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就職氷河期世代は十分に楽しんだのではないか

就職氷河期世代の老後は貯金がないので厳しいというが、若いときに十分に楽しんだのではないか。

就職氷河期世代の若いときは今の若者よりもラクだった

失われた30年。給料が横ばいだ。横ばいということは、就職氷河期世代も今の若者も給料は同水準。しかしながら、今の若者のほうが断然に生活は苦しい。理由は増税と社会保険料の増加と物価高だ。

私も就職氷河期世代のど真ん中だ。消費税はもちろん10%でなかったし、介護保険料を始め、社会保険料も今よりは少ない。物価も安い。マクドナルドのハンバーガー80円の時代もあった。

つまり今よりも生活はラクであり、貯めようと思えば貯められたのだ。給料は横ばいだが、逆に言えば、今と同じぐらいはもらえたのだ。非正規雇用でもそこそこもらえたことを知っている。現に私も非正規雇用を経験しているからだ。

十分に楽しんだのではないか

さて、収入もあり手元に残る金も多かったのに、なぜ今貯金がないのか。それは若いときに楽しんだのではないか。昔はフリーターですら、ブランド物の財布やバッグを持っていた。今はほとんどみかけない。流行りもあるだろうが、ほんとに見なくなった。

若いときに楽しんで散財しておきながら、老後間近になって貯金がないというのは自然だ。DIE WITH ZERO的な考え方であれば、むしろ成功とも言える。問題は無駄に使ったか、良い使い方をしたのかだ。

私は就職氷河期世代ながら、平均以上の資産になった。無駄使いもしたが、基本的には節約する時期は節約をした。私も遊んだら貯金がなかっただろうし、それを元手に投資もできなかった。

あとは成り行きで生きるだけ

投資は元手が必要だ。やれ年利何パーセントだと言っても、0に何を掛けても0だ。投資の前に貯金をしなくてはならない。上記のようにできたのにできなかったのだから、いまからは更に難しいだろう。

気持ちはあっても、現実問題、増税と物価高で気持ちだけでは乗り切れない所まで来ている。年齢も上がり体力も落ち、転職も難しい。色々な波が向かってきているに逆行して泳ぐのはまず無理だ。

あとは資本主義の波に流されながら、成り行きで生きていくだけになるだろう。

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