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縁故採用で情シスになりました。超合理的な人事戦略の裏側。

こんにちは!情シス兄妹/SisterのSanaです🌼
いやぁ、今日も昨日の筋トレが効いてる!!

と、いうことで、今回は「情シス兄妹」たる所以について
お話ししていこうと思います。


情シス兄妹のはじまり

自己紹介を見てくださった方は、察しておられると思いますが
とある中小企業の情報システム部は、私と兄の兄妹で構成されています!
※情報システム部は2名
私は兄を上司に持つ、従順な(?)部下なのです。兄が所属していた会社の情報システム部に縁故採用された。というのが流れでございます。

ひとり情シスの兄

もともと兄は1人情シスで、怒涛の毎日を送っていました。
ひとりで社内のあらゆる火消しをしながら、セキュリティログの監視、
セキュリティ対策の強靱化、端末調達、メールサーバの入替などなど、、、
到底1人ではこなせないような業務量を、正義感のみで運営していました。
(入社前の私には、それがどのくらいすごいことなのか、大変なことなのかわかっていませんでした。ザコシショウくらい強調しているはずと。)
いつも疲労困憊で帰宅する兄を見て、なんか大変な職業なんだな、情シスというのは。と眺めておりました。

ある日には見当違いな要望を出すユーザにブチギレ、ある日には理解とデリカシーのない役員にブチギレ。
というのも、「動きが見えないし、そんなに大変ならおんなじような奴採用したら良いんじゃないの〜?」と言われたそうな。相当な広範囲の業務をプライドを持ってやってきた兄にとって、一番言われたくない一言でした。同じようなやつなんていねぇし、余計なやつ採用したらもっと仕事増えるだろっ!!!🤬
ということみたいなんですよね。
小さい頃から、ブチギレる兄を見てきた私から言わせると、
扱い方わかってないな〜。 といったところ。

兄は情熱ある職人タイプ。
プライドをつんつんするようなことは言っちゃいけないのです。

そして、「新たな情シスを入れる」という方針が割と現実的になって来ていたところでもありました。
先述の通り、兄としてはかなりセンシティブな問題。

兄が語る「こんな情シス新規メンバーは嫌だ」

・仕事を増やしてくる、断れない人
・システム作りたがり
・愛想がいいだけ
・エンジニアタイプで、コミュ力ない
・ビジネス力が低い
・業務理解をしようとしない
・ってか情シス舐めすぎ

あげたらキリがありません。
こんな情シス嫌だの記事はこちら。

多分、入ってくる新規メンバーも、この職人タイプと仕事するのは精神的にしんどいはず。笑
お互い嫌でしょうね。

とにかく自分が築いてきた情システリトリーを荒らされたくない。という気持ちが強かったのでしょうね。
それもそのはず、この会社のITインフラを立て直し、真摯に向き合い、
情報システム部門を確立した立役者なのですから。

そして、このブチギレの決戦日を起点として、兄の人事戦略は始まったのです。

恐ろしくも超合理的な人事戦略

上で紹介したような新規メンバーが入ってくるのは冗談じゃない。

そこで兄は考えました。
会社が採用活動をする前に、その席を埋めてしまおう。

そのパテとなったのが私、Sisterだったのでした。

当時私はSIerに勤めており、忙しくも、充実した日々を送っていました。
ただ、大きな組織であるが故、成長機会の少なさや、政治の無駄、仕事のための仕事の存在に疑問を抱いていました。もっと自律的に、主体的に、ユーザと関わりたい。ユーザ部門に入り込んで、仕事したい。と思うように。
そこで私は中小企業のIT部門に絞り込んで、転職活動を始めていた頃でした。
そんな状況下で、兄の会社に入れてもらって〜
と思ったあなた、大間違い。

ちゃんと自力で(兄に転職コンサルになってもらいましたが。)小規模メーカーのジム、いや、事務として転職することに成功しました。
正確には経理事務としての採用でした。しかし、私の経歴から、IT関連のサポートも期待してくれている絶好のポストでした。
ここなら、業務の中で本当に必要なものを見分け、IT化・DX化に貢献できるぞ!と。

転職し、新たな会社に勤めることになってから、
兄は「お前を後任者としてこっちの会社に入ってもらうのも面白そうだよな〜」とか「意外と情シス向いてるんじゃね〜?」とか。今思えばかなり匂わせてきていました。兄妹で同じ会社の情シスを担当するなんて、現実的じゃないし「またまたぁ〜」と返答するばかり。

しかしながら、転職というのは理想を描いて落胆する。これがオチです。
本業務の方が非常に忙しく、ITの調整や改善にかける時間がありませんでした。
やりたい仕事はできず、かなりのストレス。
疲れ果て、期待とのギャップに悩む私にひとこと。

「うちで情シスやらない?もう許可降りてるから。」

「やる。」

これが二つ返事ってやつか。
思えば、私が求めていた仕事というのは、ユーザの近くで
最適なITを整えること。
情シスしかないな。と思ったのです。

もちろん兄は、妹を拾ってやった。という感覚ではなく
情シスに求める人物像と私がマッチしていたためにオファーを出してくれたのです。
私と情シスのスキルマッチ(ョ)の記事も公開しますので乞うご期待。

こうして、私はメーカーへの在職期間わずか5ヶ月で
兄が勤務する会社への転職が決まったのです。

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