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【読書感想文】 ココ・シャネルの言葉

29年の人生のなかで初めて「運命」というものを強く感じました。

2021年1月10日
何気なく通りかかったブックオフに立ち寄り、何気なくこの本を手に取りました。夢をかなえるゾウというお気に入りの小説にココ・シャネルの偉業や名言が書かれており少し興味があったからです。

この本はココ・シャネルが残した名言を「美」「恋愛」「ファッション」「仕事」「人生」の5つのチャプターに分け山口路子さんの解説が添えらている本で右ページに名言左ページに解説といった構成となっていてとても読みやすくあっという間に読み切ってしまった。

なんと共感できる言葉が多いことか。

「香水は貴女がキスして欲しいところにつけなさい」

「醜さは許せるけど、だらしなさは絶対に許せない」

「欠点は魅力の一つになるのに、みんな隠すことばかり考える。欠点を上手く使いこなせばいい。これさえ上手くゆけば、なんだって可能になる。」

「男を獲物として見る女が多いのは驚かされる。私は男を罠にかけるようなことはしない」

「「経済力がないから離婚できない」と、くよくよする暇とエネルギーがあるなら、それを使ってさっさと人生を変えなさい。」

「私は人を判断するのに、お金の使い方で見分けることにしている。」

「そう、私はいつも、とても傲慢だった。卑下したり、自分の考えを押し曲げたり、命令に従ったりするのは大嫌いだった。傲慢さは私の性格の鍵であり、成功の鍵でもある。」

「どんなにつまらない本でも必ず何か言いたいことがあり、何かしらの真実がある。」

「私は確かな”嫌悪の精神”を持っている」

私が強い共感を抱いた言葉を抜粋しました。特にセンセーショナルで心を突き動かされた言葉を太字にしました。
私はいろんなことにイラッとしてしまい、嫌悪感を抱いてしまう自分のことが嫌いでした。でもココ・シャネルは嫌悪の精神で当時の前時代的な女性のあり方を激変させたのです。この彼女の生き様に私は強い憧憬の念を抱かざるを得ませんでした。今まで嫌っていた湧き上がる嫌悪の感情を肯定してくれたかのようでした。

本を読み進めていき、最後の略年表に行き着いたときにあることに気づき声が出るほど驚きました。

1971年1月10日、ホテルリッツにて息を引き取る。享年87歳

ちょうど50年前の今日に亡くなっていたのです。

これは何かの運命だ。私はシャネルの生まれ変わりなのか?と思いながらパソコンを立ち上げ再生途中になってた曲が

と出来すぎた運命に思わず笑ってしまい、鉄は熱いうちに打てとばかりにnoteに殴り書きしました。

とにかくこの本は日本の全女性に読んでほしい1冊だし、私にとってのバイブルとなる本となりました。運命って全然他人事だと思ってたんですがこんなに感情が揺さぶられるものなんですね・・。

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