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#62 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.11.16🔔ネオアコA to Z(O~U)コーゲさん、ykさん🔔今週のブルレコメンド「Zamyr / Outsiders」

第62回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>


第62回放送内容
🔔ネオアコA to Z(O~U)コーゲさん、ykさん
🔔今週のブルレコメンド「Zamyr / Outsiders」

世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないものに、そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか?

ネオアコA to Z(O~U)コーゲさん、ykさん

独断と偏見で、Aから順にネオアコアーティスを埋めて行こう、というコーナーです。監修、制作は、コーゲさんとykさん。お二人をいれて5人の多数決で決めました。

【O】Orange Juice

Orange Juice
元祖ネオアコバンドのひとつ。
オリジナルパンクへの憧れと、形骸化したポストパンクへの反抗を胸に活動を開始。彼らに共鳴した向こう見ずな青年「アラン・ホーン」によって設立された「ポスト・カード・レコーズ」より、デビューシングル「Falling and Laughing」を1980年にリリース。この1枚こそが「ネオアコの始祖」と考えられている。
ソウルから影響を受けたというポップセンスと、煌めくアコースティックサウンドによって作られた初期の楽曲たちは、どれも「青春」と呼ぶに相応しい傑作ばかり。
フロントマンのエドウィン・コリンズは80年代後期にはソロでも活動。また初期ギタリストのジェームス・カークは、後のアノラック系バンドへも影響を与えており、インディーポップ界全体としてもかなり大きな存在と言える。

The Ocean Blue
アメリカはペンシルベニア州で87年に結成されたネオアコ/ギターポップバンド。89年にセルフタイトルの1stアルバムでデビュー。特に3rdアルバムはメロディーの美しさに磨きがかかり、青春サウンドがたまりません。アメリカのバンドですが、イギリス的なサウンドが特徴的なです。

Orchid, 1000 violins, One Night Suzan

【P】Pale Fountains、Prefab Sprout

Pale Fountains
リバプール出身のネオアコバンドで、ネオアコ3大バンドの一つに数えられる。
初期の頃は暗い曲が多いが、ソフトロック的なアレンジや、ボーカル「マイケル・ヘッド」の歌声に 確かなポップ精神を内包している。主に60年代の Love とアズテック・カメラなどのネオアコ第1世代から多大なる影響を受けたとのこと。
バンドはベルギーのクレプスキュールよりデビューし、シングルを数枚出した後 ヴァージンと契約。大傑作 1stアルバム「Pacific Street」をリリース。1曲目のReachという曲につけられた邦題「青春はいちどだけ」の一言が、ネオアコの全てを物語るように思う。
また 90年代以降マイケル・ヘッドは「Shack」というインディーダンス系のバンドを結成し、こちらでも成功を収めることとなる。

Playing At Trains
80年代に活動していた、オブスキュアネオアコバンド。ミドルテンポな楽曲を中心とした、美しいメロディーとホーンが素晴らしいですが、音源のほとんどが入手困難となっています。
メンバーはその後The Cygnet Ringとして活動、マンチェ寄りサウンドへ。

The Painted Word
スコットランドのバンド。Prefab Sproutなサウンドが特徴的なネオアコです。1stアルバム"Lovelife".はメジャーよりリリースされましたが、2ndアルバム"Universal"はインディーに出戻り。長らく廃盤となっていましたが、2020年にLP化され再発となりました。

Prefab Sprout

Phil Wilson

【Q】The Questions

Quinn The Eskimo
イギリスはニューカッスルのバンド。1988年にリリースされたアルバム唯一作"the mountain is dandy"は隠れた名盤。キラキラアルペジオと内向的なボーカルが特徴的な"eastwood"がオススメ曲です。レーベルはFriendsもリリースしたSummerhouse Recordsより。

The Questions

【R】Riverside

Rodney Allen
80年代後期から活動しているリッケンバッカー使いのギタリスト。18歳という若さにして、名門サブウェイ・オーガニゼーションより1stソロアルバ厶をリリース。このアルバムはリッケンバッカー1本による弾き語りという挑戦的な内容ながら、若さと渋さを兼ね備えた素晴らしい大名盤で、その才能から「ロディ・フレイムの再来」と呼ばれたりもした。
同時期にはレーベルメイト「チェスターフィールズ」のレコーディングにも参加。また90年代以降は「ブルー・エアプレイン」のメンバーとして活動した。

Riverside
アメリカのトラキャンと評されることもある
1stは92年、2ndは2002年リリース。3rdアルバムは2018年にデジタルのみでリリース。また同名バンドの存在が理由かバンド名がriverside usaとなりました。

