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さ  サンタクロースなんていなかった

「サンタクロースは本当にいるよ!」

「そんなのいないよ、親たちがいるふりをしているだけだよ!」

小学校時代、

クリスマスの時期になると決まって「いる派」「いない派」に別れて論争がクラスの中に巻き起こったものだ。

時には信じている子がしまいに泣き出す始末。

あなたはいる派、いない派どちらだったろうか・・・?


クリスマスになるといつも思い出すのは、小学一年生のクリスマス。

僕もやりましたよ、

枕元に靴下置いて、

欲しいものを手紙に書いて・・・(*^_^*)

さあ、いよいよクリスマスイブ、明日の朝は何が届くかな?

確か、「ゲームウォッチが欲しい。」とか書いた気がする。


母に寝かしつけられながら、

まあ決まって母の方が先に寝入っていたけど、

期待に胸を膨らませて眠りについた、幼き僕でありました。


翌日・・・

ガサゴソガサゴソ。

枕元で物音がして、目が覚めて「あ!」と思ったけど寝たふり。

そして焦るように部屋をでて階段を下りる足音。

足音でもう、母だってバレバレ。

まあ、世のサンタクロースシステムについてはうすうす感づいていたけど、

そんな母を微笑ましく思いながらダッシュで布団から飛び出て

枕元の靴下へ!


すると

「ん?!なんだか丸い・・・。」

「ハハ、まるいおもちゃってあったっけ!?」

若干の不安を感じながら靴下をひっくり返すと、

コロリとでたのは


みかん p(@@;)! ガーン!


そんなはずはない!っ・・・と枕元を見渡したらありました、おおきな袋が! 

袋を開けたら中から新しい「サッカーボール」が出てきて

ホッ(T_T)っとしたんだけど、

みかんが転がり墜ちたときのショック

が1年生の僕には大きくて、

うれしいようなさみしいような複雑な気持ちで、

軽い疲れを覚えながら、

「サンタが来た〜!」

と両親のいるリビングに駆けつけたのでありました。


以来、僕は・・・学校では「いない派」

しかし信じてるふりしてもらうものもらうリアリスト

な少年時代を過ごしたのでありました。

でも高学年になったころには、

親のプレゼントの事前調査のなさにしびれを切らして、

直談判して買ってもらっていたな〜(^^;)









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