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#詩13 『雫が呟く』

帰り道 土砂降りの中 傘を持たない貴方
ざまあみろ
そう呟いた
なんでかな 涙零れた
私を不幸にしたあなたに
あなたを笑顔に出来なかった私に
ざまあみろ
そう、呟いた


雫になりたいと思ってた
貴方に触れたいと見つめてた

私が差し出した傘を受け取ってはくれないから
いっそのこと貴方を困らせようとして

零れた雫を愛でながら
貴方は私に気付くのでしょうか
降り注ぐ星々のたった一粒に

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