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スクール水着は永遠に


小1の長女の学校でプールの授業が始まった。事前に学校から配布されたお知らせには、水着の色や形の指定が書いていなかった。

「へ~公立でもスクール水着じゃなくてよくなったんだ。時代は変わったのね」と思い、幼稚園のときから着ているピンク地に水色の貝がら模様の水着を用意して学校に持たせた。

その日、担任の先生から電話がかかってきた。4クラスの中でスクール水着じゃなかったのは長女だけだったらしい。別に強制ではないけれど、1人だけピンクだから心配になったので、できればスクール水着を用意してあげた方がいいかもしれないですねとのアドバイス。

まじで?120人中1人?なぜ指定と書いていないのにみんな紺色で揃うの?もしや私の知らないところで打ち合わせした?それとも、恐ろしくて考えたくないけど、「こんなレベルのことは書くまでもないですよね」的な?「あえて書かないけど全員ばっちり揃えられるよね」というミッションを私のせいでパーフェクト逃しちゃった的な?

電話を切り、自分は日本社会に適合できていないのではないかと呆然とする。

5分後、でもそんなピュアなところが君かわうぃーねー!と自分を励まし、スクール水着を買いに出かける。


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