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鳥が一羽もいなかった荒尾干潟 2024年1月31日写真日記

 野暮用で福岡へ、その後に熊本へ。ラムサール条約湿地に登録されたという荒尾干潟に寄るため、鈍行で南荒尾駅に向かう。無人駅ながら、手入れは良くされている。

 前日の夜から弱い雨が降ったり止んだりしていたが、撮りたいのは鳥なので天気の悪さはさほど問題なし。モヤがかかっていて、逆に良い雰囲気。駅から海岸まで徒歩で10分足らず。誰ともすれ違わない道を歩く。

 熊本県や荒尾市のホームページには、絶滅危惧の種類を含めた鳥がわんさかいると書いてあったが、皆無。人もいない。満潮の前後30分~1時間が狙い目と紹介されていて、着いたときはちょうど満潮時刻だったが、それでも一羽の鳥もいない。鳥は撮れなかったが、色が抜けたモノクロームな冬の海は撮れた。

 アサリのような貝殻で満たされていて、歩くのが気に引けた。地元の人が捨てて行って貝塚っぽくなったのかと思ったが、多分そんなことはない。

 1時間足らずで駅に戻る。遠くの電柱に白黒の小鳥が止まっていて、もしかしたら越冬中のズグロカモメ(頭黒鴎)かと思い、取り敢えず撮っておく。後でPCのモニターで拡大表示してみたら、どうもカササギらしい。

 宇宙船に乗っているロボットのような顔の鈍行車両がやってきたので、そのまま熊本駅へ。

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