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vs アルビレックス新潟 (その男たち、凶暴につき)

「PKを外すことができるのはPKを蹴る勇気を持った者だけだ」

先週の名古屋グランパスVSアルビレックス新潟 in 国立競技場
の試合でキャスパー・ユンカーがPKストップされたことにより
この一文が頭の片隅から蘇ってきた。

確かに甘かった。コース・ボールスピード共に甘い。
たられば の話ではあるが、
もし相手GKが逆に飛んでいたらどうだろうか。

キャスパー・ユンカーの放った甘いボールも
キーパーをあざ笑うかのようにネットへ吸い込まれていくだろう。

時の運要素が強いPK(※個人的にはそう思う)
はサッカーの面白さであり、残酷さを秘めていると思う。

個人的に印象に残っているのは、
2018年ロシアW杯 
日本VSコロンビアで香川真司が決めたPKである。

今までと違った歩幅を変える蹴り方をして、名手オスピナのタイミングを外した。
そしてコースはど真ん中。
残り足に当たり弾かれても、おかしくはなかった。

それもまた時の運。






さて、前置きはこの辺にして
新潟戦のゴールについて語っていきたいと思う。

始まりは内田と藤井のパス交換で相手のスペースを探っていた。

右サイドをドリブル大好き藤井君が持ち上がる。
タッチライン際に立った野上にパス。

それに呼応したように稲垣が追い越し、敵陣地深くでボールをキープ。
キープしたあとに、一連の流れから上がってきていた藤井にパス。

藤井は受ける前に中にポジショニングしていた和泉を見逃さなかった。
受けてコントロールしたあとに、ボールを和泉へ。


受ける前にルックアップして、視野を確保&相手選手の位置を把握。
ワンタッチ・ツータッチは細かく、スリータッチ目に大きく蹴りだす。

まるで足に吸い付いているかのようなドリブル。

稲垣についていったDFが慌てても戻るも、
味方のDFと被ってしまい置き去りに。

中の状況を、ルックアップで把握しパス。

恐らく狙いはユンカーだったかもしれないが、
大外からDFの背後に顔をだした森下が詰めてゴール。

多くの選手が連動して奪った得点。

後ろからボールを追い越して受けて、
新潟DFをずらしてスキマをついて中へ折り返す。

全てがハマった瞬間であったのではないだろうか。

その後の試合運びも今のグランパスらしく、
カウンター・ファストブレイクでゴールへせまる。

ますます今の名古屋グランパスを好きになった


試合が終わってみれば、
支配率33%での勝利。支配率=勝敗 には直結しないとは
まさにこのことではないだろうか。

さらにパス本数も新潟の半分以下の275本。(新潟:725本)

お互い中2日でタフなゲームであったが、
とても見応えがあったゲームだったように思う。

唯一の懸念点は、
◆和泉の怪我(試合後は自分で歩いていた)
◆前田のコンディション(まだ20%程度では?)
◆中島、次節以降の森島のフィット
といったところに思う。


次節は鹿島アントラーズ。

このまま連勝で、首位に君臨したいところ。







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