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#54 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.9.21🔔Rose Melberg座談会 後半🔔今週のブルレコメンド Snow Sheep/Another October

第54回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>


第54回放送内容
🔔Rose Melberg(ローズ・メルバーグ)座談会(コーゲ・ヤマトさん、taraiさん)後半※ポッドキャスト番組開始1周年記念!
・The Softies期
・ソロ活動期
・その他
🔔今週のブルレコメンド Snow Sheep/Another October

世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないものに、そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか

Rose Melberg(ローズ・メルバーグ)座談会(コーゲ・ヤマトさん、taraiさん)後半

眠りが私を見つけてくれるといいのに、そうしたら、私はあなたのそばにいられる、あなたが消えるまで。それぞれの新しい日があなたを連れ去りにやってくるまで。

If only sleep would find me
I could hold you near
Until you disappear when
Each new day comes
To take you away

Rose Melberg – Each New Dayより

ローズ・メルバーグとは1972年、カルフォルニア州サクラメントで音楽家の両親の下に生まれました。10代の頃パンクミュージックに系統していた彼女は1992年20歳で女子4人組バンドTiger Trap(タイガー・トラップ)を結成。ライオットガールのシーンを経由してKレコーズ(K Records)のオーナー、カルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)と知り合い、Kレコーズ(K Records)よりアルバムもリリースしました。その後Tiger Trap(タイガー・トラップ)は1年半で解散してしまいますが、すぐに新たなプロジェクトとしてジェン・スブラジアとのユニット、the Softies(ザ・ソフティーズ)、3ピースバンドのGo Sailor(ゴー・セーラー)を始動。またソロ名義での活動も本格的に始め、90年代だけで数多くの作品を残しています。その他にも様々なバンドに参加し、結婚と出産を経た後、現在に至るまで音楽活動を続けています。彼女の圧倒的なソングライティングと唯一無二の美しい歌声は、世界中のインディーファンを虜にしています。

The Softies期

Softiesのシングル3枚。
左から、1stシングル "Loveseat" (94年 Slumberland Recordsより)
2ndシングル "He'll Never Have To Know ‎" (95年 K Recordsより)
3rdシングル "The Best Days" (96年 K Recordsより)

softiesのアルバム3枚とミニアルバム1枚。上がミニアルバム "The Softies" (96年 Slumberland Recordsより)左から、1stアルバム "It's Love" (95年 K Recordsより)2ndアルバム "Winter Pageant" (96年 K Recordsより)3rdアルバム "Holiday In Rhode Island" (2000年 K Recordsより)

1stアルバムでは Talulah Gosh の "I Can't Get No Satisfaction, Thank God" をカバー。

(写真右) Softiesのアルバムは全て Rebel Beat Factory から日本盤もリリースされています。
1stのライナーは宮子和眞さん、ミニアルバムは小出亜佐子さん。

(写真左) Softiesの頃には色々なコンピに参加しており、コンピでしか聴けない曲も多い。 この "The Wedding LP"(結婚ソングを集めたコンピらしい)には "If You Marry Me"という曲を提供している。 
Boyracer のスチュワート主催のレーベル "555 Recordings" からのリリース。

相方のジェーンは2000年代に「All Girl Summer Fun Band」という女子4人組バンドに参加。 
写真が1stアルバム(2001年 K Recordsより)

また、ジェーンはイラストレーターとしても活動しており、Go Sailorのジャケットのイラストはジェーンによるものです。

ついに再結成を果たし、今年23年ぶりにリリースされた新譜。
Tony Molina とのスプリットアルバムで、お互いの楽曲をカバーしたものを収録。
リリース前のツアーにはAll Girl Summer Fun Bandも参加していました。


ソロ活動期

(写真右)本格的に音楽活動を始めてからの最初のソロ作は Magpies というバンド(人?)とのスプリットシングル。
サム・クックの「Cupid」という曲をカバーしています。
94年 Slumber Land のサブレーベル「I Wish I Was A Slumberland Record」からのリリース。
ジャケは塗り絵仕様になっていますが、塗り絵されたものとされてないものの両方が流通しています。

(写真左)次に出たのが4バンドの楽曲を収録した7インチ。 Rocketship の Dustin Reske とのデュオで「The Love We Could Have Had」という曲を録っています。
95年 Double Agent からのリリース。(Double Agentのカタログ第1番がこのレコードです。)
ジャケとヴァイナルの色が二種類存在します。

ソロ名義での1stアルバム「Portla」(98年 Double Agentより)
それまでに作りためていた楽曲のコンピレーション的な内容で、アコースティックによる弾き語り中心。
ジャケットの怪獣のイラストはローズが描いたもの。

