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#55&56 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.9.28&10.05  🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト ケイチ&ココナッツ・グルーヴの熊谷慶知さん🔔The Selection of The Laundries ランドリーズ木村君の全曲解説パート①② ドライブの日に/I Have Real Love/シーモア/No Man's Fall

第55&56回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>


第55&56回放送内容
🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト ケイチ&ココナッツ・グルーヴの熊谷慶知さん
🔔 The Selection of The Laundries ランドリーズ木村君の全曲解説パート① ドライブの日に/I Have Real Love

世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないものに、そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか?

思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト ケイチ&ココナッツ・グルーヴの熊谷慶知さん

(登場曲)the circle

(テキーラ)本日の思い出のサニートークネオアコの輪、ゲストにケイチ&ココナッツ・グルーヴの熊谷慶知さんをお呼びしました。ケイチさん、本日は、よろしくお願いいたします。

(ケイチさん)ネオパビ!よろしくお願いいたします。

(木村)今日はよろしくお願いします。色々聞かせていただきますのでお願いします。ネットのバンド紹介では、平均年齢23歳のサブスクネイティブたちによるサブスク世代の渋谷系バンド。メンバーの豊富な聴取体験を前面に生かした楽曲制作スタイルが特徴的と書かれているんですけども、あってますかね?

(ケイチさん)はいそうですね。一応そういう風に。

(木村)補足とかあります?

(ケイチさん)そういう渋谷系とかそういうのにリスペクトはあるんですけども、真似とかじゃなくて、自分たちのやり方で渋谷系改革を、渋谷系を刷新していけたらなっていうのは。

(木村)刷新!いい言葉だね。

(ケイチさん)っていう感じには思ってますけど。

(木村)今までのリリース情報とか教えてもらえればありがたいんですけど。

(ケイチさん)ありがとうございます。4月にフルアルバム「OLD JOY」っていうのを配信なんですけどもリリースして、っていうのが一応リリースの情報で、あと8月頭に「OLD JOY」のリミックスアルバムっていうのを出してて、そのリミックスもすごい。最近、同世代のすごい面白いドラムンベースやってる人たちとか。CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」っていう、すごく東京的な都会的な都会人だなっていうような電子音楽とかそういうのと、いろんな民族音楽みたいなのを融合させたような、そういうのをやってる人たちに頼んだりして、そっちもすごい好評なので、ぜひ聴いてもらえたなと思ってるんですけども。

(木村)ありがとうございます。じゃあ、ちょっとここから少しパーソナルな質問をさせていただければと思うんですけれども、ちなみにご出身って、どちらだったんですかね。

(ケイチさん)出身は熊本県熊本市ですね。熊本の中では一番都会の。

(木村)熊本市の音楽シーンとかってどんな感じなんですかね?

(ケイチさん)熊大の軽音部とか、そういうのがすごくいろんなイベントをやったりして盛り上がってるというのは、僕も大学以降はあんまり熊本に長く滞在してないので、ずっと東京なのであんまりわからないんですけども、
すごく仲良くさせてもらってるミュージシャンの方とかおられて、僕が前に出したソロのTheCircleっていう曲とその曲があるんですけども、そういうのをミックスしていただいた。flex life(フレックス・ライフ)っていうソウルみたいなのをやってる、結構年齢は上なんですけども、そういう方がおられたりして、すごく純度の高いいい場所だなっていう、帰省する度に思います。

(木村)結構いろんなシーンとかあったりするんですね。

(木村)冒頭に流れた音楽とか、今ちょっと出てきた方々とか、お話聞いてると、本当にいろんなたくさんのジャンルの音楽を聴いてきたんだなっていうのが、もうそこだけでちょっと想像できますけども、音楽を聴くきっかけとかって、小さい時からあったりしたんですか?

(ケイチさん)そうですね。幼稚園ぐらいからバイオリンを習ってたりして、バイオリン弾いて、結構弦とかストリングとかにたいするすごいこだわりがあったりするんですけど僕自身。あとは小学校高学年ぐらいから地元のすごくセンスのいいミュージカル劇団があって、そこで参加させてもらってミュージカルをやったりっていう感じです。

(テキーラ)歌は歌ったの?

