見出し画像

ぼくなりのアートの楽しみ方

はじめまして、Cです。
音楽を作っていく人です。

バックボーンから書くのは親切ではないのかもしれませんが、自分で読み返すときに思い出せるように、順を追って書こうと思います。

僕は音楽を作る上で漠然とアート思考で音楽を作りたいと思っていましたが
実際アートってなんぞやってことはまだまだ分かってなくて
「そこには表現したい物があってあらゆる音に意味がある音楽」
なんて理屈っぽいものしか思いつかない僕ですが
そんな僕がアートに対する理解が少し深まった気がするのでここに書き置きますね。


僕は特に美術館に行ったこともなくて、ゴッホやモネなど有名な作品も写真でしか知りませんし、そういった作品はなぜ評価されているのか、どこが見どころなのか、有識者の解説や考察を読めば絵は写真でも良いかと思ってたりしました。
結局は絵を見て綺麗だ〜と視覚的に楽しむことよりも
作者の当時の心境やメッセージ、新しい技法や表現などこの絵の評価されている事の情報の方がメインだと思っていたからです。

でもネットや本で見る写真の作品よりも、本物を目の前にしたとき
たとえ写真と本物の違いが分からなくても、本物を目の前にしたときの
僕自身が違いました、作品に向ける注目度が違います。
見るように展示されているからでしょうか?写真だと存在感が減るからでしょうか?どっちにしろ本物を前にした時の僕はそれに興味が湧くし作品から何かを感じ取ろうとアンテナを張ります。

しかし解説や考察、答え合わせはその場にありませんし
「この空の青色が爽やかでいて深く重たい色をしていて綺麗だ」
なんて感想は僕からは出てきません、色は色だしビビッドか淡いかぐらいしかわかりません。
興味は湧いても楽しい気持ちになれない。

アート楽しむ才能がないよ
なんて言われれば仕方ないですが
絵画に詳しくもなければ、色を見て綺麗だと思える感性も不安な自分にとってアートってやっぱり遠いものだったのですが、最近になって
「アート作品見るのちょっと楽しいかも」と思えることがありました

それは昨日、銀座でアート作品の展示を3つほど回りました。
ガラスを使った物体的な作品や、絵画、写真
数種類のアート作品を見て回りました、三つとも無料でしたし、どれも展示がやってるからと興味本位で見に行っただけで、アーティストの名前も経歴も前情報なしの純粋に作品だけを見た日でした。

前情報なし無名のアーティストの場合
有名作品にはある考察や解説、答え合わせはありません
僕は自分で考察することが無名アートの楽しみ方だろうと思い、ひとつひとつ作品をじっくり見て、タイトルや作品から目一杯情報を得ようと思いながら観賞していました。
しかしどれだけ自分の中でこれはこういう意味でこうなのかな?
などと考察しても答えはなく、メッセージのようなものを感じても
「だから何?」というような気持ちになってしまう
なら見たそのまんまを綺麗と感じられたら、と思って見るも
キラキラ光っていれば綺麗だと感じるけど、それは何も理解してないことと同じだなと思ってしまいます。

そしてどう楽しむか悩んで難しくアートを見回っていて
「もういいや」となった僕は単純に「ぱっと見てどれが一番好きかなぁ」と直感で決め始めていました。
「意味とかわからないけどこれが一番好き」
「合ってるかわからないけど、愛を表してる感じがしてとても美しい」
とか自分が好きだと感じられるものを探し始めたときに僕はやっとワクワクしていました。

「僕ってこう言うのが好きなんだなぁ」
自分の好きなものが少し分かって楽しかった

これがアートに興味を持ち始めたばかりのぼくなりの楽しみ方でした。


もし読んでくれている方のアートの楽しみ方があれば知りたいです。




あしたのC





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?