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思慕の刹那

今朝、マーラーの交響曲第5番は人気で、、、と、

TVが言っていた。


マーラーの交響曲第5番と言えば、

想い浮かぶのは、ヴィスコンティ監督映画「ベニスに死す」

若いときに観て、とても惹かれた。

美しさに狂うような。

ただ、なんとなく自分の中で、

どうこの感じを表現して良いのやら、

わからなかった。


今更ながら、好きになった作品で、

夏目漱石の「草枕」がある。

これも、惹かれるものの、

なかなかどうこの感じを表現して良いのやら、

わからなかった。


それが不意に、マーラー交響曲第5番で結びついた。

ヴィスコンティも夏目漱石も、

「憐れ」の表現だったのでは?と。

思慕の刹那なような。


そういうことだったんだなと気づいた、

日曜日の朝だった。

秋の肌寒い晴れ晴れとした朝にピッタリ来た。

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