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「やった方がいい」ことよりも「やりたいこと」をやろう − 楽しくなければ物事は続けられない。

英語を本格的に学び直し始めてからもうすぐ1年が経つ。

飽きっぽいわたしがここまで続けてこれたのは、単純に英語が好きだから。もうそれしかないと思う。

もし「将来のため」「仕事のため」という理由だったら、ここまで続けることはできなかったと思う。もちろん「英語を使った仕事に就けたらいいな」と思っていたし、実際就けたけれど、もしそうじゃなかったとしてもそれはそれでいいと思っていた。



何かを続ける上で大切なのは、絶対的に「それが好きかどうか」だ。人間は好きじゃないことを続けられないようにつくられている。

だからあなたのその仕事が続かないのも、ランニングが続かないのも、勉強が続かないのも、意志が弱いからでもなんでもなく、すべては結局それが「好きじゃないから」だ。

好きなものは続く、好きじゃないものは続かない。たったそれだけのシンプルなことなのだ。




けれどせっかく好きで始めたのに、続かなくなってしまうことがある。それは、楽しむことを忘れて「やりたい」が「やらなきゃ」に変わってしまうからだ。

「やらなきゃ」に変わった瞬間、人はそれを義務と呼び、義務はなんの喜びも創造性のかけらもないただの作業になってしまう。



わたしもオーストラリアに留学していた頃は、ついつい「もっと英語を勉強しなきゃ」と思いがちだった。

「勉強したい」と思っていた頃は、自分がいいなと思う本を取り寄せて好きな方法で思うままに勉強をしていたのに、「しなきゃ」になった瞬間、「したほうがいいと言われていること」をやろうとしていた。

自分の「したい」気持ちよりも、世間が言う「こうした方がいい」を取り入れようとしてしまうのだ。



そんな「しなきゃ」に気持ちが傾きかけたとき、わたしはすることとしないことを決めた。

経験上、楽しくなければ物事は続かないとわかっていたので、どうしたら自分は英語学習を楽しめるのか、どういう方法だと楽しめないのかを紙に書き出してみた。



〜やること〜

・大大大好きなハリーポッターの英語版を買い、完全に覚えている日本語のストーリーと照らし合わせて単語と言い回しを覚える。


・大好きなSex and the Cityやプラダを着た悪魔を見まくってセリフを覚える。


・書くことが大好きなので、英語の日記をつけて毎日英語を書く。


・気の合う子、好きだなと思う(外国人の)子とだけ遊びに行く。


そうやって、大好きなことだらけで英語学習を固めることにしたら、勉強がもはや勉強ではなくなった。

読みたいから読む、聞きたいから聞く、書きたいから書く、話したいから話す、学びたいから学ぶ、という本来の「好きだからやる」という気持ちを持ち続けることができた。




〜やった方がいいけどやらないこと〜


・英字新聞を読む。(日本の新聞ですら読まないのにそもそも無理!)


・話したくない人とは話さない。(いくらスピーキング、リスニングの勉強になるとはいえ、話していて楽しくない人と一緒にいても、、ねえ、、)


・外国人との交流の機会だとしても、気の乗らない集まりには行かない。



そうやってやりたいことだけをやり、やりたくないことをやらなかった結果、どんどん英語は上達していった。

今でもハリーポッターと好きな映画からしか英語を学んでいないし、それで十分だと思っている。




人間は、好きなことしか続けることができない。

そして、楽しい方法でしか続けることができない。


だからやりたくないことはやめて、やりたいことだけで埋め尽くそう。「やった方がいい」と世間的に言われていることよりも、「自分がやりたい」と思ったことをやろう。

それが結果的に、自分の得たいものを得る一番の近道だし、好きなものを好きなままで続けるためのたった一つの方法なのだから。

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