死ぬということ



何年か前、何回も死にたくなってそれがきっかけでODをしたりしていた。


死にたいって本気で何度も思った。



けど、生きている。




祖母がもう長くないかもしれないらしい。


86歳?だったけな。


いい祖母だ。
今はボケてしまって僕のことをほとんどわからないでいる。


小さい頃に祖母の家に遊びに行くのが好きだった。

料理上手でよく笑う、元気な祖母だった。


今は首が蛇口みたいに下に曲がって、

「僕だよ」と声をかけても「誰だっけな」という始末。



そんな祖母の娘である僕の母親はたまに泣いている。


祖母がいつか亡くなるのが怖いのだ。


なんとなくだが気持ちがわかる。



僕もいつか両親が亡くなることを避けれない。



その時のことを考えるとゾッとする。


いざという時に頼れないとか、そんなことよりも。



今まで当たり前に居た自分の両親がいつかボケて、弱くなって死んでしまう。



今現在、60歳になろうとしている父親も長生きするタイプではないと思う。


そして、仮に父親から先に亡くなった場合。



母親はヨボヨボの身体で一人で暮らすのだろうか。

もしかすると、兄弟は多い方がいいのかもしれない。



介護や、話し相手になる人間が多い方が良いに決まってる。





そんなことを考えている時にある疑問が頭に浮かんだ。





「もしかして、自分も本当にいつか死ぬのだろうか」





仮にこの世界が自分のためだけに出来ている場合。

周りの人が亡くなるのはあくまでそういったイベントで、自分だけ死なないこともあるかもしれないけれど




僕もいつか死ぬ。


よくよく考えると、自分がいつか死ぬことがイマイチ理解できない。



死後の世界は本当にあるのか???




いやないと困る。


このまま死んで、意識が途絶えた後




もうこの世界には二度と会えないというか



無になる。




来世はおそらく現世を生きた人間が作った概念だからないとして。


死後、なんとなくこの世界を飽きるまで見せてほしい。



というか本当に自分は死ぬのだろうか。


今までに出会った同世代の人間も???



みんな死ぬのだろうか。


本当に理解ができない。




死んだ後の世界とか考えるより、


自分が死ぬということが



想像できない。

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