(ケイチさん)そうですね。演技と歌と踊りとやったり。っていうのが割と音楽現体験としてありますね。

(テキーラ)大江慎也もバイオリン弾いたんだよね。

(木村)でも今の楽団っていうと、今のスタイルも楽団スタイルというか、なんかそんな雰囲気だよね。

(ケイチさん)ちょっと近いとこあるかなと思いますね。大人数何か作ったりするのすごい、まあそこで好きになったのかなとか思ったり、思わなかったりって感じですけど。

(木村)そこら辺その幼稚園、小学校とかの、その聴いてきたやってきた音楽っていうのはクラシックだったりとかそういった音楽になる?

(ケイチさん)そうですね。ミュージカルは普通に、あのヒサっていう作曲する方がいて、その人が作る曲をオリジナル曲ですねをやるっていう感じなので、まあ、そのクラシックって言わないと思うんですけど、なので、まあなんかこう特定の何かっていうよりはこう幅広く演劇とかの音楽をこうよく聴いたりとか、なんかそういう感じですかね。

(木村)そっから普通に歌謡曲とか、邦楽、洋楽とか色々あるけど、そこら辺っていうのは聴いたりしてたんですか?

(ケイチさん)わりとめちゃくちゃべたなんですけど、中1でビートルズなんですよ。普通になんかビートルズすごいなっていう風に思って大好きになってで、そこからこうまあビーチボーイズにいってみたいな。割と王道な洋楽の、ディスクガイドみたいな。ロッキンオンディスクガイドみたいなのを普通に読んで、っていうのがまあ割と最初の、よく言うと最初のいわゆるロックとの出会いですかね。

(木村)それは洋楽から入ったんですか?邦楽は全然聴かない?まあ、いわゆるテレビでとか流れで歌謡曲みたいなのは?

(ケイチさん)なんかあんまり聴いてなかったですね。なんか若干の逆張り精神あったのかもしれないですけど。

(中村)年代が違うからテレビがないんじゃないですか?

(ケイチさん)あ、テレビなかったですね。

(木村)えそうなの?

(ケイチさん)テレビなかった。まあまあギリギリドラえもんとかの
スキマスイッチとか主題歌でそういうのはなんとなく歌ったりしてたんですけど。

(木村)テレビがないってことは、自分の好きなものしかみに行かない、聴きに行かないってことだもんね。

(ケイチさん)そうですね。

(木村)そうかそうか、それは周りの人たちもそんな?

(ケイチさん)いや、そこまでではいないです。

(木村)だって、中学生でビートルズ聴きますって人絶対数じゃないよね。

(ケイチさん)いや、でもやっぱ変だったと思いますね。なんかジョン・レノンとか呼べれてましたね。みんなジョン・レノンだけわかるんで、ポールが好きなんですけど、

(木村)へえ、そこで聴いて、もうその時は弦楽器やってて、他の楽器とかも触ってたりは?

(ケイチさん)いや、でも中学はまだ全然で、高校になってからギターを弾き始めて、高2くらいからピアノを練習し始めてっていう感じですね。楽器に関しては高校からですね、バイオリン以外は。

(木村)もうその時から曲は作ったりとかも?

(ケイチさん)高1くらいからなんとなく、まあでも本当に大した、当然ですけど大したものじゃないので、可愛い感じで。

(木村)可愛い感じは?例えばどんな感じの?

(ケイチさん)イメージはやっぱ初期のビートルズみたいな感じですかね。
なんかその時からコーラスをたくさん入れたりするのが好きで、ハモリみたいなのも大好きで。それは多分ミュージカルの影響が強いんですけど、みんなで歌うので、なんかそういうボーカルで作っていくのが好きだったとは思いますね。

(木村)へえ、まあ、ちょっと普通ではないのは、普通っぽい話に聞こえるけど普通ではないですよね。

(中村)実際はね。

(テキーラ)洋楽聞かないからね。

(木村)そのヒットチャートの洋楽ではね今聞いている限りではないかな。

(ケイチさん)そうですね。ジャスティン・ビーバーとか1曲ぐらい聴いてたと思うんですけど、その程度で別に興味なかったですね。

(木村)じゃあ、その流行りのものを別に聴いたり、まあ、耳にすることはあるけど、別に積極的に自分から聴きに行くっていうことは。

(ケイチさん)なかったです。

(木村)そっから王道なもので、もうちょっと中に入っていく、掘っていくというか、どこぐらいの高校ぐらい?

