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真ん中で傾いているわたし 〜斜視の始まり

小学校に入学した時、
学校で、クラスの出席番号順に3人ずつ写真を撮りました。
その写真のことを鮮明に覚えています。

3人の真ん中がわたし。
首が異常に右に傾いています。
視線もちょっと斜め左上。

わたしは生まれつき、斜頸(しゃけい)でした。
斜頸とは、何らかの原因で、常に首が傾いていること。
わたしの斜視は、斜頸が関係している可能性が大きいのです。

1年生の時には左右とも1.2だった視力が、
2年、3年と進むうちに、左目だけどんどん悪くなっていきました。
5年生くらいの時には、0.06くらいになっていたと思います。
視力検査で、立つべきところに引かれた白線から、
「見えるようになるところまで前に歩いてきて」と言われるのが、ちょっと辛くて恥ずかしかった。

このあたりの記憶があまりハッキリしないのですが、
4年生くらいの時に、東京の順天堂病院の眼科を受診しています。
その時に、左目の斜視で、左右の目の視力が大きく違うので、
眼鏡をかけて、使っていない左目を使うようにして、様子を見る、
ということになったと思います。

その後、眼鏡を作り、
5年生の時に斜頸の手術を受けました。

そこで首はまっすぐになったのですが、
斜視は治らず。

中学生になると、コンタクトを使うようになります。
すると、見た目は、あまり斜視が出なくなっていました。

(つづく)

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