ソロ2ndアルバム「Cast Away The Clouds」(2006年 Double Agentより)
結婚、出産を経てリリースされた作品。
全体的に暗く、どこか憂いのある内容。
大名曲「Each New Day」収録。

上記の「Each New Day」が収録された、インディー映画「The Tracey Fragments」のサントラ盤。
アルバムの方に収録のオリジナルバージョンがピアノ弾き語りなのに対し、映画本編では「ギターバージョン」が使用されていますが、残念ながらこのサントラ盤には通常のピアノバージョンを収録。
ちなみにギターバージョンは配信のみでシングルカットされています。

ソロ3rdアルバム「Homemade Ship」(2009年 K Recordsより)
こちらもアコースティックな心温まる内容。

その他

「The Three Peeps」

Softiesの相方ジェーンと、Double Agentの主宰者ピーター・グリーンとの3人組バンド。
97年にDouble Agentから7インチシングルを一枚だけ出しました。
バーズの「Mr. Spaceman」のカバー収録。
曲は全て、ローズの1stソロアルバム「Portla」にも収録されています。

「Gaze」

90年代後半にローズがドラムで参加したバンド。(バックボーカルも担当)
シングル3枚とCDアルバム2枚をK Recordsなどからリリース。

「Imaginary Pants」

Jon Manningという人とのデュオ。 2013~14年ごろに活動。
Lost Sound Tapesからカセットアルバムを2本リリースした。

「Brave Irene」(写真右)

2011年にSlumber Landからアルバムを1枚のみリリースした。
Tiger Trap系のノイジーなサウンドが特徴。

「Knife Pleats」(写真左)
2015年にLost Sound Tapesからアルバムを1枚のみリリースした。
ギターポップ系。

コーゲが学生の頃趣味で作ってたファンジンの、ローズメルバーグ特集回。
音楽好きの知り合いに配ったり馴染みのレコ屋に置かせてもらっていました。(多分トータル10部くらいしかないです)

それでは最後にKレコーズ(K Records)のオーナー、カルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)がローズに助言した時の言葉というのを引用したいと思います。

ローズ君の作曲の才能は井戸ではなく川なんだ。川の水がひやがらないのと同じで、才能が枯れるようなことは絶対ならないよ。


今週のブルレコメンド Snow Sheep/Another October

Snow Sheep "WHITE ALBUM" [blue-very label]CD 2,500円+税

※直販限定特典;小林しのイラスト・ポストカード+Snow Sheep缶バッジ
+期間限定でditial download & hdht tarai監修 special zine (pdf.download version)
添付のDLコードをbandcampへ入力いただけますとデジタル音源+taraiさんzineのpdfがダウンロード出来ます。こちらは一定期間内での配布とさせていただきます。

型番:blvd-034
フォーマット:CD (7"サイズ変形ジャケット)
付属品:英語歌詞の対訳インサート,ライナーノーツ, イラスト・シール ,DLコード
価格:2,500円+税
発売日:2023/3/15(水)
BarCode : 4589636220120
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Track List
1.Good Day Today
2.Driving Snow
3.Frozen Heaven
4.Cloudy Bossa
5.A Way To The Northland
6.Windy Northward
7.Another October
8.Good Night,Good Night
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男女ツインボーカルによるソフティケイト・アコースティック・ポップ!!スノー・シープはThe Bookmarcs,the Sweet Onions近藤健太郎、the Sweet Onions高口大輔、元Harmony Hatch 現シンガソングライター小林しのによるスリー・ピース・バンド。

2000年に空気公団などを輩出したCoa RecordsよりHarmony Hatchの特典音源(カセットテープ)でデビュー。以降コンピやライブに時折参加していたものの、正規単独リリースとしては今回が何と初!!

新曲を含む全8曲入りアルバムで、Snow Sheep自らが作詞,作曲,編曲,ミックスを拘り抜いて行った。マスタリングはSmall Garden小園兼一郎が担当。表紙を含め全ての写真はフォトクリエーターdavis k.clain。デザインはfumika arasawaが担当。

CDながら7インチサイズのアウター・スリーヴに凹加工も入れとことん拘りました。ライナーノーツは当初からの活動をよく知るtarai(hdht)が詳細に解説したライナーノーツ。小林しのによる英歌詞対訳インサートとイラスト・シールがポケットに装入されます。

それぞれ活動の傍らスローペースで進行した雪の結晶は、ネオ・アコースティック~ボサ・ノヴァを軸に初春へと雪解けを誘います。


neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日  配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、なっかむこと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪


Twitterメッセージはこちら↓

@neoacopavilion

協賛は、DISQUES BLUE-VERY


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