(ケイチさん)まあでも、高校までは結構王道路線が好きで、まあ行ってもどれぐらいだろうな、うーんまあ、なんか普通にその田舎のいわゆる公立校とかにいるとデビット・ボウイとかでさえ結構ディープな感じがすごいして、なんかこうダークな側面とかあるし、なんかイーノとブライアンのやってるやつとかだったので、まあ、なんかその辺まででやっぱりそのいわゆるディグっぽいことをし始めたのは大学に入ってからですからね、フリッパーズ・ギターに出会ったのもやっぱり大学に入って直後ぐらいにこう聴き始めて、そこからこうそういう彼らがどうやってたかとか、そういうどうやって音楽を作ってたかとか、そういうのをまあ文献とかで読んだりして、なるほどなあみたいな。

(木村)実際バンドとかをやり始めたとかっていうのはいつぐらいから?

(ケイチさん)バンドは一応高校でその文化祭バンドみたいなのを組んで。
まあ、そういうことでビートルズのヘイジュードとオールマイラビングをやるみたいな。なんかそういうのをやってはいたんですけど。オリジナルバンドをちゃんと組めたのは、でもでもほんと去年のココナッツグルーヴが最初みたいなもので。

(木村)そうなんですね。すごいね。

(ケイチさん)なんか、ベースでなんかサポート的な感じで、ちょっとだけ大学生の時やったりはしたんですけど、それはまあ、自然消滅した感じだし、やっぱりこのまあ、僕のバンドっているのはやっぱりこのココナッツグルーヴだけですね。

(木村)それまでは曲少し書き溜めて、まあこんなイメージがあって。バンドになって開放したというか。

(ケイチさん)そうですね。でもなんかバンドメンバーと出会ったのもすごい偶然なので、ほんとどうやっていこうかなと思って、なんかまあ、ベニーシングスとかそういうなんかインディーでこう宅録的にミニマルにやってる感じでいくしかないのかなとか、いろいろ考えてたんですけど、でも本当はだからまあ、そのいわゆる渋谷系と言われる、元祖渋谷系みたいなあたりのああいうのがやりたかったので、なんかそこのやりたいなと思った時に偶然出会えてっていう。だから本当に嬉しいというか、本当に嬉しいですね。

(木村)まあ、なかなかね、そうやって、バンドとかねメンバーとの出会いとかもあるからなかなかこう外に開放するのって、もうほんと宅録にいくか
、もうどっちかになって難しい部分。

(ケイチさん)DTMめちゃくちゃやるのがそんな好きでもないタイプではあるので、なんかやっぱりバンドやりたかった、ずっとやりたかったんだろうなってのがやっぱありますね。

(木村)すごいね。その割にはクオリティが高い。いきなりパッとやった割にはクオリティ高い。

(テキーラ)それで悪いおじさんに捕まっちゃった。

(ケイチさん)いやいやいや、僕から行かせていただいたんで。

(中村)結構去年のね、秋以降のね。ケイチさんもそうだし、サイクリングマーマレードのわたしくんも。去年からねアルバム出してうちに持ち込んできた。

(木村)最近に作り始めた、やり始めたってわりには、みんなクオリティが高い。今まで僕も何やってたんだろうってコネコネコネコネして。こうやってねらベテラン組は自信なくしてくんですね。

(ケイチさん)いやいやいや、もうとんでもないです。

(木村)音楽大好きはもうすごい伝わってくるんで、なんか音楽以外にスポーツとか他でも趣味とかあったりとかするんですか?

(ケイチさん)あーなんか中学、高校は別に軽音とか入らずに陸上をやって長距離走ってました。

(木村)陸上!長距離!

(ケイチさん)長距離しか無理でしたね。筋力ないんで。まあ3000とかですね。

(木村)逆にすごいきついやつじゃないですか。

(ケイチさん)マラソンよりきついやつですね。

(テキーラ)高校ではフルマラソンってないよ。

(木村)走るの好きですよねテキーラさん。東京マラソン何回出ました?

(テキーラ)東京第1回でしょ、第3回でしょ、5回くらい出てる。

(ケイチさん)いや、なんかもうすごい健康そうな方だなって、ほんとになんか日焼けがこう素敵な日焼け。

(テキーラ)全然ネオアコみたいな感じじゃない。

(木村)でもネオアコマラソン部というか、走る部結構好きな人がいて、
スロッピージョーの岡くんとか。まだ走れます?

