3,300ドル割れという事でした。ゆえに、この方のリサーチ(調査)分析の中で、マーケットは、まだ、底をつけていない、底を打っていないと分析されておられました。

こういう見方、見立てが、当たっているかどうかはわかりません(笑)。そこではなく、大局から、それぞれの根拠とともに、詳細にわたって列挙し、結論として、S&P500インデックスに対する見方、見立て、ターゲットを明示されておられた、そのアプローチ(レポートの書き方、持って行き方)ですね、僕が良いなあと思ったところは。レポートを読んでいて、リサーチ畑のプロって言う感じがした点です。

どうぞ、皆さま、今一度、過去のアウトライヤー寄稿、前述のアウトライヤー寄稿もご覧になって頂けましたら幸甚です。(笑顔)

これは、僕が自分の寄稿を読んで頂きたいという思いからもありますが(笑)、それ以上に、まず、前述のアウトライヤー寄稿をご覧になって頂いて、そこから、「そもそものイメージ」を掴んで頂き、「これから先、今後それが、どう、ずれて行くのか、ずれて行かないのか、もしかして、さらなる、なんらかの特殊要因がそこに加味されるのか。そういうところをまず見て頂きたいからです。そして、その過程で、マーケットはそれにどう反応するのかという、準備運動をかねてでもあります。注目されているCPI(米消費者物価指数)の発表前だから、なおさらです」というところです。

まず、マーケットにつきましては、ずれ、乖離、ひずみ、その「修正」を意識する事であると、最初の頃の寄稿で述べましたが、その通り、そのままです。これに目を向ける事が大切だと思っています。

「ずれ」、というのは、たとえば、マーケットはこれまでは、「ああ、FRB、2023年11月から金利下げるでしょ」それが、先週の経済指標発表から、「”より長く”が債券市場で真剣に意識されることによって、少なくとも、2023年中は、金利を引き上げたその高い水準で維持する」可能性も現在高まってきているわけです。もう、ここに、”ずれ”がありそうです。その可能性はあるわけです。僕の言う、”ずれ”というのはこう言う事です。

「乖離」~たとえば、FRBは金利を引き上げ続ける。引き上げ切ったら金利を引き上げたその高い水準で維持すると言って来て。市場は、いやいや、11月から金利下げて、2024年を通して金利を引き下げるでしょ。とこれまで見ていたわけです。FRBと市場との間にある”乖離”です。
「歪・ひずみ」~
・ソフトランディング
・ゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)~(企業業績問題ない、オッケーよ)
・今年におけるある程度のインフレ抑制(今年年末でおおよそ~3.5%水準、もしくはそれ以下くらい)。
これらは、もうマーケットがすでに十分織り込んだと思います。

でも、今後、仮に、Earnings Recession(企業利益のリセッション)から始まって、リセッションさえ誘発されて、上記のような事ではなくなったら、どうするんですか?仮に、今回のCPI(米消費者物価指数)で、より高い数字が出てきて、それをマーケットがこれは高いと解釈したらどうするんですか?ずいぶん、ひずみ、が出ますよね。という事を僕は考え続けています。

パウエル議長は、
・さらなる金利の引き上げ必要。
・バランスシートの縮小には、2年以上の歳月がかかる。
・2%のインフレターゲット達成へは、2,3年かかる。
という事を明言されておられます。

第104回の寄稿からですが~ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス氏のコメントからの引用です~パウエル議長談~「現在、商品部門でディスインフレが見られ、今後住宅サービス部門でディスインフレが見られると予想している。しかし、コアインフレーションバスケットの残りの56%についてはまだディスインフレは見られず、それには(それが見えて来るには)しばらく時間がかかるだろう。私達は忍耐強くなる必要がある。」~引用終。
こうも、パウエル議長は明言されておられます。

