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血糖値を計測して遊ぼうとしたら、想像以上に健康がヤバかった話

8月末から9月の中旬にかけて、糖尿病の患者さん向けの医療機器を購入し、血糖値を計測していたのですが、軽い気持ちで始めた計測が、思いの外、良かったので共有します。

(なお、この記事はFreeStyleリブレの使用に関する個人的な感想をまとめたものであり、特定の医療機器の利用を推奨するものではありません。
脂質異常症、高血糖などでお困りの方は、医療機関を受診することを強くお勧めします

なぜ始めたか

そもそも「なぜ、血糖値の計測を始めたか」というところですが、数年前に友人のエンジニア氏が同じことをしており、その時は「お。なんか面白そうなことしてるなー」くらいの温度感でした。

その後、特に購入もせず過ごしていたのですが、最近、THE GUILDの深津さんが計測しているのがTwitterに流れてきており

  • 興味が再燃したこと

  • 血糖値が一定範囲になってるほうが昼食後の眠気などに悩まされず、効率的に行動できそうだと思ったこと

  • 健康診断の結果が「概ね異常なし、ただし太り過ぎ(LDLと中性脂肪)」という結果だったので、健康維持の観点からも必要そう

という状態だったので、購入してみました。

購入 && 装着!!

というわけで、FreeStyleリブレという、糖尿病の患者さん向けの医療機器を購入し

装着。

左側の二の腕に装着

FreeStyleリブレの患者および家族向けのサイトでも解説されているように、血管まで針を通すわけではないので、装着時も痛みはありませんでした。
(リブレセンサーのフィラメント、と説明されている部分が針)

FreeStyleリブレの患者さん・ご家族の皆さま向けサイトより

また、上図でも説明されているように、今回、計測したものは厳密には血糖値ではなく間質液中グルコース値というもので、厳密には異なるものですが、両者の間には高い相関が見られること、また理解のしやすさを優先し、便宜上、血糖値と呼びます。


どういった内容を確認できるか🔍

この機器で計測できる内容は大きく2通りとなっており、1日の中での血糖値の推移(左)と特定期間の血糖値の範囲(右)を確認できるようになっています。


血糖値を計測して学んだこと

単純に食い過ぎ🤪

この端末で血糖値を計測し始める前は、空腹 = 低血糖の予兆と考え、15~16時頃におにぎりなどを間食として食べることも多かったのですが、血糖値自体を確認すると、110-120程度あることも多く、体自体は別に空腹じゃなかった、ということに気付けたことはかなりよかったと思います。

どちらかというと、お昼ごはんで急上昇した血糖値が下がったことや、胃が空になったことによって、空腹感を感じてしまっていたのではないかと。


コーヒーを飲んでも、即座に血糖値が変化するわけではない☕

コーヒーを飲むと空腹感を感じることが多いので、今までは

  1. コーヒーを飲む

  2. 血糖値が下がる

  3. 空腹を感じる

のかな?と考えていたのですが、どちらかというとカフェインに食欲増進作用があるらしく、空腹時にコーヒーを飲んでも低血糖になるようなことはありませんでした🙆‍♀️


自分の健康に関連して学んだこと

うわっ...私の血糖値、高すぎ...?😨

計測を開始して、すぐに気になったのが食後の血糖値の高さです。

計測を開始した翌日の血糖値の推移

平常時の血糖値は100前後なのですが、食後2時間前後が経過したタイミングの血糖値が糖尿病ギリギリのラインまで上昇してしまっており、「あれ?実はかなり糖尿病予備群なのでは??」という気付きを得ることができました。


お前、もしかしてまだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?

食後の高血糖と関連して検索したのが、脂質異常症・脂肪肝についてです。

エンジニアになってから、10年近く脂質異常症・脂肪肝だったのですが「まぁ、痩せれば良いだけなので、対応はいつでも良いか🤔」と考えていました。

ただ、上記の食後高血糖の問題と合わせて、このあたりを調べてみると

  • 脂肪肝も、場合によっては肝硬変(不可逆性)になってしまい、
    後から対応しても元の機能に戻せないこと

  • また中性脂肪についてもあまりに高すぎる(500mg/dL以上)と
    急性膵炎の危険があること

    • 急性膵炎は重症化した場合の死亡率が高い(10%前後)

あまが台ファミリークリニックのYouTubeより

といった感じで、不可逆な変化(死亡・肝硬変)が起こる可能性があることを知り、戸愚呂弟の顔がチラつく程度には自分の現状がヤバいことを認識し始めました。

オレの経験からみて
今のおまえに足りないものがある
危機感だ

おまえ もしかしてまだ
自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?

戸愚呂弟

『幽遊白書』12巻より


健康に向けての改善

というわけで、FreeStyleリブレを装着し始めて現状のヤバさを認識し始めたので、いくつか生活の改善をしてみました。

食事の量、順序

食事については以下の制約を守るようにしました。

  • 食事を、サラダ > タンパク質 > 炭水化物の順で食べていく

  • 一食で食べるごはんの量を茶碗1杯分(150g)にする


運動

自室にFITBOXがあるので、体力がある日はNETFLIXを見ながら1時間FIXBOXを漕いで有酸素運動をしたり、

筋トレ系のYouTuberを見ながら、自宅でできる自重トレーニングをするなどして消費カロリーを増やすようにしました。

結果

血糖値
その結果、血糖値については計測開始時ほどスパイクすることも少なくなり

また、血糖値の取りうる幅についても以前より100-150の幅に収まるようになってきたので、良い方向に進んでいるのではないかと思います。

食事
食事については、体にとって負担が少ない量を、負担が少ない順序で食べる習慣が付いたことが良かったと思います。
また、毎回の食事で食べられる量が決まっているので、食事満足度を上げるために、一口一口をより味わうようになったこと、空腹でものを口にする機会が増えるため、好き嫌いが減ったことも良い変化だと感じました。

消費カロリー
運動量・時間を増やしたので、前月比で少しではありますが、消費カロリーを増やすことができました🙌


あとは

  1. 今月いっぱいこの生活を続けて

  2. 9月末から10月に内科を受診し、血液検査を受ける

  3. コレステロールの値や中性脂肪の値を確認し、この方向性で合っているか
    確認する

という流れで進めていけば良さそうです(おそらく)


まとめ

業務でボトルネックの解消や改善に関して測定できないものは改善できないという格言が広く使われていたりしますが、これは健康改善についても同様だと感じました。

あとは、、「自分で気をつけろよ」という話ではあるんですが、健康診断の結果において、もう少し脅してほしいなとは思ってしまいました…w


参考

サポートする代わりに個人開発はじめましょ! iOS👇 https://developer.apple.com/jp/support/enrollment/ Android👇 https://play.google.com/apps/publish/signup/