(ケイチさん)あーちょっと最近やってないですけど、いや、でもなんかもう一回走りたい気がします。

(木村)山登りも是非!山登ったことあります?

(ケイチさん)いやー、でもなんか富士山とか一回くらい登ってみたいなと思いますよ。

(木村)おーじゃあ行きましょう。僕も登ったことないんだけど。

(中村)ハードですよね富士山って。

(木村)そうそう僕は一回行って断念して一人で降りてきたんで。高山病で気持ち悪くなっちゃう。しんどいです。でも富士山はね外から見てた方が綺麗、登ってたらだって見えないもん。

(ケイチさん)確かに、富士山見えないですよ。

(木村)陸上とかなんか他カメラとかなんか趣味とかあったりとかします?

(ケイチさん)うちの弟はカメラなんか撮ってますけど、まあそういうことなくて、あでも映画はやっぱ大好きですね。映画はこの辺の方々すごい映画
おそらくあの僕なんかあれぐらい、もう絶対そうだろうなと思うんですけど。

(木村)どういう映画が?

(ケイチさん)まあ、でも、あの普通に高校の時とかはなんかあのなんかギャガとかのあのなんか『シング・ストリート 未来へのうた』とかわかりますか。なんかすごいあれああいうの見て楽しかったですけど、まあ、大学に入ってから難しいの見なきゃと思って、それこそ渋谷系的なあそういうのを見たり。

(木村)とりあえず見て、理解した風にしとけばね。頑張ってゴダール見てね、かったようなことを言って、全然わかってないっていう。

(ケイチさん)まあでも、面白いなって思うやつもたくさんあるので、そういうので。

(木村)皆さんに聞いてますけども、好きな食べ物は?

(ケイチさん)これ台本もらった時はこういうのも聞かれるんだって思って。一番なんか出てきて嬉しいのはカキフライとかです。まあ、その後、何も展開できないですけど、。

(木村)カキフライは何つけます?タルタルソース?

(ケイチさん)あでも、やっぱレモンとかじゃないですか。

(木村)ライブとかも結構見てます?

(ケイチさん)まあそうですね。最近、あんま時間なくて行けてないのもあるんですけど、最近行ったのは結構前ですけど、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)を見に行って、なんか一人で宅録みたいな感じでやってて、なんかジャズ的な感じだと思うんですけど、っていうのを見に行ったり、あとはやっぱコーネリアスをこの間六本木で。サマソニに行きましたね。普通にロック少年だったんで、リアムギャラガーとか見て、わーって思って。今年めちゃくちゃ暑くてなんかちょっと本当にヤバかったですね。オリジナルラブも見ました。ハモンドの音が本物で素晴らしいですよね。

(木村)ライブはどこの位置で見ます?結構前まで行っちゃう派なのか。

(ケイチさん)最近はちょっと離れて全体見たいのがでかいので離れますね。PAとステージの中間くらいですかね。

(木村)この番組はネオアコを題材にした番組なんですが、今の話聞いていると、ネオアコは好きなんでしょうと思いますけれども、渋谷系とかいろんな言葉が出てきたけれども、純粋にネオアコっていうものは好きなんですか?

(ケイチさん)好きです。でも、ネオアコだけを集中して聴いていたという時期があるわけではなくて、いろんな繋がりでスミスに行った後何とか行ってみたいな感じでなので、こうという感じです。でももちろん大好きです。

(木村)例えば、これがネオアコだなと思って聴き始めたのはやっぱりフリッパーズ?

(ケイチさん)そうですね。

(木村)その他の今スミスとかいろいろ出てきたのはネオアコと思って聴いていた?

(ケイチさん)スミスはそういう感じで聴き始めたんではなくてフリッパーズより前に何か知ってはいたんですけどなんかこうネオアコとして聴き始めたので、言うとなんだろうなうーんまあ、エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But the Girl: EBTG)とかはそういうネオアコだなと思って、本に載ってみたいな感じですかね。

(木村)フリッパーズはネオアコと思って聴いている?