マーケットでは、週替わりで、ディスインフレがテーマになったり、インフレがテーマになったり、その時々のマーケットや投資家のマーケットに対する解釈で、交互に、ディスインフレやインフレという言葉が出て来て使用され、議論の的になってきました。それに対して、パウエル議長は、実のところ、直近、どう言っているのか。そこから、マーケットの解釈がどうずれていて、異なっているのか。この辺も大事であると思います。
ですので、まずは、目の前にある事実とデータと(データで)、やりとりして、と僕は思うわけです。

*ディスインフレ~インフレーションが進行する中で、金融引き締め政策などにより物価上昇ペースが鈍化する経済状態の事
*デフレ~物価が下落した状態の事
**ディスインフレは、鈍化したとはいえ、物価上昇は継続しているわけですから、デフレとは異なります。

過去の寄稿やスペースで述べてきました、
・金利引き上げを継続する局面
・引き上げたその金利を、for some time(しばらくの間)高い水準で維持する局面
・金利を引き下げ始める局面

それぞれの局面で、マーケットの動きは変わるはずです。第62回、第63回、第64回、第65回寄稿では、それぞれの局面における、これまでにあった株価の動きなどについても、グリーンスパン元FRB議長時代、バーナンキ元FRB議長時代を例に挙げて、触れさせて頂きました。

そして、このような事を踏まえながら、実際の行動上では、僕は、昨日の寄稿(第107回)で述べました~ジョージ・ソロス氏がかつて言っていた「あなたが正しいか、間違っているかというところにポイントがあるのではない。あなたが正しい時にいくらお金を儲けて、あなたが間違っている時にいくらお金を失うのかというところにポイントがあるのだ」~ニュアンス
「僕は相場もへたくそですし、僕がという事ではありませんが。一般的に、やはり、うまくやる人達って、得るものが大きい時に大きな行動をとるわけで、得るものが少ない時に大きな行動をとるわけではないでしょうから。メリハリ
というところに行きつくわけです。

一般的に、世の中によくあります。「常識的に考えたら、これはこう言う事なんじゃないの」とか、「これって、こういう時って、過去の例などからみると、こうなるよね」とか、「そもそも、これは、こうなるよね」とか。
その、「そもそも」のところから、今回は、このケースは、この場合は、それが、”どう”、”ずれ”、”乖離”し、”ひずむ”のか、というところです。

ソフトランディング(軟着陸・リセッション回避)のシナリオを採用するアメリカの機関投資家さんのコメントなどを見ておりますと、業績面から見ても、これはゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)だというコメントも多く、目や耳にします。

そうなのであれば、直近の寄稿で述べました、「マネー・マーケットファンドで、山済みになって待機している資金は、もう、まもなく、株式市場に流入するのではありませんか」と、すごく極端な事で言ってみた場合ですが、問いかけてみたくなります。

しかしながら、ここは、昨日の寄稿冒頭で引用させて頂きました通り、
ブルームバーグ記事からの引用~「BofAがEPFRグローバルのデータを引用したところによると、世界の株式ファンドからは8日までの1週間に74億ドル(約9700億円)が流出。マネーマーケットファンド(MMF)も101億ドルの流出だった一方、債券ファンドには74億ドルが流入した。」

僕はですが、「マネー・マーケットファンドで、山済みになって待機している資金は、Earnings Recession(企業利益のリセッション)をある程度は意識しているでしょう」と思います。

ただ、根強い、ゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)論とソフトランディング(軟着陸)シナリオが存在している事、これは紛れもない事実です。そして、多くのアメリカの機関投資家さんがそのシナリオを採用してきました。

これもISABELNETさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
引用~「GDP(米国内総生産)~ゴールドマン・サックスは2023年の米GDP成長率予想に関して、コンセンサスより、楽観的な見通しですね」
この図の中で、黒のダイヤマークコンセンサスです。グラフの形になっているのがゴールドマン・サックス、エコノミスト・チームの予想です。

