アンパンマンがディスられるべき１００の理由

私は常々、
アンパンマンにはディスられるべき１００の理由があるとうそぶいております。

ちなみに「うそぶく（嘯く）」という単語に初めて私が接したのは、
中学だか高校だかの学生時代のとき、
三国志漫画の傑作『蒼天航路』で

「天に向かって嘯くがよい！」

みたいなセリフ。

稀に「嘘吹く」と当て字して
「嘘をつくこと」という意味と誤解されますが
辞書によれば
「偉そうに大きなことを言う。豪語する。」
が正解。

しかし
「うそぶく」をひらがなでGoogle翻訳すると
「lie（＝嘘をつく）」と出てくる。

まぁ所詮、人工知能には…ね。

蒼天航路の魅力はわからないよね。

いや、AIだって蒼天航路がどんだけ素晴らしいかは重々承知してるはずだけど。
まぁ私が曹操閣下を愛するほどは愛せないよね！
まだまだ人類はスカイネットに負けないんだから！！！

そして本題に戻りますが、
アンパンマンには
ディスられるべき１００の理由がありますので、
まず１つめをお伝えしたいと思います。

これはもう
日本人の8割くらいが気付いていると思いますが
なにしろ「バイキンマンは悪である」
という刷り込みがひどい。

やなせたかしワールドでは、
バイキンマンはどこに行っても嫌われ除外され
結果、アンパンチを食らい
地平線のはるか向こうへ吹っ飛ばされます。

観衆の中でたった一人でも
「そこまで遠くに吹っ飛ばさなくても…」
という良心を持つ者はいないのでしょうか。

バイキンUFOも壊され
飛ぶこともできないバイキンマン。
地平線の向こうからたった一人でトボトボ歩いて帰ってくるバイキン氏…
そんな姿を想像して心を痛める
善きサマリア人はいないのでしょうか。

「バイキンマンの行動は悪であり
アンパンチを食らうべき理由があるので
バイバイキンされて当然である」

この思い込みから抜けることができない大衆。

これは、危うくないでしょうか。

反戦主義者であるやなせたかし氏が憎む
全体主義につながりはしないか？
また日本は世界大戦への道を歩むのではないか？
世界はスカイネットに支配されて滅亡するのではないか？
ターミネーターは２でやめておけばよかったのではないか？
ジョン・コナー少年の現在の写真なんて
ググらなければよかったのではないか？

さあ。
ここでひとつ、考えてみましょう。

もし、いまの日本にバイキンマンが実在したら、
どうでしょうか？

ドキンちゃん
「おなかすいた～バイキンマン、なにか美味しいもの持ってきて」

バイキンマン
「はい、わかりました（隷従）」

すでにかわいそうですね。

ちなみにドキンちゃんは無職です。
家事もしません。
しかも居候させてもらっているバイキンマンに
その魅力的な女体で恩返しするわけでもない。
それどころか敵であるイケメンの隠し撮り写真を
アクセアで拡大印刷（金かかる）して貼りまくり
バイキンマンが作った道具（金かかる）を使い
かびるんるんを労働させて（金かかる）
イケメンを監視しストーキングするだけの日々。

そしてバイキンマンは
このドぎつい魅力的な女に洗脳され、
命令をこなすだけ。

この状況の最大の問題は、

命令を全うする＝美味しいものを買う
そのお金が１円もないことです。

一文無しの被支配者にできること…

「え？バイキンマンってお金がないの？」
「いろいろロボットも持ってるし、
バイキン城もあるじゃん？」
と思った方、さすがです。

しかしこの問題は
“やなせワールド”の根深い闇に繋がっており
次回また詳しく話しますので
ともかくバイキンマンは
「家はあるが一文無しである状態」とだけ
知っておいてください。

お金がない状態で支配者から
「美味しいものを持ってこい！」と言われれば、
盗むか、恐喝するか、騙すか、
いずれかしかありません。

こんな状態でバイキンマンが逮捕された場合、

もし担当刑事が「かーめーやーまー」が口癖の人だったら
バイキンマンは重罪を課せられるかもですが
もしも某右京さんが「おやおや」とか言いながら首を突っ込んでくれれば
必ずこうなるはずです↓

犯罪教唆：ドキンちゃん
実行犯　：バイキンマン

そして裁判が行われ、
ドキンちゃんが自分の弁護士に
ハイテンションな堺雅人を雇わなければ
まちがいなくバイキンマンは司法取引で執行猶予になり、
ドキンちゃんは豚バコ行きでしょう。

法律知らんけど。

そもそも裁判で有罪にならない限り
罰を下すことは法治国家で許されませんし
個人が罰を下せばそれは私刑(リンチ)という
許されざるべき独断・独裁なのです！！

知らんけど…

というわけで、
いま私が有権者のみなさまに訴えたい
アンパンマンがディスられるべき100の理由
【その1】は

容疑者をリンチしていること。

かわいそうなバイキンマンへ、愛をこめて。