(ケイチさん)そうですね。カメラトークとかを最初ネオアコだと思い込んで聴いていたので、ネオアコって一体何やねんっていうのが結構でも長くて
まあで、ファーストに戻ってこういう感じっていうのが分かってで、まあそういうオレンジジュースとかなんかそういうフリッパーズの元ネタ的な
フリッパーズがよく名前のやってたようなのをこうやって追っていって、
そしたらこう小山田さんみたいななんか、そういう可愛い声がネオアコの代名詞みたいなのかと思ってたけど、結構なんていうか、こう男らしいっていうかボーカルがそういうのが乗って、それがこうきらびやかなギターの上に乗ってるっていう、なんかそのある人の歪さみたいなのを僕は最初の印象として受けて、なんかそれがすごいなんか最初はだから、ちょっとなんていうか、それまで聴いてた音楽と違って、こう違和感っていうかあったんですけど、だんだん本当に好きになっていってっていう感じですかね。

(木村)それはなかなかこうね難しいとこだけど、渋谷系とネオアコっていうのは、これはもうイコールなんですかね。同じものなんですかね。

(ケイチさん)でもなんかこう渋谷系って言われてこう思い浮かぶアーティストもちろんフリッパーズもいると思うんですけど、でもヘッド博士も聴いてもなんかまあ違うし、ピチカートとかは全然クラブ的だし、なんかそういうのがあるんですけど、渋谷系はそもそも音楽ジャンルではないっていうのをいろんな方が言ってると思ってて、いわゆるムーブメントのことで、地域性のことだったり、つながりのことだったり、ありとあらゆる音楽以外のことを含めたカルチャーっていう風に勉強して、なのでネオアコと全然イコールではないとは思うんですけど、すごく重要なキーワードっていうか、核となるキーワードの一つではあるっていうのは間違いないかなっていう風には思ってます。

(木村)なかなかね、こう渋谷系語るのも、ネオアコ語るのも、なかなか語りづらい部分があって、好きだったら余計語りづらいというか、あんまり断定しちゃうと、いろんな見解があるから、断定するのもいけないけど、でもね、それぞれが好きな角度っていうのはあると思うから。

(ケイチさん)この質問、ちょっと心配でしたね。どうすればいいんだろうっていう。

(木村)同世代じゃない方の感覚っていうのをすごく聞きたい、知りたいというか。

(木村)ちょっとまた次の質問、いわゆるここ数年シティポップっていう言葉とかで人気があったりとかするけども、そことネオアコていうものはどんな感じで映ってます?

(ケイチさん)僕はあんまり連続性とか類似性とかがあるっていう風には感じてはないっていうか正直なところですね。ちょっとお聞きしてみたいんですけど、シティポップっていう単語が出てくるのもちょっとなんかえ?っていうところがあったりして。

(木村)ある部分は、でももしかしたらシティポップとかも聞きやすい?
ネオアコもいろんなものがあるけども、比較的聞きやすいという意味では
似たようなところではあるのかなと思ったり。ネオアコ方がニッチというか知名度は低かったりして、同じように聴きやすいんでね、ネオアコっていう言葉でもいろんな方に聴いてもらえると嬉しいなと思うんですけども。そういう意味ではシティポップに対しての嫉妬なのかもしれないですけども。

(ケイチさん)僕のイメージは、本当にプロデュースのすごい強いシティポップのイメージがあるんですけども、それにインディ的なアプローチのネオアコっていうのが。なんかボーカルの感じとかね、歌唱力が強いイメージがやっぱりシティポップあるんで、僕はシティポップ好きですけど。でもなんかシュガーベイブをシティポップって言うと思うんですけど、あのインディ精神みたいなのとかもでもあるから、シティポップっていう言葉の定義も本当にもう分かんないなっていう。このシティポップバイナルでかとうれいこさんっていう人のやつがあってたまたま聴いたんですけど、それとかめちゃくちゃもう渋谷系みたいな音で、だからかぎかっこつき渋谷系みたいな音で。

(中村)渋谷系とシティポップは近いっていうか、少し交差するところはあるんですかね。カルチャー的要素がある。

(ケイチさん)シティポップも音楽ジャンルっていう感じではない感じがしますしね。

(テキーラ)あれはでも日本人のガラパゴスの日本の音楽シーンが作り上げた、なんていうの芸術みたいなのがもうかんない。あれはもうね本当に日本独自の音の作りで、みんな技術者が一生懸命いろんなことを作り上げたんだよね。

(ケイチさん)シティポップみたいな今のこういう流行りっていうか、本当にすごいああいうあり方にネオアコがなるといいなって思われてるっていうことは、すごいなるほどっていう感じですね。