僕がウォール街で最高だと思い続けてきたチーフ・エコノミスト、ヤン・ハチウス氏が率いるチームの見方ですから、目を皿のようにしてよく見ています。

もうひとつ、ISABELNETさんがシェアしてくださったツィートとチャートですが。
チャート~引用~「前年比のS&P500 EPS(一株当たり利益)です。コロナのリセッション以来、初めて、前年比一株当たり利益成長率がマイナス成長になっている四半期です。


これは、昨日の寄稿のどこかで引用しようと思っていて、単に、引用するのを忘れました(笑)。
それで、ここで引用させて頂きます。
Game of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
引用~「株式買戻し承認についてですが、年初来、2005年以来で最も高い水準です」


ブルームバーグ記事からの引用です。
フィラデルフィア連銀総裁、政策金利5%超を支持―軟着陸の確率上昇

・ソフトランディング(軟着陸・リセッション回避)
・ゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)~(企業業績問題ない、オッケーよ)
・今年におけるある程度のインフレ抑制(今年年末でおおよそ~3.5%水準、もしくはそれ以下くらい)。

この点が、今後、それぞれ、経済指標の発表、ターミナルレート(金利の最高到達地点)予想、企業利益の推移によって、今ある姿から、どのように変わって行くのか。

これは、Puru Saxenaさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
Saxenaさんいわく、引用~「(現在の)株式市場は、1994年、2016年、2018年同様、ソフトランディング(軟着陸・景気後退回避)を織り込んでいます。1994年、2016年、2018年は、ソフトランディングという事でそれは正しかったのですが、今回は、景気後退は避けられないようです。このチャートに示されてるリセッション(景気後退)指標は、1994年、2016年、2018年は上昇していませんでしたが、現在は、上昇しています」


あ~、ゴールポスト動かしてるぅ


いやあ、もう、昨日ビックリしましたのはね。前述、ブルームバーグ記事を引用させて頂きました、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が「"Inversion of the yield curve is unlikely to signal a recession." ~逆イールドはリセッション(景気後退)のシグナルではないと」おっしゃられた、ご発言なさったという事で。

ハーカー総裁ってすごい方なんですよ、それはもう、本当に。
ですから、ホントに、ビックリしましてね。
僕は、表向き、表面上は「そうなんですね。承知しました。」
それで僕、内心は「いやあ、これまで、パウエル議長がかつて、インフレは束の間とおっしゃって。それで、実質GDPの成長率が2四半期連続してマイナスになった時、イエレン財務長官は、これはリセッションとは呼べないとおっしゃって。それで、今回、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が、逆イールドはリセッション(景気後退)のシグナルではないとおっしゃって」
これ、3部作ですか???というくらいの衝撃でした(笑)。

よくアメリカで、一般的に、ルールや発言内容などが変った時などに、皮肉を込めて、「あ~、ゴールポスト動かしてるぅ」とかって言いますが、その印象さえ思い浮かびました。

現実に今後どうなるかは別として、また、それぞれが個人としてお持ちの見解も別として、チーム・ソフトランディングの結束と、ソフトランディング(軟着陸・景気後退回避)に向けての野望は果てしない、これはすごいと再認識しました。

僕、「もうどうしましょうかね」「どうしたらいいんでしょう???」状態です。
もう、すごくよく聞くのです。「今回は違う」「今回これは違う」というニュアンスが後ろに隠れた言葉、表現を至る所から。
インフレは束の間」にもびっくりしました。
僕は、「実質GDPの成長率が2四半期連続してマイナスになったら」それはリセッション(景気後退)という定義という、きっぱりとした認識のもとに生きて来ました。でも、当時は、中間選挙前でしたから、選挙の前に、リセッションという言葉は、それは禁句そのものですから。そう、おっしゃっられるのだろうと推察してました。

逆イールドって、ものすごく確度の高い、これまで過去においては、”これまで過去においては”という限定をここではつけてですが(将来についてはわかりませんので)、これ(逆イールド)100%正確なシグナルという解釈で、これまでは、生きて来ました。」
でも「リセッションとは呼べない」「逆イールドはリセッション(景気後退)のシグナルではないと」と言われると、一番に、また頭に浮かぶのは、「今回は違うと。今回、これは違うと」という言葉です。
なにが、どう違うのか、よくわからんのです。(涙笑)

