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それ自体に意味はなくってさ

先日、高校を卒業した。めでたいなー。正直卒業とかできないと思ってた。めっちゃ成績悪いし、テスト学年でケツだし。でもできたもんはできた。
こんな僕でも卒業できた。そして早稲田受かったあいつも。国立受かったあいつも。成績がトップのあいつも(知らんけど)。至極平等に卒業証書は配られた。
そこには卒業証書ランクAだとか卒業証書ランクBなんてもんはなく。

そう、めっちゃ平等に。卒業したらこれまでのあらゆる順位や努力がチャラになる感覚。ま、全然チャラじゃないんだけど。
頑張ったあいつとドベのオレが同じ卒業なんておかしいよ!って思った。そんなのあいつが可哀想じゃんね。
でもそれは違った。卒業って何か考えた。中学の卒業はそんなこと考えなかったぞ長田、と自分に言う。
これよく言うけど、卒業って節目だなーと。あ、よし!長田、大口を叩こう。よし、言うぞ。言うぞ!

卒業、それ自体にはなんの意味もない。

平等に配られる中間地点。マリオのステージの小フラッグ。最後のでかフラッグに到達できないとそのステージはクリアできない、やり直し。小フラッグ意味なし。
そう、やり直しが効く。今からは模索して進んで、階段とか登ったり降りたり土管入ったり、たまにおっこちちゃったりしながら各々のでかフラッグを目指す時間。制限時間は心臓とか止まっちゃうまで。
オレ時間ギリギリまで探索しちゃう派。

色々あったけど高校楽しかったなー。高校生っていう時間が。特別だったよねー、ほんと。

みんなビッグラブ。涙を添えて。


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