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「イメージの擦り合わせ」の重要さに気が付いた話

私は別名義でゲームを制作し、販売しています。
noteや配信でよく話しているコンテンツ販売とはその事で、今までは何を作っているのかまでは極力伏せていました。
というのも別名義が特定されてしまうと、売上についての内容等、話しにくい話題が出てきてしまうからです。
ただ、伏せすぎるとXやnoteで話しにくい…という問題点もあったので、もう少し話しやすくする為にもゲームを作っている、という部分は出していく事に決めました。

何故このような話をしたかというと、11月の頭にオンライン頒布イベント(オンラインで行うコミケのようなもの)があり、それに向けて新作を制作し、発売する、という事をやっていました。
その制作過程や、ユーザーからの反応を受けて、気が付いた事が沢山あったのでnoteで記事にしていこう、と考えた訳です。
今回はその中でも、以前から記事でお話ししている制作チームのメンバーであるデザイナーとの事を書いていこうと思います。



今までの制作体制

今までチームメンバーであるデザイナーとは、オンライン上でのみ打ち合わせをしていました。

LINEにて行われていた打ち合わせ(右デザイナー 左私)

チャット上で概要を共有、指示出しを行い、デザイナーが行き詰まっていそうであれば通話でコミュニケーションを交わしながら修正していく…という形で一年ちょっとやってきていました。
しかし、前作の発売後、私はある事に気が付きました。
それは初回の打ち合わせの大切さです。

ここで、うちのチームの制作体制についてお話ししましょう。
ゲームの中身を作っているのは私1人です。
ゲームを制作する時、まずは私が「こういうゲームを作ろう!」と思い立ち、企画書を作ります。
そして、デザイナーや他のクリエイターに話を持ちかけ、制作を手伝ってくれる事になったら指示出しをします。
その中で、デザイナーに作ってもらうのはロゴやパッケージのデザインなので、ゲームの内容にはノータッチです。
つまりデザイナーは、ゲームの内容を知らない状態で、企画書から内容のイメージを汲み取り、ビジュアルを制作しています。

デザイナーが大事にしている事

そんな体制でゲームを制作している私達ですが、最近デザイナーとじっくりゲーム制作について話すようになり、知った事がありました。
それは、彼女がビジュアルを制作する上で一番大事にしているのは「ゲームの中身に合ったビジュアルを作る」という事。
彼女はゲームの内容に合ったビジュアルを作りたい。
でも、ゲームの内容を知っているのは私だけ。
彼女がビジュアルを作っている段階でゲームの内容は出来上がっていないので、実際にプレイして貰って、イメージを共有する事は出来ません。

そうなると、初回の打ち合わせで、完成系のイメージをしっかりと共有する事が大切なのではないか?という考えに行き着きました。
企画書を読むだけではなく、私とのコミュニケーションを通じて、内容のイメージを汲み取って貰う必要があるのではないかと。

チャットや通話ではダメだったのか

そうなると、やっぱりチャットでの打ち合わせはそれに向いていないと考えました。

修正点を伝えるぐらいであればチャットは便利なのですが、相手からのレスポンスを待たなければいけなかったり、円滑なコミュニケーションを取る、という部分はどうしても向いていません。
それなら通話で、とも思いました。
しかし、通話だと相手が見えていない事で生じる問題が結構多いです。
相手が今企画書を見ているのか、それとも参考資料を見ているのか、はたまたイメージをメモに書いているのか…。
相手の事が見えてない以上、話し始めるタイミングを掴むだけでも結構ストレスがあり、上手くコミュニケーションを取る事が難しいです。
そこで、初回のみ対面で打ち合わせがしたい、と私から提案をしました。

対面で話すメリット

勿論その分、時間を合わせて会う時間を作る必要が出てきますが、その手間をかけてでも行う価値があるんじゃないかと、今回新作で実践してみて感じました。チャットと違うなと感じた点は、私の方から「ゲームの内容自体はこういう中身をしてるんだけど、ビジュアル自体は可愛さ3割、おしゃれさ7割ぐらいのイメージで作って欲しいんだよね」と伝えた時に、相槌だったり、こういう感じ?という提案だったり、何かしらのリアクションが返ってくる事。
これはとても大きいです。
チャットで同じような事をしようとすると、私の方が一方的に喋っているような感じになりやすいので、会話が弾みにくい、という問題点がありました。
つまりイメージを擦り合わせるのであれば、テンポ良く、会話を弾ませる必要があるんだと思います。

その場でイメージに合いそうなロゴ選びをしたのですが、チャットでは数日かけて行なっていた部分が数時間で終わりました。
勿論全ての打ち合わせを対面でやった方が良い!とは思っていません、適材適所だと思います。
修正点を伝える時なんかは、1人でじっくりロゴやデザインを見て、冷静に修正点を洗い出し言語化する必要があると私は考えているので、今のところはチャットのが良いと判断しています。

次は12月の半ばに打ち合わせをし、2月の上旬に新作を発表する予定です。
今後も新たな気付きがあれば記事にしようと思います。

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