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父との山歩き。




魂のこよみ 第六週

自分の内部から
私自身が甦った。
そして みずからが時間と空間の働きの中で
宇宙を開示するものとなった。
宇宙が いたるところで
みずからの姿の真実を
その神的原像を
私に現している


日本では春の大型連休GW。久しぶりに山登りをした。往復3時間。

父いつ振りだろう、父と2人で山登りをしたのは。父はいつも1人でふらっと山に行くから、前日になって「一緒に行っていい?」ということになった。
父はいつも私の後ろを歩いてくれる。後ろから守ってくれる。「枯れ木や草木には掴まらないで。」「ゆっくりでいいから歩幅小さくしっかり踏み締めて。」「焦らず油断しないで。」「もう少しだよ。」私が「どっちに行くの?」と聞くと「自分で判断しなさい。」と。
普段、家の中で父と会話することはほとんどない。仲が悪い訳ではないが、昭和の父と娘は改めておしゃべりする雰囲気ではない。そんな父に対して、”父からは何ももらってない” “私のことには無関心” という感情が常に私の中にある。久しぶりに父と自然の中を一緒に歩いて(しかも2人きりで)、父はモノではなく生き様・生きていく術を与えて、いや、見せてくれていたことを思い出した。私はそんな父の姿を尊敬している。目に見える形ではない、モノではないことを、私は受け継いでいきたい。

山を下りて、お昼にいただいた十割蕎麦は美味しかった。歩きながらポツリポツリと話したことも、お昼休憩しながら話したことも、たわいのない会話。私がこれから留学することについて、全く触れることもなく。それでいいんだ。


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