*逆イールド~短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が右下がりの曲線となっている状態。米2年債と米10年債。マーケットが将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象。一般的に景気後退の兆候。このシグナルは、景気後退の兆候として確度が高い。(注~これまでは、過去は~です(笑))

そりゃ、アメリカでは典型的な事ですが。クレディビリティ(信頼性)の問題として、社会的地位の高い方がおっしゃられることについては、それはもう、、、、、社会的地位の高い方、クレディビリティ(信頼性)が高く、はるかにそれ(クレディビリティ)が増すと。

トランプ大統領とトランプ氏個人の弁護士(フィクサー)マイケル・コーエン氏のその後を見て、これまで恐ろしい程に、そのクレディビリティ(信頼性)という事を再認識させられました。トランプ氏、おとがめなし。マイケル・コーエン氏服役。(ポルノ俳優業・ストーミー・ダニエルズさんとトランプ氏が関係をもって、その口止め料13万ドルが政治資金(選挙資金)規正法違反にあたるということについて。僕はこの件、どう見ても、多くのアメリカの一般人同様、マイケル・コーエン氏が言っていることが真実だろうと思います。


「今回は違う」~もう、僕の中では、流行語大賞


同じ土俵ではない、全く別の話ですが。
クレディビリティ(信頼性)という観点から。
米財務長官や米連銀総裁がそうおっしゃるのであれば、
もう、僕のような小市民は「そうなんですね。」しか言えません。(笑)

それで、マーケットは、約5%の政策金利下で、ブル・マーケットが始まるとか
僕~ホントっすか???すごっいすねの世界です。

「今回は違う」~もう、僕の中では、流行語大賞にしたいくらいです(笑)。
「今回は違う」~もう、まっじっすか???の世界です(笑)。

とにかく、サインとか前兆とか、そういうのどうでもいいから、とにかく、「ソフトランディング(軟着陸、リセッション回避)ゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)、これなんだなあ、と思います、今は。今は、です。今、この瞬間は、です、僕にとってはという個人的感想です。

ソフトランディング(軟着陸、リセッション回避)とゴールディロックス(エコノミー)(適温経済)なんですね。

僕個人は、この寄稿で述べて来た通り、企業業績・利益のことが、まず、念頭にあります。

僕は、間違っていたら、間違いを認めます、自分の今後のために。
僕は、昨年7月からの逆イールド、市場が示唆している事、その前兆の方に重きを置いて、マーケットを見つめてきましたし、そこから、考えられる、起こり得るであろうことを、逆算と言い方が適切かどうかわかりませんが、順番に列挙、考えて、自分の投資に対するストーリーを描いてきました。ですから、今でも、逆イールドが示唆する事をしっかり念頭に置いています。

今回は違う~今回は違うに関しては、僕の場合、これは、I'll believe it when I see it. それを、それぞれに関して、この目で見て、ひとつひとつ、確認できた時に、今回は違った、初めての事だ、こんな事経験さえしたことなかった事、と自分でそれが起こった時に納得して、それを見た時、確認した時に信じます。

将棋の棋士の方が対局後に将棋盤を見ながら、手で顎を支えるしぐさで、対局の総括をなさっておられるように、今回マーケットとの対局がいつかどこかで一度終わって、局面が変わり、新たな局面に入る時、それを総括するであろう時に、それについては、考えます。対局はまだ終わっていません。

お知らせ
明日2月13日のアウトライヤー寄稿はお休みさせて頂きます。
次回は、2月14日に寄稿させて頂きます。

どうぞ、皆さま、
過去のアウトライヤー寄稿をご覧になって頂けましたら、幸甚です。
よろしくお願い致します。


第109回へ続く

最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間

2023年1月19日 第6回スペース 8分間


関連note

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。


サポート🍓本当にいつも有り難うございます。