(木村)またそれは誰が作って、誰がプロデュースしてっていうのとかも大きいんだとは思うんだけれども、そこで例えばシティポップだと成功しているっていうところも大きいっていう部分ではあるかもしれないですよね。そもそものセールス的にもそういう成功があるから、当然聴いてる人も多くなったりとか。そこがまだまだネオアコで売れてる方が少ないという部分も。
じゃあ、もうケイチくんが売れてもらって、それがスタンダードになるっていうことですね。

(中村)ケイチくんプロデュースで。

(木村)そうもうそれがどんな音楽でも、これがネオアコだってなるのが理想ですね。それは、小山田くんがやればどんな音だってネオアコだっていう説得力と同じ感じだよね。

(ケイチさん)なるほど、そういうことだったんですね。

(木村)じゃあネオアコとしてとりあえずネオアコを知らない方とかリアルタイムでない方々に魅力を知ってもらうためにはどういうふうにしていったらいいし、どういう説明をしていったらいいんですかね。

(ケイチさん)ちょっとこれ自分の宣伝みたいにもなるんですけど、新曲を今ちょっと作ってて、それが結構いわゆるネオアコサウンドに近いものっていうか、ネオアコとすごくまっすぐ呼べるようなものになってるので、なんかそれを頑張りますっていう。

(木村)じゃあまずそれ聴いていただければっていう感じですかね。ネオアコの世界に入れるってことですね。

(ケイチさん)そういうふうになるように。

(木村)それ新曲聴けるのはいつぐらいに聴けるんですか。

(ケイチさん)レコーディング前なので、11月までにはっていう感じですかね。

(木村)楽しみですね。そこを基準としてください皆さん。とりあえず世代違いますけども、一緒にネオアコの魅力を伝えていければ嬉しいなと思いますので、よろしくお願いします。

The Selection of The Laundries ランドリーズ木村君の全曲解説パート①② ドライブの日に/I Have Real Love/シーモア/No Man's Fall

セルフ解説~ドライブの日に~

ドライブの日ですけども、僕ら3枚アルバム出しいて、ファーストアルバムの中に入ってるんですけれども。バンドあるあるですけども、ファーストアルバムってそれまでの活動の曲をいろいろ書き集めたベスト盤みたいな感じなので、正直ちょっとレコーディングが誰でいつでっていうのがちょっと曖昧で。それで、クレジットが一応トラキャン真似してて、クレジット作詞作曲全部ランドリ―ズになってるんですけども、一応誰が作ったとかは当然あるんですけども今回全部言っちゃいます。
ドライブの日は僕が曲も詩も作ったんですけども、いつ書いたのかちょっともう覚えてないですけども、本当にもうこれ聴いてお分かりだと思いますけどもトラキャンのパクリでございます。好きすぎて、"Circling the Circumference"ですかね、サードシングルです。それをまず聴いていただきたいと、聴き比べていただきたいと。
歌詞に関しては、トラキャンの曲で、"Maybe I Should Drive"っていう曲なんですけども、これを連呼したくて、この歌詞を歌いたいために、歌詞を作っていったみたいな感じですね。ドライブってついてるんで、ドライブの歌詞にしちゃおうか、ちょっとネオアコっぽく、青春ドライブ楽しいぜみたいな。なので、あんまり意味はありません。ただ、その中でフレーズ作りとか好きなんで、自分的に気に入ってるのは、クラウチングスタイルで行こうぜっていう、なんかわけわかんないフレーズが、。まわりからは、とても良くないって言われたんですけども、ゴリ押しですね。そんな歌詞ですので、
楽しんでいただければ、ということです。