Razorcuts, Red Letter Day

【S】Sea Urchins

Sea Urchins
バーミンガム出身の少年少女達によるインディーバンド。当時メンバーの最年少は14歳だったという。
80年代後期のアノラックシーンで活動しながら、ファンジン付属のフレキシで何曲かを発表した後、87年に伝説のインディーレーベル「サラ・レコーズ」から7インチシングルをリリース。
これこそが サラ・レコーズの一番最初のリリースで、インディーポップ史に残る大名曲「Pristine Christine」であった。この曲のイントロを聴いて胸躍らないネオアコファンはいないだろう。
その後もサラから数枚のシングルを発表し、それらをまとめたコンピレーションLP「Stardust」をリリース。このレコードの推薦文はなんと、TVパーソナリティーズのフロントマンにしてインディーポップ界の帝王「ダン・トレイシー」が書いている。

Sweetmouth
Fairground Attractionのギタリスト、Markが歌手のBrian Kenndyと組んだユニット。心地よいアコースティックサウンドは入眠音楽としてもおすすめ。アルバムは1991年にリリースされた"Goodbye To Songtown"一枚のみ。
楽曲のうち数曲はFairground Attraction活動中に作成された未発表曲です。

Siddeleys, Strawberry Switchbrade, Sloppy Joe
Smiths

【T】Trash Can Sinatras

Trash Can Sinatras
80年代も終わりにさしかかろうという頃、突如として現れたスコットランドのピュア・ネオアコバンド。ハウス・マーチンズやラーズで知られる「Go! Discs」に所属。
89年リリースのデビューシングル「Obscurity Knocks」は、Aztec Cameraの Obliviousに次ぐネオアコのニュースタンダードとなり、全てのネオアコアーティストが理想形と崇める大名曲であった。
その後も順調に活動を続け、安定したクオリティの名盤を発表しながら90年代を駆け抜けた。

Tree Fort Angst
St.Chrlstopherのギタリスト、Terry Banksのソロプロジェクト。疾走感溢れる青春ギターポップサウンドが特徴。後にThe Saturday Peopleへと発展します。Terryは現在Dot Dashというバンドで精力的に活動中。

Television Personalities, Tot Taylor

【U】Undertones

Undertones
パンクも下火に向かう78年頃、アイルランドはベルファストの小さなインディーレーベル「Good Vibration」よりデビューしたパワーポップバンド。デビューシングル「Teenage Kicks」がラジオDJ ジョン・ピールによって大々的に紹介されたことで一躍人気者となり、その後すぐにメジャーレーベルと契約を交わした。
そのインディードリームとも呼べる快進撃が、80年代の数多くのインディーポップバンドに夢と希望を与えたのは言うまでもない。
順調にヒットシングルを発表していたが、数年で解散。解散後、ボーカルのフィアガロ・シャーキーはソロでも活躍した。

The Umbrellas
2021年にサンフランシスコのレーベル" Slumberlandからデビューしたネオアコバンド。最近のバンドですが、サウンドは80〜90年代を彷彿とさせるジャングリーポップ。これからの活動にも期待が高まります。

今週のブルレコメンド「Zamyr / Outsiders」

中米はニカラグア出身の新人アーティストZamyr。2023年2月に配信リリースしたデビューアルバム"Golden Days"を*blue-very label*のブランチ企画*よりフィジカル・リリース。現在17歳でバリバリ在学中、好きが高じ数曲のシングルをデジタル配信し、待望の7曲入りのアルバムをリリース。

バント形態ではないので全てを自身で作り上げたソロプロジェクト。南米はニカラグアといえば自然豊かな国で、彼曰く家から海が直ぐだとか。そんなロケーションから紡ぎ出されたサウンドは前述通り楽園の中にサウダージを感じさせ、その感傷的な部分と若さ故の溌溂とした初期衝動感が同居するような感触に感動を受け、直ぐに契約した。学業の合間とはいえ今後の活動にも大いに期待したい。


次回のDJイベントinfo 2023.12.17

neo acoustic pavilion vol.34
2023.12.17 sun 鎌倉ディスクブルーベリー
14:00〜 charge free

Guest DJ's
中村 大
milky pop.※お菓子の販売あり
 
mini live
中村 大

DJ's...
tequila kubota
kimura tin tin duffy(the laundries / diogenes club)
なっかむ(*blue-very label*/disques blue-very)

ディスクブルーベリー
〒248-0014. 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-1-9-3F
JR鎌倉駅西口を出て江ノ島電鉄 和田塚駅方面へ徒歩9分です。 また江ノ島電鉄を乗車した際は和田塚駅から徒歩1分です。 1Fが和田塚薬局でその上の3Fです。


neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日  配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、nakamu-lab こと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪


Twitterメッセージはこちら↓

@neoacopavilion

協賛は、DISQUES BLUE-VERY


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