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約20分でいろいろ学べる。Licaxxxが観た「世界の“今”をダイジェスト」

著名人の方々にネトフリで観た作品を聞く連載がスタート。今回のゲストはDJ/ミュージシャンのLicaxxxさん。国内外の音楽シーンで活躍している彼女は、音楽だけでなく映画やドラマにも詳しく、日常的にNetflixを観ているのだそう。今回は世界のいろんな話題を簡潔にまとめた「世界の“今”をダイジェスト」を紹介してもらいます。(ネトフリ編集部)

Licaxxx
東京を拠点に活動するDJ、ビートメイカー。2016年に出演したBOILER ROOM TOKYOのYoutube再生回数が約50万回再生を記録。DJとして国内外のビッグフェスやクラブに出演する他、世界各国のラジオにDJMIXを提供しメゾンブランドのコレクションやCM等、幅広い分野への楽曲提供を行う。世界中のDJとの交流の場を目指しているビデオストリームラジオ「Tokyo Community Radio」の主宰。

約20分で知識を得られる、人気シリーズ

「世界の“今”をダイジェスト」は、豆知識を20分で教えてくれるみたいなシリーズですね。1エピソード20分ぐらいで1個のテーマを掘り下げてくれる内容で、YouTubeで勉強するような感覚というか、知識本をちょっと読んだような気分になれます。タイトル通り簡潔にダイジェストしてくれていて気楽に観られるので、ちょっとした合間に観ています。

お気に入りエピソード その1「音楽」

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「音楽」はシーズン1のエピソード1なので、最初に観た作品です。音楽のどんな内容を扱っているのかというと、人間がどういう風に音を音楽としてとらえているのかとか。逆に人間以外の動物は音楽を認識できるのかといった“音楽の認知”の話です。メロディーとリズムの両方を同時に認識でいるとそれが音楽になるそうなんですけど、それができるのは人間だけらしいんですよ。そういう話って、みんな知らないじゃないですか。だからすごく新鮮でしたね。

結局、見えてるものも聴いているものもすべて脳が処理して出しているものだから、耳が聞こえていたとしても脳が処理をできないと音楽にならない。そういうことを考えながら音楽を聴くのもまたおもしろいなと感じ、このエピソードをきっかけに「世界の“今”をダイジェスト」をいろいろと観始めました。

お気に入りエピソード その2「時間」

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「時間」は現時点では最新のエピソードのひとつです。同じ1時間のはずなのにすごく長く感じたり、短く感じたりすることって誰しもありますよね。これはそれについて追求していたエピソードで、みんな時間について考えたことがあると思うので、きっと楽しめると思います。

この「世界の“今”をダイジェスト」は時事ネタも絡めてテーマを紹介してくれるのがいいんです。「時間」でもコロナ禍で家で過ごしていた人の中で、時間が長く感じた人が多かったけど、逆に短く感じた人もいるという調査結果が紹介されていました。

その他にも、悲しい時は長く感じて、楽しい時は短く感じるように、感情と時間感覚が連携しているという話もおもしろかったですね。

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私はDJしているときに、お客さんに時間を長く感じさせるか短く感じさせるかっていうのは結構意識しています。フロアで踊っているうちに時間がわからなくなってくる感覚は大切で、あっという間に終わっている楽しさもあれば、「何時間踊ったかわからない」と思ってたのに1時間しか経っていなかったみたいな楽しみ方もあるんですよね。DJはそんな時間の感覚を、曲の速さや雰囲気などで左右できるのがおもしろいところだと思っています。

お気に入りエピソード その3「カルト」

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最後は「カルト」です。その名の通りカルトの歴史を簡潔にまとめて追った内容でおもしろかったです。みなさん、カルト教団ってなんとなく知ってると思うんですけど、現代のカルトはそもそもヒッピー文化から始まっているという話とか、私はその歴史までは知らなかったなと思わされました。

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そして音楽もフェスでの盛り上がりなんかはカルトに近いものがあって、危ない面もあると思っているので、自分の行動についてはよく考えるようにしています。そうした場所でお客さんを熱狂させている自分にちゃんと説得力があるか。それは意識します。歴史を見れば実際にアーティストでもカルトの人はいたし、今でもちょっと怪しい人もいると思っているので、気をつけないといけないと思っています。

あと「世界の“今”をダイジェスト」は中立的な立場で物事を紹介している作品だと思いますが、世の中には「これは怪しいぞ」っていうドキュメンタリーもあるので気をつけてほしいですね。

食のドキュメンタリーを寝る前に観る

Netflixは特にドキュメンタリーが面白いなと思いますね。もともとそんなに観ていたわけではないんですけど、Netflixを観るようになってから、海外のドキュメンタリーを観る機会が増えました。

あと、私はドキュメンタリー食べ物系がめちゃくちゃ好きなんですよ。食べ物系のドキュメンタリーの撮り方はもう抜群だと思っています。とくに好きなのはNetflixオリジナルの飯テロ系。「タコスのすべて」と「ストリート・グルメを求めて」はインサートがめっちゃ美味そうなんですよ。

私はそんな食べ物系のドキュメンタリーを、逆に一番お腹空いたときに見てます。もうそれでそれでお腹空くっていう次元を超えて、美味しそうな映像を見て満足するっていう段階に入りました(笑)。「美味しそうだな~幸せ~」みたいなちょっと食べた気になれちゃう(笑)。食べ物系は観ても暗い気持ちにならないし、次が気になる感じでもないので、普通に寝る前に観て、お腹いっぱいな幸せな気持ちで寝るっていうのが一日のシメですね。

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