セルフ解説~I Have Real Love~

I Have Real Loveもファーストアルバムからの曲です。これも曲も詩も僕が書きました。これはおなじみのトラキャンのパクリの精度が高いですね。高すぎて、これカバーだと思ってる方も多くて、これはKangaroo Courtという曲で、トラキャンの2ndアルバムのHeyFeverのシングルのB面曲ですね。かなりこれは完成度高いですねパクリが。ほぼほぼ一緒ですね。
歌詞はですね、月曜日なんちゃら、火曜日なんちゃらって歌ってるんですけども、これはザ・キュアー(The Cure)のFriday I'm In Love。これ月曜日なんちゃらって歌ってて、それのパクリですね。これレコーディング思い出した時のこだわりとして、今ちょっと流れてないんですけど、ブリッジでバキューム吸い上げるような音があるんですけども、この音をやりたくて、紙コップで、糸電話みたいなやつの紙コップでやって、そこをこう吸い上げるっていう音を何度もって、そこにエフェクトつけてもらって、っていうのをやって。みんな嫌がってましたね。あとあれですね、思い出すのは、サビのところでカム・アンド・ゴーみたいなことを歌ってるんですけども、それがカメレオンにしか聞こえないから、何回も歌い直させられたっていう。何回も歌い直した記憶がなんとなくあります。そんな曲でございます。

セルフ解説~シーモア~

これもファーストアルバムからの曲です。曲と詩は僕が書きまして、曲はですねイメージしたのはベル・アンド・セバスチャン (Belle and Sebastian)みたいな曲を書きたいなと思って
作ったんですけれども、、そうなっているのかなっていないのかという感じがあるんですけれども。
それで歌なんかはベルセバに寄せようと思って頑張って可愛く歌ってる様子が伺えますね。
タイトルはシーモアっていうぐらいなんでジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(Jerome David Salinger)ですね。サリンジャーが好きなので短編集のナインストーリーズっていうのがあって、その中でバナナフィッシュにうってつけの日っていう、これ、佐野元春もパクりましたね。それでそこに出てくる長男の名前がシーモア・グラスっていうグラス系の話がサリンジャーって多いんですけども、そこからシーモアっていうのをつけたっていうところですね。サリンジャー好きイコールネオアコでもあるかなと思っています。
で、歌詞の内容はですね、ちょっとこれは題材にしてたのを忘れちゃったんですけども、お兄さんが弟をいじめて、そのちっちゃい時は弟が服従してたんだけど、ちょっと大きくなりつれて弟が怖くなってきて、ちょっと逆転しちゃって、あんないじめたのをちょっと後悔してるみたいな話。やっぱりアメリカの青春文学というかサリンジャー、サローヤンとか、そこら辺をすごく好きで読んでた時代でもあるので、そういった歌詞が多いかなと思いますね。それでブリッジのところで英語の朗読があるんですけども、これもコッポラ監督のアウトサイダーっていう青春映画がすごい大好きで、その映画が始まる時に主人公がこの詩を読むんですね。それをそのまま僕も読んじゃったっていう。

セルフ解説~No Man's Fall~

これはセカンドアルバムからの曲なんですけれども、セカンドアルバムのレコーディングは本当に1stから10年以上ぐらい経って、ちょっと久しぶりにまたバンド活動やろうかって集まって、そこからレコーディング始めたので、
現メンバーがほぼ近い形でやっています。今の雰囲気にだんだん近づいてくるかなっていうところですね。
詩曲に関しては僕が書きました。曲はティーンエイジ・ファンクラブ (Teenage Fanclub)を目指したんですけれども、なんか全然違いますね。
コード進行はティーンエイジみたいな形でやってみたんですけれども、
こんな感じになっちゃいましたね。
タイトルはまたまた登場のトラキャンなんですけれども、The Best Man's Fallっていうタイトルの曲があって、ちょっとそれが頭にあったのと,映画でノーマンズランドっていう映画があったんですけども、それがずっと頭にあって、そこからもじってノーマンズフォールっていうのにしました。
それで内容に関しては恋愛のやつですね。別に経験とか関係なく恋愛の詩にしてみたっていうだけですね。こういう恋愛の詩を書けば皆さん喜ぶかなと思って。すごい時代が分かるんですけども、フレーズの中で別れのベルが届いてっていう歌詞があるんですけども、これポケベルですね。恋愛ソングなので、皆さん妄想していただければありがたいと思います。


The Laundries アコースティックライブ 2023.11.12(日) 15:00~

LP盤“the selection of The Laundries” 11/3レコードの日発売を記念して、 アコースティックライブを行います。
2023.11.12(日) 15:00~ Charge free
ディスクブルーベリー
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-1-9-3F
JR鎌倉駅より徒歩8分 江ノ電 和田塚駅から徒歩1分


neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日  配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、nakamu-lab こと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪


Twitterメッセージはこちら↓

@neoacopavilion

協賛は、DISQUES BLUE-VERY


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